冬の夜明け(海老浜)
海老の浜
牛越城
七年の牛越城や薄紅葉
鶏(かけ)鳴きて朝日昇るや海明けぬ
路地裏の道や晩菊今日も見る
海老浜に朝日昇りて冬の朝鶏も鳴きけり暮らしのつづく
はらはらと木の葉一枚我が墓地に散りてここに我も眠らむ
路地裏に雨しととふり山茶花の散りて白しも我が一人ゆく
街中になおかすけくも残る虫余命いくばく病院にゆく
牛越城は七年間で終わった、でも一応城の役割を果たした。それも歴史である。
薄紅葉というと何かにあっている。赤い紅葉として燃えない城だったともなる
それより今年は何か気候が変だ、今頃寒いはずだがなまぬるい風が吹いたりする
寒暖の差も大きい、だから風邪ひいた。何年も風邪をひいた覚えがない、
今日の朝の海老浜に冬の朝日が昇る、松原がなくなったから常に朝日が昇るのが見えるようになった。海老にゆくといつも鶏の鳴く声が聞こえる、それが気持いいのである。
卵産むだけのベルトコンベアーの鶏は自然ではない、ニワトリは庭の鳥なのである。
その時ニワトリは生きている、卵産む機械ではない、ニワトリとして生きているのである
海老村は津波で消失した、そこを発掘している。何が発見されるのか、その発掘した土から昔の津波の跡でも発見すれば大発見になる。400年前に津波が確かに来たという証拠になるだろう。ただそこまでは調べないだろう。
何日か前は雨だった、その時路地裏の道に雨にぬれて白く山茶花が映えていた。
自然は何か一人だと映えるということがある。その白さが心に残る
わやわやと騒いで観光しているのは何か自然に接するには適していないのである。
自然に集中するにはやはり一人がいいのである。
母は死にたい死にたいという、点滴をとってくれとか小便をとる管が嫌だとか看護師が若くて乱暴だとか言っていた。
水しか家で飲まなかったとそのままいたら死んでいた。自分はその方がいいのかなと思っていた。つまり老衰になっていたのである。
また点滴したから生きているけど苦しいともなる
でも家で死なせるのはなかなかむずかしい、なぜ放置していたのだとか怪しまれるだろうまず水も飲めなくなったら死んだ方が楽である。
それにしてもまだ意識が鮮明だということに驚く
物忘れでは明らかに認知症になっていたことはわかっていた。
でも自分が今どういう状態なのかわかっている、それは意識が正常だということである。姉は一カ月間無意識となり目も死んで死んだと同じだった。
母の不思議は百歳でも今でも意識は正常であり自分の状態をわかっていることが不思議なのである。
人間はこれだけ百歳にもなり死ぬ間際まで意識が正常だということはやはり生きているのである。
脳が死ぬと意識がなくなれば人間は死んでいるのである。
ほとんどミイラのようになっているけど意識が正常だから生きているのである。
なぜこんなにまで生きるのかいうのも不思議である。
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