川の土手の下の通りに咲いていた
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空家の庭

晩菊や色様々に街の中
晩菊や今日も通りぬ墓の前
秋日さし石のテーブル空家かな
秋の蝶舞いて去りにき石の庭
家一軒次世代に残す石と柿
残されし石の淋しも隣なる空家の庭や秋の暮れかな
庭の石残れるそばにつわぶきの花の咲きをり我が見て帰る
一輪の秋の薔薇咲く我が庭や静かに時の過ぎゆくべしかな
そこは不思議だった、人が住んでいるかどうかわからなかった、いつも通る道でもそこに何軒か空家になっていた、その一軒へ入ってみた、そこは空家だと見えなかった
どうも空家だと思って今日は入ってみた、やはり空家だった
家の障子とか破けていて荒れていた、でもその庭が立派だったのである
本当に写真のように良く作られた庭である、その石が見事なのである
この庭はかなり金をかけた庭である、第一これだけの石を組み上げるのは金がかかる
だからこんな庭が隠されてあったことに驚いた
その前に立派な大きな石のテーブルがあった、ここに座ったりしていたのかと自分も座った、ただ家は荒れていたから家自体には価値がない、庭に相当に価値あると思った
知っている人の庭も20代で大きな石を組み作り上げた、500万円とかかかったとか言っていた、それはトラック運転して若い時人の二倍働いて作ったのである
その庭も立派なのである
私は石に興味があるから石をしみじみと見るのである
ともかく空家が本当に多い、それが今の日本を象徴しているのだ
空家や800万軒になるというときそれも空恐ろしいとまでなる
空家というとき原発避難区域になった所は空家だらけでありゴーストタウンに今もなっている
それは特殊だとしてと空家がどこでも多いしそれは全国的でありそれは大都会でも東京でもそうなのである、少子高齢化で空家化してくる時代である
その空家は誰も住まず放置されている、ただ空家でも時々で庭の手入れとかしたりする家もある、だから全部が全く放置されとはならない
それにしても空家の時代である、それで日本が経済でも空洞化して貧乏化する象徴ともなる
知っている人の家もいづれは病気なので死ぬと空家化すると思ったがすでに甥子にゆずるとしているから空家にはならない、こうして家が受け継がれのは少ないだろう
放置されて受け継がない空家が多いとみる
古い家は価値ないとなるからだ、でも家は庭がありそれが価値あるともみる
石の値段は高いとみるからだ
ともかくその空家は近くにあり不思議だった、近くでもわからないことがある
別にそこに入ってもとがめる人はいない、空家の問題はそうして勝手に入って寝泊まりした人もいたことである
それにしてもこれだけ空家が多いと街とかが空洞化してゆくことを感じる
原発避難区域では突然空家だらけになり空洞化したから驚いたのである
晩菊となると今頃の季節だろう、今日はあたたかい日だった
様々な色に咲くというときそれぞれの人生を送った老人にふさわしいとなる
庭の薔薇は不思議である、秋でも一輪咲いていた
今は秋薔薇の季節でもある