お盆(終戦の日)
朝明けて大木に百匹の蝉の声
ノウゼンの散るや青春のはや遠し
蝉の声過ぎ行く時の早しかも逝きにし人に声のなきしも
延々と語りやまじも戦争を認知症なるも故郷のお盆
戦争はまだ終わっていない、その父親の子供が生きてその跡をジャングルにたずねている。戦争はそれぞれ祖父母から聞くことが多い。何回も言うのが敗戦でトラックで去るとき敵国の旗の下をくぐらせられた。その時(日本人のバカヤロウ)と怒鳴られたという・・・認知症の人は同じことを千回も言う、今言ったことを忘れるからまた言うから困るのだ。本当に記憶できないとどうなるのか、今言ったことを瞬間的に忘れるとしたら何度も同じことを言い続けるし聞きつづける。これを相手にしたらどうなるのか???聞く方も疲れてしまうしノイロ−ゼになってしまうだろう。
人間は死んでも骨が残る、その骨をめぐって争いも起きるのだ。争いがないにしろ近くで死んだ人は東京で暮らしていたし子供も東京にいるとなると骨は東京にもってゆく。するとその子供は東京に墓参りとかなりめんどうなのだ。こういう問題は今の時代ではかなりおきてくる。遠くに墓があるとなかなか墓掃除とか墓参りもできない、それで墓でも離ればなれに暮らす現代の問題がおきてくる。人間は死んでも墓の問題とかつきまとい、この世から離れられないのだ。あなたはどこの墓に入りたいのか?どこに眠りたいのか?それは子供とかの関係で死んでからは自分では決めれない、そうしたいなら生前に墓を作る他ないだろう。
母が毎日墓掃除しているのが日課となっているのも自然と人間はそうなるものなのか?
実際は90すぎたらもはや行く場所は墓しかなかったのである。
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