2007年07月13日

子爵として東京に残った相馬藩主

子爵として東京に残った相馬藩主

1884年(明治17年)の華族令で法的身分に定められた。内容は新・旧華族に対し、公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵の五等爵が与えられます


では明治維新で身分制がなくなったかというと身分制が残ったのである。軍隊手帳には平民と記されていたり貴族院などあり特権が残った。相馬藩の殿様は子爵として残っていたことをインタ−ネットで発見した。

一九八二年に創樹社からでた武田助雄の『御禁止山・私の落合町山川記』という本を読んで、はじめて私はその由来を知ることができた。本来、ここは徳川将軍家専用の狩猟地で、そのため「御禁止山」と呼ばれていた。それがのちに旗本酒井家の下屋敷となり、明治にはいって相馬子爵家のものになった。それゆえ「相馬さん」だったのだ


わたしの落合町誌


旧・相馬邸(現・おとめ山公園とその周辺)の「黒門」の写真を、もうずいぶん以前から探しつづけているのだが、「黒門」の精密で見事なイラストを、ついに手に入れることができた


http://blog.so-net.ne.jp/chinchiko/2005-06-06-2

その後も相馬藩主の存在感は東京にあった。相馬事件というのもありこれは明治維新で武士が不満をもったための財産争いに起因していたらしい。西郷隆盛も士族を残そうとしたのもやはり旧弊な士族はかつての身分制や特権にこだわっていたのである。相馬焼も藩の特権として特許を許さなかったが藩の専売から民衆の大堀焼きとして認められたのである。明治維新は庶民の経済活動にとってはいいものだったのである。

戦後身分制はなくなったが相馬野馬追いは祭りとして残り以前として相馬の殿様が主役となっているのは他ではない、相馬藩主の直系の若者が殿様として出陣する。そして相馬野馬追いの行列のときはかつての身分制としての士族が復活しているのだ。相馬野馬追いは民衆の祭りではない、民衆の祭りは平民が町人が民衆が主体である。東北の祭りでもほとんどそうである。相馬野馬追いは武士の出しか参加できない、武士の復活の祭りなのである。この辺が外からみている人にはわかっていないのである。だから二階から行列を見ると怒鳴られたりした無礼だとなるからだ。かつて大名行列の再現が野馬追いの行列なのである。ここではまだ武士が活きていることになる。相馬藩が小藩でも伊達氏とかと対抗できたのは野馬追いの軍事訓練で強かったからだと言われる。武田の騎馬軍団のように野馬追いで鍛えたからだと言われる。


ここの落合町誌は詳しい、インタ−ネットではある土地のことを根ほり葉ほり詳しく書いている人がいる。その土地に長年住みついているから当然その土地に愛着が出てきてそうなる。東京の歴史は込み入っていてわかりにくい、歴史はビルの谷間と車の騒音に埋もれてしまっているからだ。インタ−ネットでは郷土史はかなり参考になる。そもそも郷土史は狭い限られたものであり読まれるのもそうである。しかしインタ−ネットに出すと全国で参照される。一郷土史でも今回のように相馬藩のことでも全国に及んで調べる必要がでてくる。それでインタ−ネットは郷土史の研究に向いていたのだ。一ペ−ジでも資料をおけば誰かが参考にするからだ。図書館は調べにくい、時間がないといちいち本をとりだしてはコピ−したりとめんどうなのである。インタ−ネット内で調べられるとこれは図書館が家にあるようなものになるから便利なのだ。

さらに詳しくはこちらへ

明治維新は何であったのか?(相馬藩のその後)(時事問題36)へ
http://musubu.jp/jijimondai36.html#soma

この記事へのコメント
小林様 いつも旧相馬藩について書かれておりますこと、ありがたく読ませていただいております。相馬事件のことですが、本年この事件の主人公・錦織剛清の百周忌にあたります。私も常々この事件について研究しておりますが、始まりは、相馬藩の幕末の老職で、碩儒・錦織晩香の公憤にあると思います。晩香は、誠胤公の教育係でもあり、儒学者でもありましたので、誠胤公びいきもあったとおもわれますが、「精神的な病にかかった主人を蔑ろにする」家令・志賀直道と、順胤公びいきの充胤公への闘いだと思います。また、相馬は晩香が教育指導した「自由民権運動の壮士」を多く輩出し、錦織晩香もその中心人物として、相馬武士の意志を代表した部分もあったとおもいます。 最後は、若干残念な結果もありますが、相馬の儒官・錦織晩香についてもっと語られてもいいのではないでしょうか、と思う今日この頃で、投稿させていただきました。









Posted by 相馬和久 at 2021年05月10日 13:17
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