無人駅でまだ案内があった
(人が少ないと人間的になる逆説)
ここがわかりにくい
こんな電車が走るのか・
スーパーヒタチが走るのか
昨日はばあちゃんが障害者用のトイレの前に立っていた
でもドアが開かない、そこは手で押しても開かない
手をかざすと開く
これも意外とわかりにくい、普通は押すからである
その隣に普通の人が使うトイレがある
そこの女性用のトイレは小さいのである
この障害者用のトイレは中が広々としている
それは車椅子でもはいれるからである
でも車椅子で入っている人も見たことがないのである
これも考えてみると矛盾である
普通の人のトイレをもっと良くしているべきだともなる
ただ車椅子利用のためにそうなった
そこを毎日掃除しているのがあさがおという障害者の人たちなのである
こうしたちょっとしたことでもはじめての人はわからないのである
その人は何かを探していた、駅の前うろうろしていた、それで聞いてみた
そしたらまずタクシーに乗りたいが乗る方法がわからなかった
普通はスマホを見て呼ぶ、その人はスマホをもっていなかった
それでタクシーの番号を教えた
それが駅を出た前にありわかりにくかったのである
それは前から知っていた、それをタクシー会社に言って中に案内を羽ってけといったがしていない
その人はどこに行くのかと聞いたら「香の蔵」でお土産を買いたいと言ってタクシーを呼んだのである、そこまでは結構遠いのである
前にもお土産を欲しいという人がいた
駅ではどうしてもお土産が欲しくなる買いたい場所なのである
でも原町には多少お土産を売っているが駅では売っていない、そもそも無人駅だからである、駅前にはお菓子屋があるが店はない
その人は食堂のことも聞いた
それですぐ前の鈴木食堂があると案内した、そういうこともはじめての人はわからないのである
ただ今はスマホを見ている、それも無人駅だったら当然そうなる
今日は日曜日で高校生の見守りがいない、昼間はいない
その人たちはそんな案内をしない、ただ高校生の見守りとして仕事を限定しているのである
でもこの前盲人の音楽家が来たときは荷物などをもって送った
だから今は駅の案内も多少はしている
お土産だったらまず常磐高速のサービスエリアまで行くのが一番いい
そこには何でもある、相馬地域のお土産もあるし食堂もあるし休む場所もある
その相違が大きいのである
もし駅でも客が高速のように来れば必ず店でもなんでもできる
でも無人駅なのだから何もできない
ただ奇妙なのはそうして人が少ないこということはかえって人間的になる
そもそもサービスエリアでは話することがほとんどない
ただ人が流れてゆくだけだからである
ちょっとしたことでも話すことはできないからである
だから時々無人駅でどんな人が来るのかちょっと立ち寄っている
でも最近は高校生の見守り役がいるから買い物帰りちょっとよるだけである
駅前には冬薔薇が咲いている、そこに虫一匹が飛んでいた
なにかのどかなだなとなる、でもこれでは商売にはならないのである
無人駅虫一匹飛び冬薔薇