怨念の継続が歴史
(明治維新での幕臣の怨念ー心に青雲の著者の怨念
ーイスラム国の怨念も同じ)
●明治維新以来長州系の政治家支配の怨念
汚職の大元締めみたいな書き方をされていた田沼意次の再評価は大石の考察による。私の母方の先祖は田沼意次の家来だった関係であったから、田沼が実は清廉であって、彼の経済施策が評価され、むしろ松平定信の改革が失敗だったとされ、ささやかながら嬉しかった。実に意次の墓には、明治になって金網がかけられ、死後も犯罪者扱いされていたようだが、つまりは明治政府の元下級武士どもはそこまで性悪だったのである。
http://kokoroniseiun.seesaa.net/8 (心に青雲)
心に青雲ではなぜあれほどユダヤとかキリスト教に怨念すら持っているのか不思議だったそれが今日のプログでわかった。そして天皇も批判しているのかわかった。
つまり著者の先祖が幕臣だったということである。明治維新に勝利した薩摩長州に恨みを抱いていた。
それで天皇を祭り上げて権力をとった薩長を激しく批判するようになった。
明治維新でもそこには権力争いがあり負けた方には犠牲が出たから怨念を持つようなりその怨念が消えないのである。会津は有名であり怨念を売りにしているとういこともある。それだけの恨みをもつのも当然だとなる。
それで未だに長州に対して山口県と仲が悪いとなり実際につきあわないとかなっている。
人間は何であれ怨念は簡単に消えない、百年過ぎても消えない、怨念はその子孫にも継続されているのだ。
自分の家などはそうした家柄でもないから祖父母のことは明確にわからないからそうした怨念はない、むしろ母方の系統は祖父が事業に失敗したことで良く見ていない
するとなんか墓参りでもあまり誠意をもってしないということにもなる。
父方の墓とは全然違うものとなっている。母自体も父親を良く思っていなかったのである父親の失敗で散々な苦労を強いられたからである。
明治時代ならまだ祖父母を知っているということもまだある。
でも田沼意次となるとそこまでたどれるのかとなる。
もちろん京都辺りだと江戸時代前から先祖をたどれる家柄もあるから違っている
自分の家などはそうした家柄でもないから祖父母のことは明確にわからないからそうした怨念はない、むしろ母方の系統は祖父が事業に失敗したことで良く見ていない
するとなんか墓参りでもあまり誠意をもってしないということにもなる。
父方の墓とは全然違うものとなっている。母自体も父親を良く思っていなかったのである父親の失敗で散々な苦労を強いられたからである。
明治時代ならまだ祖父母を知っているということもまだある。
でも田沼意次となるとそこまでたどれるのかとなる。
もちろん京都辺りだと江戸時代前から先祖をたどれる家柄もあるから違っている
では「心の青雲」の著者が明治維新で権力を手にした特に長州を批判しているかとなると長州が天皇を祭りあげて江戸幕府を倒したという怨念をもっているからである。
天皇と長州は一体でありそれらが権力をとったことでその後の日本はゆがめられたという怨念があったのだ。
幕臣だった人には明治政府に怨念をもっていた武士は相当いた。西郷隆盛が官軍だったのに武士の身分制を廃止するのに反対して天皇にも逆らうことになったことでもわかる。
実際に長州の系統が今日まで政権をとってきたのである。
歴代の首相をみれば長州系が政治を牛耳ることが明治維新以来つづいてきたのである。
明治以来まで権力の継続があった。今の安倍首相も長州系である。
そして長州系の支配者は何らかの縁戚関係にあることも明らかなのである。
●イスラムのテロも怨念
そしてなぜあれほどキリスト教とユダヤ教を批判しているのか?
それは欧米がキリスト教でありユダヤ教だからである。
太平洋戦争は欧米の植民地化するものの戦いであるとしているからである。
ただ明治維新の起こったのは上海で高杉晋作がアヘン戦争を経験していて植民地化されるとして明治維新を推進したのだから長州でも最初は攘夷であった。
明治維新は紆余曲折していたからわかりにくい、ただ歴史を怨念としてみるとき個々人でもその犯罪の動機がわかりやすい、まず動機がある人はどうししても最初に疑われるのである。殺人までになると相当な恨みとか動機があるとされるからである。
私憤か公憤ともなりやすいのが人間である。
イスラムのテロでもそれは宗教的な理由だけではない、単純にみれば怨念なのである。
イスラムでは欧米に植民化されたのだから当然恨みをもっている。
また今も貧乏だしそれも欧米に対しての恨みとなる。
それは日本国内であれ格差社会になれば必ずそうした不満が怨念にもなる。
イスラムではアメリカ軍に欧米軍に殺されているのだから当然だとなる。
家族が仲間が爆撃で殺されたら恨みをもち復讐したいとなるのが当然である。
だからフランスのテロでもテロの犯人が仲間とか師が殺されたから復讐だと言っている。宗教の対立というよりそこで現実に殺し合いが行われることで怨念をもつのである。
動機はもともとそうした怨念なのだけと神をもちだして正当化しているのが真実である。創価なども様々なことで怨念をもつものが集まり信仰もその怨念の宗教となる。
神様、仏様怨念をはらしてくれと祈っているのだ。
それは個々人でもそういうことがあるし集団でもそういことがある。
人間は何らか必ず怨念をもつものであるからそうなっている。
欧米がキリスト教とかユダヤ教とかでありそうなるとその宗教まで怨念の対象になる。
それはイスラム教が悪いと欧米でテロで殺されるとなるのと同じなのである。
一見宗教の対立のように見えるけど双方にすでに殺されたということから深刻な怨念をもつようになっていて宗教対立になる。もし殺し合いをしなければそんな深刻なものにはならないのである。偶像崇拝は別にユダヤ教でもキリスト教でも固く禁止している。
そもそもイスラム教はユダヤ教からアブラハムの教えに基づいているのである。
だから似た者同士なのである。
その根底にあるのは宗教というより植民地化されて搾取されたとか差別されたとかそうした怨念があり宗教対立になっている。
宗教にこだわるとここに死にそうな人がいたとしてもお前は宗教が違うから助けないとなる。だからフランス革命自体が宗教から分離した政教分離を目指して人権主義(ヒューマニズム)になったのである。それは宗教と関係なく人権があるとなるからみんな平等となるということである。これも問題があるにしろそれも宗教があまりにも政治まで支配したから起きてきたヨーロッパの歴史から必然的に生まれたのである。
●蝦夷の怨念、幕臣の怨念、中国韓国の怨念
ともかく明治維新で幕臣だった武士は北海道に開拓に入ったとか辛酸をなめた。会津は特にひどかった。だからその怨念は継続されている
また古くは蝦夷があり蝦夷も滅ぼされた、その怨念も東北の地で継続されている。
蝦夷の歴史が消されたのは大和王権によって消されたのである。
だから東北には蝦夷の怨念がありそれを鎮めるのが祇園祭の起こりだったとも言う。
歴史は権力争いだから必ず勝者と敗者がいて敗者は怨念化する。
京都にはそうした怨霊を鎮めるための神社がそちこちにあるとか京都は政争の場だからそうなっている。
テレビで未だに寺の柱に応仁の乱で争った槍の傷があるのだから歴史も古いのである。
明治維新でも勤皇と新撰組とかの熾烈な争いの舞台となったのは同じである。
また古くは蝦夷があり蝦夷も滅ぼされた、その怨念も東北の地で継続されている。
蝦夷の歴史が消されたのは大和王権によって消されたのである。
だから東北には蝦夷の怨念がありそれを鎮めるのが祇園祭の起こりだったとも言う。
歴史は権力争いだから必ず勝者と敗者がいて敗者は怨念化する。
京都にはそうした怨霊を鎮めるための神社がそちこちにあるとか京都は政争の場だからそうなっている。
テレビで未だに寺の柱に応仁の乱で争った槍の傷があるのだから歴史も古いのである。
明治維新でも勤皇と新撰組とかの熾烈な争いの舞台となったのは同じである。
ただキリスト教にしても内村鑑三は武士の出であり盛んに薩摩長州の明治政府の腐敗を告発しつづけてきた。だから別にキリスト教だからと言って全部が欧米憎しとはならない。それでもほとんどの教会は欧米と通じているということで財政援助されているから宗教も利害関係にこの世では必ずまきこまれる。
韓国のキリスト教関係はこれも日本を支配するためだというのも統一教会などはそうだろう。そういうふうに宗教も背後に権力があとおしするから警戒される。
内村鑑三はアメリカに留学してもアメリカの拝金主義を嫌っていた。
反アメリカでもあったから何ら援助受けていないのである。
明治維新では幕臣だったからその出自から薩摩長州に反発した。
武士道キリスト教を唱えたのもそのためである。
いづれにしろ個々人も怨念がありそれが大きくは歴史の怨念となって継続される
怨念が様々に一団化して共有化されそれが歴史として継続されるのである。
中国でも韓国でも怨念が継続され日本を攻撃する。
日本は日本で戦争で死んだ人の怨念が深く刻まれている
これは欧米とイスラム国との対立ともにている。
こうした歴史の怨念は消えないし解消されないのである。
経済的に優位にたち今度は逆に日本でも中国に支配されるとその怨念を晴らしたとなる。現実に最近日本は経済も低迷して中国から売春ツアーがきているというから
日本も同じであり一旦おちぶれればどこでもそうなってしまう。
これもカルマだともなる、さんざん日本人は外国でそうしてきたから当然だともなるのである。
「汝の敵を愛せ」と言ってもキリスト教国でも実行されていない、むしろその逆である。殺されたら殺せというのが国同士とかなるととめられないのである。
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