2009年12月14日

田舎では医者は選べない、一番不便なのが病気になったとき

田舎では医者は選べない、一番不便なのが病気になったとき


病院に行って疲れた。前もそうだったが病院はいるだけで疲れる。車椅子を押したりするのも疲れる。帯状疱疹で三カ所で医者に診てもらった。でも実際診てもらったのは原町の皮膚科だけだった。ここもここでは治療できないということで市立病院の麻酔科に行けと言われて今日行った。すでにウィルスに犯された傷は黒くなり細菌は死んでいる。でも痛みがあるからその痛みをとるために麻酔科で診てもらうことにした。神経ブロックという傷そのものに注射して痛みをとるのは入院しないとできないという。この病気は入院した方が治療がしやすかった。緊急の措置も大事だからである。それも麻酔科のあるところが良かったのである。鹿島区にはそうした大きな病院がないから不便なのである。
三カ所でみてもらったけど一カ所はいつも研修生でありまともにみていない、研修生自体、専門の皮膚科でみてもらった方がいいですよと言っているのだから当然である。今回はむずかしい病気ではないからすぐに傷をみて病名がわかった。それで応急措置ができた。これは研修生でも誰でもわかりできるものである。でも近くの・・・・医院はこれはわからないから皮膚科でみてもらいというのは疑問だった。なぜならこの病気はわかりやすい病気であり専門外でもない、その科で治療している人もいる。だからなぜそこで病名を言い応急措置してくれなかったのか不明である。これは医者の常識として知っておくべきものだからである。専門とは関係ないもののように思える。この結果は医者に行くのが二三日遅れたからである。そして近くに皮膚科がないので週二回ほどくる研修生にみてもらうほかなかった。

田舎は医者に関しては相当不便である。また田舎でも5万の都市に住むものと一万とかの町に住むものと山村の村に住むものとではまた不便の度合いが違っている。医者は通わねばならないのでかなりの手間である。いづれにしろこのように最初からいい医者を田舎では選ぶこともできない、医者そのものがいないのである。麻酔科は原町区で二つしかないからもちろん選ぶこともできない、ここも今日みてもらったがやはり研修生が来ていたのか?でも薬について良く説明していたから一番良かったように思える。副作用について良く説明していた。普通薬の副作用について詳しく説明する医者はまれである。ただ薬をたくさんよこして副作用の説明はしない、そしてわかったことは医者はそれぞれみな診断を違っている。これまでの薬は良くきかいない、この薬が一番きくんですよと言われた。その説明をきいてそうなのかもしれないと思った。
こんなに薬の説明をした人がいない、薬飲んで食欲なくなったんですよというとそのことも説明した。高齢だから薬の量を減らして飲ませますから言われて一種類の薬をもらった。眠くなるとか副作用のことも説明してくれた。こういう医者はやはり一番いい医者だったのかな?薬の知識については医者もまちまちでありわからない医者もかなりいるから薬の副作用などをインタ-ネットで調べている人がかなりある。

いづれにしろ医者がどういう医者なのかみるのもむずかしいし医者と応対するのもやっかいである。まず質問されることが嫌がったりこうじゃないですかなどと患者が言うとお前みたいな素人に言われることがないとあるものは怒り嫌がられるだろう。質問しただけで怒られて手術すらしないと言われたことを前に書いた。手術の失敗を責任をとられることを極端に恐れていたのだ。だから私たちは責任をとりません、とりませんということの契約をさせられたと同じだった。
そして老人は甘くみられる、年ですよということで直りませんとかなる。それも90以上になるといたしかたないとなる、そして病気は薬で治らない、薬をなるべく使わないようにして直せともある。今は薬を余りにも多く多用しすぎるからである。ともかく医者に関しては田舎は不便である。
名医など探すようべくもないしそもそも専門の医者にかかること自体容易でない、ただ医者にも力量の相違がある、でもいい医者がまれだとすると田舎では医者の力量は都会よりかなり劣っていることはまちがいない、都会なら切磋琢磨があるが田舎ではない、田舎では互いに才能でも競い合うとか切磋琢磨する場に欠けているから若い医者は都会にいることを望む。

結局「遠くの名医より近くの藪」とか言われようにどんな医者でも近くの医者の方が役に立つ、そして医者は命にかかわるから大事なのである。応急措置をとらないと致命傷になる場合もある。帯状疱疹は一週間以内に治療しないと薬も一週間以内でないときかなくなるなるものがある。いろいろ医者では苦労した。近くで不親切な医者がいても他でみてもらえばいいとかもならない、ここでは二軒しかない、つまり医者がいないよりいいとかなる。それだけ医者は必要だから医者とは仲良くしておけとなるがこれもむずかしい。いづれにしろ医者の不満も田舎では言えないのである。あいつは医者に文句を言う生意気なやつだとか目をつけられたりしたら医者にもかかれないようになる。それだけ医者に関しては田舎は不利なのだ。

注意-自分は車をもっていない