原発避難者の賠償金の請求はきりがなくなる
(家族を殺された賠償ともにて償いきれない)
津波や原発事故で起きたことは様々あり複雑である。それをどう考えるかとなるとまた複雑である。
原発事故自体その原因追求すると核のような危険なものに人間が手を出したからだと科学者の責任もなる、なぜそんな危険なものを発明したのだとかとかになる
それが今までは核兵器をだめだということで反対していたが原発は平和利用で肯定されてきたのである
原発自体に反対した政党はない、共産党も原発自体には反対していない、ただ安全に運転しろと追求していたのでありかそれが成されなかった。
だから原発事故の原因を追求すると原発を発明した人が悪いとかきりがなくなるだろう。交通事故でもそうである。交通事故で家族を失った人たちは車社会を恨むまでになる。
そうすると車を発明した人が悪いとかまでなり車社会を否定するようにまでなる
原発事故では原発を否定して核を否定するようになる
そして賠償というとき様々な被害者とにている、例えば殺人で家族が殺されたときその被害は大きいから家族は死刑にしろとなり実際になる人もいる
どうしてそうなるかというと死んだ人の命はかえってこないからである。
金を盗まれたなら金を返せばいいが死んだら命はもどってこないからである。
そうなると賠償しようがない、どうするんだとなり死んでわびろとなる
なにか原発事故の被害者もそうした被害者とにている
故郷を失ったとか家族がばらばらになったとかコミニュティを失ったとか、失ったものがきりなくある
それは自分は避難者ではないけどそういうことを意識していなかったけど5年すぎてそれが現実として迫ってきて理解する
一軒の農家が枯野の中に放置されて人が住まないというのを見てその農家の価値を存在を考える
それも不思議なことである。そんなことそこに住んだ人も考えたことがないだろう。
外から見ても普通にただ一軒の農家あるとしか見ていない
でもそこは代々故郷にあり農家として土地が受け継がれてきた、その農家でもそれは故郷という村とかのなかで営みがつづけられてきた。
そういう当たり前のことが価値が見直された問われたのも今回の原発事故である。
そういうことを自分は哲学的にも探求してきた。
そんなこと復興のためになにになるのだということで責める人もいる
でもそれは郷土の価値とかを探求してきたからこそ自分は言うのである。
でも故郷の価値とかそんなこと意識していた人などいない、人間は個々の利益は意識できるけど故郷という狭い範囲でも全体を意識すること全体の価値を意識することはない、この家の土地の値段はいくらだとかなんかそうした個々の利益にかかわることは関心がある
故郷全体のことを関心をもっていた人はほとんどないかもしれない、それは最近国の価値など考えない、愛国心などをもつことができない
戦後はみんなここの利益追求で生きていきたからである。
ところが原発事故でも津波でも故郷全体を喪失したときその全体を意識したのである。
賠償問題を考えるときそれだけ被害にあったのだから当然それに見合った補償金をもらうのが当然でありその賠償金をどう使うと勝手であり外部の人は何も言うなというその被害はあまりにも大きいのだからそれを肯定したら無限の賠償になるだろう
俺達の被害はいくら償っても満足することはない、だから賠償金だけではない、外部のものでも俺達に同情するのが当然であり俺達に何も言うなとなる
そういうことをマスコミでも特にテレビでも同調するから余計に思いあがり少しでも異議を唱えると怒るのである。
でも一方でそれは原発避難区域になった人だけが主張される、許されることなのである。福島県全体でも宮城県でも茨城県でも放射能の被害があった。
その人たちはわずかの金であとは要求できないのである。
それは南相馬市だったら小高区は特別でありそういう被害者の特権を得ている
でも原町区でも鹿島区でも賠償は終了している
もう補償金はもらえないのである。
そしてなぜ避難者だけがそんなにもちあげられて毎日ギャンブルして遊んでいてもいいのか、回りの人も不満が多いのである。
俺達は被害者だから何しようが何でも許される、ギャンブルがどうのこうのというけどしょうがないじゃないか、こうなったのも原発事故のせいなんだよとなる
原発事故で避難してその苦痛で死んだとかなるならそれも被害である。
だから変なのは原発避難者は何もしなくてもいい、遊んでいてもいい、何かするのは復興するのは外部の人であり避難者はあそんでいようがなにしようがいいとまでなる
そうなるともうすでに避難者は故郷に帰らないのだから外部の人にいっそう全部やって貰った方がいいとなる、老人は帰って土地のことを教えたり補助にまわる
若い人は流出したのだからもうそこに住むことを放棄したのだから何もできない
そしたら誰が復興するのだとなり外部の人しかないとなる
帰らない人がいつまでもその土地の権利ももちつづけるのか?それは不在地主のようになって権利もなくなるのではないか?
だって復興するにはその土地を利用しなければならないからである。
そういうことは津波の被害地でも起きている
土地の所有権が細分化してその権利を譲ってもらうのに二年とかかり復興が遅れたというのもそうである。
そして相馬市とかに避難者が家を建てて贅沢してかえって良かったと東電は恨んでいないという人もいる
もはやその人は不満がないのである。
いづれにしろ原発事故で失ったものの価値を言うことはいいしその価値を言うのはいい
それは必要なことであり自分も言ってきたのである。
つまり当たり前にあったものがそれだけ今になると失ってみると価値があったということを言うのは外部の人にとっても参考になるのである。
そんなこと普通は考えもしないからである。
でもそうだからといって犯罪で家族が失ってその賠償はどうするのだというとき命はかえってこない、すると金で賠償しろといってもそれにも限度がある
その命の価値がどれくらいのものか、それは限りないものだとなる、精神的賠償というけど実際に支給されたけどこれを言ったら家族を殺されたからその賠償はどうなるんだと同じであり償いきれない
原発避難民にもこれと同じ問題が起きている、俺達の被害はどれほどのものか、それはとても償いものである。人間の命のように俺達の失ったものは償いない
故郷とはそれほど価値あるものだとかなる、でもそこに住んでいたときそんなこと主張もしないし農業などやりたくないとか跡継ぎもいないとかそんなことばかりであり故郷であれその土地であれ農業に価値を認める人はまれだったのである。
だからこそ原発を誘致して豊かになりたいということで誘致したのである。
「俺達の失ったものがどれだけのものか他のものにはわかりえよがない」
この感覚は犯罪で家族と失った気持ちと同じである。
もういくら金を与えても賠償しても満足できない、第一死んだ人の命はかえってこないからである。
それと同じことを在日とか韓国は戦争のことで訴えつづけている。でも死んだ人とをどうして償いというのか、それはいつ終わるのか、それを要求されたら
きりがないのである。
要求をするなというのではなくそれには限度があるということである。
失われたものの価値を問い言うことはいいのである。改めてその失われたものの価値を見いだしたともなるからだ。
でもそれを賠償にすべて結びつけるときりがなくなり誰が賠償するのかとなる
それは税金であるから国民の反発もあるし避難区域以外との差はあまりにも大きすぎるのである。
つまりその被害を言うことと賠償金の請求が一体になっていることに問題がある。
これだけのものを失った、だからそれを全部取り返すためには賠償金の限度はないとなったら誰も許さないだろう。
福島県全体でもそう要求できるのは避難区域だけだからである。
一方で津波の被害者は家族を失っているからこっちの被害の方が原発避難民より大きいとなる。原発避難民は家族を失っていない、その命はとりもどせない
だけど津波の被災者は海を呪うとか言ってもなんにも海はしてくれないのである。
呪ったり恨んだりする相手がいないのである。
たがらあきらめろしかないとなるだけなのである。
その差もまた大きいのである。ともかく一体原発避難民は賠償される権利はあってもどれくらいあるのかとなる、それを許せば無限になる、その償いは原発避難民だけに許されるそれも10キロ圏内とかでありそこからはずれた人はもう何も賠償を言う権利は喪失している
同じ南相馬市なのに小高は避難区域になり特別である。
小高のために南相馬市はあらゆることをしなければない、それは当然であり反対することは許されないとなる
同じ原発の被害者でも避難区域になった人とこれだけ差があるのである。
そうしたら回りの人は不満になるのは当然である。
「俺達は何をしようが、何もしなくても、被害者だからいいんだよ、ギャンブルもいいじゃないか、それも原発事故のためにそうなっているんだ」
こうしてそれを肯定する人も外部にいるのである。
そう思わせたのはマスコミであり特にテレビはそうだった。そういうお墨付きを原発避難民に与えた、だからちょっとでも原発避難民を批判すると烈火のごとく怒りそれが正当化されるのである。
それは在日特権とかつくづくにているということを理解したのである。
沖縄ともにている、俺達は日本の戦争の犠牲者なのだ、だからその償いを受けるのは当然だとなる
ただ原発事故では利害が一致しないしそう言えるのが許されるのは原発避難民だけであるただそこに歯止めがかかり原発避難民も自粛する効果はあったとなる
それは政府とか東電の策謀だったのか、政府や東電には都合がいいものだったとはなる
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