2014年11月19日

野馬追いの旗とシエナのコントラーダ(騎士祭り)の共通性 (ヨーロッパの中世と日本は城が多いことでにている)


野馬追いの旗とシエナのコントラーダ(騎士祭り)の共通性


(ヨーロッパの中世と日本は城が多いことでにている)

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この山は苗字をとったものである

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こういう波頭の旗印も野馬追いにあった

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これは明らかに水運か海運と関係していた
船としては小さい


Aquila ワシ
Bruco 毛虫(カイコ)
Chiocciola かたつむり
Civetta ふくろう
Drago 竜
Graffa キリン
Istrice はりねずみ
Leocorno ユニコーン
Lupa オオカミ
Montone ひつじ
Nicchio 貝
Oca がちょう
Onda 波(マスコットはイルカ)
Pantera 豹
Selva 森(マスコットはサイ)
Tartuca 亀
Torre 塔(マスコットはゾウ)

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自作の海の紋章


たとえば、「カイコ」さんチームは、昔、絹の生産者の集まりだったとか、

13世紀ごろ、シエナの勢力範囲は、海側のグロッセートから、
山側のアレッツオまでと、トスカーナの広域にわたっており、
中世自由都市として繁栄し、コントラーダも42あったそうです。
それが、14世紀のペストの流行で人口が大幅に減少し、
シエナの勢力も領地も縮小し、コントラーダも23になってしまいました。
そして、16世紀中ごろには、自由都市の終焉を向かえ、
フィレンツェの支配下に入ります。
時代の流れとともに、しだいに有力なコントラーダが、弱いコントラーダを
吸収合併して、18世紀に、現在の17コントラーダになったそうです。
「波」のコントラーダは昔、海に面した領地のなごりだそう。

コントラーダは「家」に所属するのではなく、「どこで生まれたか」に
よって決まるそうです。
http://gogosiena.exblog.jp/11524726/


封建制があったのはヨーロッパと日本だけである。他にはないから歴史的に共通している小さな城がヨーロッパには多い。それが日本とにている。騎士がいて武士がいるのもにている。だからヨーロッパの歴史は日本の歴史と共通性がありその比較研究がしやすいのである。ただヨーロッパは中世でも大陸だし交通が地中海などでも盛んだから外国の文化が入りやすくそれがヨーロッパを作り出した要因である。
ルネサンスはそうしたイスラムとかでも外国の文化を取り入れることによって成し遂げられた。
ギリシャから発展してイスラム文化も融合していたのである。イスラムとは争っていても文化も入ってきたのである。例えば数学でもアラビアから代数を取り入れたとかいろいろな学問も入ってきた。ギリシャの文献がイスラムで翻訳されたのとしてまずヨーロッパに入ってきたのである。

ヨーロッパを形成したのはローマ帝国でありキリスト教である。ローマ教会がヨーロッパを支配することにもなった。教会はカトリックによって政治化しているから支配地域が教区に無数に別れた。コントラードの起源もそうした教区と関係もしている。
ただ自由都市というときそれが一つの独立した都市国家なのだから城壁で囲み都市として防備されていた。
絶えず他から攻められることを恐れているから城壁をめぐらして小高い丘に城を作り城下町を形成した。その路地も細く攻めにくいのは日本の升形とか細い路地で見通しを悪くしたのとかにている。
橋にしてもそうである。橋をかけるとそこから敵が入りやすくなるから日本でも橋は作らず江戸時代でも川を人を担いでわたっていた。大きな橋を造れないこともあったが防衛のためにも橋を造らないこともあった。
ヨーロッパの橋は石であり頑丈であり橋を渡ると門があり市内に入る。
橋は市の一つのシンポルとなる。また川はヨーロッパでも中国でも運河のうよになっていた船での交通が盛んであった。川が交通路となり商業が盛んになったのがヨーロッパの都市でありその川の故にヨーロッパが栄えたということもある。
ライン川にして川で結ばれた都市があった。都市は川の近くに教会があり市場があり川と直結していたのである。


ヨーロッパの中世に親近感を覚えるのは日本の歴史とにているからである。一見かなり違ったように見えてもいたるところに小さな城があることがにている。そして相馬野馬追いと共通していることが興味深いのだ。ヨーロッパの中世は様々な紋章が発達したし騎士の時代でもあった。それは侍の時代があった日本とにているのである。ヨーロッパにも旗祭りがあり野馬追いも旗祭りとあるように3000もの旗の種類があることには驚く。
なぜこれほどの旗の種類があるのか謎になっている。
野馬追いの旗印は村々の旗ではない、地域の旗ではない、家系で伝えられた旗であり相馬氏一族関係の旗だともなるがそれが千葉氏とも関係していたりその由来は関西までたどることになるから複雑であり由来が解明できないのだ。
地域で同系統の旗が生まれたときはそれは親戚関係などで同系統の旗が生まれた。
だから野馬追いの旗は村々の地区の旗ではないことがこのシエナのコントラーダの紋章や旗とは違っている。


名誉の鉾先、雄々しき系図
勇気に魅せられた獅子の心
騎士の華、フランスの栄光
勝者にして果敢なる戦士
心賢く事にあたって、あやまたず

ではなぜこんなに多様な紋章が生まれているのか?それはそもそもヨーロッパの歴史はイタリアならろローマからはじまっている。するとローマはアフリカまで支配していてそこには象がいて象をコロッセウムで戦わせたりした。ライオンでも豹でも戦わせていた。
アソリカとローマ時代から関係していたからそうした動物もなじみだったるきである。
現実にカルタゴのハンニバルは象の軍団を率いてアルプスを越えてきて恐れさせたことでもわかる。
このコントラーダの紋様はそうしたヨーロッパのイタリアの長い歴史から生まれているのだ。野馬追いも戦国時代から生まれているから長い歴史があるからその由来が不明になっているのである。
ただ根本的な相違はコントラーダ(地区)の旗印だったことである。都市を守るための一つの軍事的役割もあったのかもしれない、馬を飼うことも重要視されていたことでもわかる騎士と馬も一体であるのは野馬追いでも同じだからである。

日本とヨーロッパの封建制でわかりにくいのはヨーロッパが自由独立都市国家があったことである。日本にはそれがなかったから理解しにくいのである。
自由都市国家があってヨーロッパの文明がありえたのである。

civilizationとは

文明とは civilization の語源 civitas (都市、国家、都市国家)に由来し、同系統の言葉として city (都市)やcitizen (市民) civil (市民の、公民の)があります


このことであるから日本にはその都市がなかったのだから自治都市の歴史がないからそこにヨーロッパ文明を取り入れてもその基本になるものがないから文明化しえたないものとなる。それは中国でもそうであり都市国家から由来して作られたものがないからヨーロッパ文明全体を理解しにくいし取り入れても実際はその本質的なものは取り入れられなかったのである。

コントラーダの紋章をみると野馬追いの旗と共通したものがある。波模様の旗があり
森の紋章があるがこれも木の旗印がある。勇ましい動物の旗印はヨーロッパの特徴である野馬追いでもイノシシとかが良く旗印にあるから共通している。また鹿の角を模した兜もあり共通している。ユニコーンなどはギリシャ神話から入ってきている。
中世の森には狼もいたし日本でもいた。飯館村の佐須村の山津見神社は狼を祭っているのである。
中世では森は食料を得る場所でありそれは狩猟時代や採集時代の継続があった。
そこには狼もいた。毛虫はカイコで絹織物の生産を象徴していたとなるとこれも日本でもそうだったからわかりやすい。羊もわかりやすい。その他の動物はアフリカ由来だけどこれもローマ時代からなじみの動物だったのである。
貝は海側と関係していたというがイタリアは海に囲まれているから珍しくない。

相馬でも海と関係していたがもともと相馬氏は海とはか関係していない出自であるが
意外と中世は海運が盛んであったこともある。相馬氏には海運に従事していた人たちもいた。だから小高には港があり船が相当に出入りしていたのである。
コントラーダにも歴史がありペストの猛威で半分に消滅したとかこれは津浪でこの辺の村がいくつも村ごと消滅したことともにている。一つの街の歴史はそうした重層的になっていてこれを理解するのは容易ではない、ヨーロッパはローマ時代からの歴史があるから軽く2000年前にさかのぼるからちょっと一回行ったくらいでは理解しにくいのである。
ただ理解するとしたら日本との比較で理解するという方法が親しみやすいとなる。

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川で洗濯して橋の門から市街へ入る


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タグ:野馬追い
posted by 天華 at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 野馬追い関係
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