


夏菊や農家の前や家もなし
夏菊に浜辺の家や光満つ
夏菊や大橋を渡り海望む
夕暮れやお掘りに黄菖蒲高校生
堀近く蛍袋や相馬の家
夕日さし旧街道や夏柳
夏の月山に帰らぬ烏かな
草高く家に遠しや夏の月
松川浦日影の道の長しかな浪の音ひびき夏の午後行く
宇多川の橋のたもとやたたずみて夏の夕日や城下町暮る
松川浦の海岸線の道は午後からだと日影になるから自転車で走るのにはいい、今日はからっと晴れた。梅雨の前の晴れである。日本には梅雨があるから嫌な面がある。これも雨をためるためにしかたがない。この時期はいつも北海道に行っていた。梅雨があるから本州では夏が短いのである。外国だとからっと晴れる日がつづくからこれはかなり心にも影響する。夏菊が咲いているのはからっと晴れた時である。でも梅雨になればじめじめしてくるから映えないのである。
相馬と原町は雰囲気がまるで違う、原町はHARAMACHIであり相馬は城下町で古風であり街をしんみりしている。騒々しくないのである。大きなビルが街の中にはない、工場もない、うらさびしい濁った城跡のお掘りが中心にあるだけでなのだ。だから蛍袋などが花としてあっている。柳もあっている。高校生が歩いているが前は相馬女子高等学校というのがあった。相女というと女性が行くことで有名であった。相馬女学校となると誰も入れるものではなかった。金持ちのお嬢さんが入れたのでそこ出たというだけで自慢できたのである。そこに入れなくて悔しがっていた人もいた。優秀だったが金がなくて入れないと悔しがっていたのである。今は相馬高校と相馬東高校となり男女共学になった。田舎は高校生が歩いていることで若さを感じる。高齢化になると余計に若い人が街にいなくなった。子供の遊ぶ声も消えた。街に若さが感じられないのだ。仙台辺りだと若さを感じるが地方では街に若さを感じないというより商店街がさびれたのだから街の通りを歩いても活気がないのは当然である。

今日は丸い夏の月が海からでてきた。烏がまだ山に帰っていない、まだ明るい夏らしい、この夏らしさを味わえるのが天気予報ではあと一日らしい。あとは梅雨入りとなるから明日も出かけた方がいいだろう。
宮田のこの自転車乗りやすい、スム−ズに走るのと坂をのぼりやすい、走りが普通のと違ってなめらかにスム−ズに走るのだ。自転車は乗り心地がみんな違っている。これは8万だったが高くはなかった。
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