2016年03月28日

原子力文明で人類は滅びる (これまでは農業文明で自然との調和を計る文明)


原子力文明で人類は滅びる

(これまでは農業文明で自然との調和を計る文明)

縄文文明 一万年
エジプト文明3000年
稲作文明 2000年
マヤ文明2600年
近代科学技術工業文明 200年?


文明というの歴史をふえかえりみると最古の文明がエジプト文明と言われる。
三千年もつづいたとなるといかに持続した文明であったか驚きである。
それはエジブト文明はナイルの賜物というときナイル川によって持続的に大地に養分が補給されて麦の実りがあった。ビールすらすでに作られていた。
ナイルの上流はエチオピアにもなっていてそこから岩が土となり栄養分を供給したというからそのスケールも時間的に空間的にも大きい、地球規模でありそれで3000年もエジプト文明がつづいた。
それは自然と調和する文明であったからこそである
ピラミッドも王の墓というのではなく大地と宇宙の星々とも関係して調和を計るものであり権力の象徴とも違っていた。


ともかく自然と調和する文明がこれまでの文明だったのである。それはほとんどの文明が農業をベースにしているからそうなったのである。
アンコールワットでもマヤでもインカ文明でもそうである。
そのベースとなっていたのは農業であるから自然と調和する文明を志向したのである。
稲作文明も弥生時代からはじまったがこれも基本的には自然と調和する文明である。
その前に縄文文明は稲作文明より自然と調和する文明である。
稲作文明になる海岸地帯の湿地帯を田にしたりしたのでそれは自然破壊だった。
そして塩害を防ぐために松原を作ったのである。
これが津波で根こそぎ破壊され時ほど驚いたことはない
そこはもともと稲作文明になったとき湿地帯だったところを田にした所である。
縄文時代はそういう場所には住んでいないから津波が来てもそれほど被害にあわずにすんでいる。
津波はもともと海だったところを海にしたのである。
稲作文明は自然と調和したもののようでも実際は自然と調和しない面がすでにあった。
でも基本的には自然と調和した文明である、なぜなら農業をベースにすれば自然と調和しなければありえないからである。
水が山から流れて田を潤して米ができる、それは自然と調和してできることである。
縄文文明が一万年もつづいたというときはそれは驚異的ではないか?
なぜならエジプト文明は3000年だとすると驚異的になる
それは自然と調和を計る文明だったからである。
森の文明だったというのもそうである。


そして人間は自然と調和を計っていた。ギリシャ文明でも神殿は自然と調和計るものとして建てられていた。石の神殿だけどあまり高い大きなものは作らない自然に調和するように作られていた。日本の社ともにていた。
それはエジプト文明でもピラミッドさえそうでありマヤ文明の神殿でも森に埋もれたがそうである。日本でも自然に調和するものとして社が作られた。
杜が森であることでもわかる。

近代文明になるとこれは世界的に共通している。機械化により自然を大規模に破壊して自然との調和を計らない巨大な人工文明を作り出したのである。
大都会を見ればもうそこに自然というのは全く人工的なものだけである。
現代の神殿というとき国会議事堂であり最高裁判所であり日本銀行でありそれから様々な大企業のビルがあり文明の中枢をになっている。
そこにはこれまでの文明のように自然とは何の関係もないのである。
奇妙なのは天皇はもともと大嘗祭とか稲作文明の司祭を担っていた、その継続として皇居内で養蚕をしていたり田植えをしたりているのである
これも奇妙な光景である、現代文明を作っているのはもう農業からかけはなれたものなのである。
そこには自然はない、ただ人工的なものにおおわれている。

エネルギーにしても石炭とか石油でもそれは地球の恵みという自然から生まれたという感覚がある
でも核になると原子力発電になるとこれが自然の恵みなのかという感覚はなくなるだろう核エネルギーが自然と調和するということはありえない、原子核を破壊するということはおそらく自然に反する行為なのだろう。
科学者もそんなことするべきではないとか畏れを言っていたのもそのことだろう。
今までの文明は自然から離れるということはない、ベースが農業だからそうなった。
農業は基本的に土であれ水であれ自然との調和を計らないとできないからそうなる
最近のソーラーバネルとか風車とかも自然破壊なのだけど一応自然エネルギーを利用して自然と調和を計るようには見える。これらは自然エネルギーを利用していると素人にもわかる。
核エネルギーはこういうエネルギーとも根本的に違っている。
自然と調和するという範囲からも逸脱しているからもう素人には理解できない
この核エネルギーを利用した原発が事故になったとき生命に直結するもの
空気でも土でも水でも海でも森でも食糧に直結するものが利用できなくなる恐怖がこの辺で体験したことである。


自然をベースにした農業文明だったらこんなことありえないわけである。
自然を破壊するというとき文明は稲作文明でもなんらか自然破壊になる。
最初焼畑農業でも肥料にするために森を焼いたのも自然破壊である。
でも核エネルギーはその土地の基本的な命に直結するものを汚染した。
そのためにその土地に住めなくなるという被害になった。
何であれその土地に住めなくなるということはない、水とか燃料となると木とか土があれば農業ができて最低限の食糧は確保できたろう。
それができなくなるということはもう復興もなにもない
何があっても最低限食糧が水でも飲めれば復興はありうる
その最低限からまた豊かな生活が志向できる、それができないということが原発事後が今までとは違う致命的なものとした、それはもう文明は維持できない
例えいくら工業製品があっても食糧が生産できなければどうにもならない
その土台が崩壊したら工業文明もありえないのである。

原子力文明はもう生きる土台を汚染して根こそぎ使えないものにして住むことさえできなくなることをこの辺で実際に現実化させたのである。
石油文明ならまだそうはならない、原子力文明は根こそぎ自然を汚染して使えないものにするからそのあとには誰も住めない世界となってしまう。
それほど恐ろしいものであるけど自覚されなかった。科学者は知っていても一般の人は知り得ないものだったのである。
だからなぜ未だに日本では原発を再稼働して利用しようとしているのか不可解になる
それは別な用途があり核兵器開発のためとか電気を作るためだけではない他の利用のために廃止できないのである。
技術者も廃炉にするのでも将来使われないとしたらモチベーションがなくなる
将来原発は利用できるということで廃炉作業しないとただ廃炉して原発を廃止するだけではやる気がなくなる、つまり原発の核の技術は維持したい
それは何のためなのか?核武装とかのために必要だから国策でそうしているとなる


要するに人間は文明を発展させて科学でも原子力にたどりついた。
でもその原子力とともに人類も滅びる、それが人類の終結なのかとなる
人間は自らの知力で作り出したものによって滅びる、その知力は神を超えるものとはなりえないからである。全能の神になりえないからである。
だから人類は高度な文明を作っても遂には最後はその文明とともに滅びる
その最終的なものとして核がありそれが核兵器、核戦争で滅びると言われたが平和利用でも滅びるのである。
核そのものがそれほど危険なものであったということを今回の事故は現実として示したのである。
バベルの塔も原子力も神の怒りをかって崩壊する、人間は科学者であれどんなにしても全能にはなりえない、ただ全能幻想に陥っている、原発の「安全神話」がそうだった。
神話となっているのだから絶対に事故は起きないとまでなっていたのである。
それがもろくも一挙に崩れ去ってしまったのである。
それは津波が来たからだとか何か特別のことではなくそういう運命にあったのである。
防ぎようがなく事故は起きたのである。これからも起きることは確実である。
それが致命的になり日本は滅び世界も滅びるとなりかねないのである。
世界ではどこでも原発がありまだ増えてゆく、原発に対して危機感がないのである。
原発は何か現実の恐怖として結びつかない、でもそれが架空のものではなく現実のものとしてこの辺で示されたのである。

近代機械工業文明の寿命は前の文明からすると異常に短い、それはなぜかとなれば農業文明でないから自然との調和を計る文明でないからである。
そしてグローバル的に共通な文明だからグローバルに影響して崩壊する
現代人の生活はどこもにたりよったりなのである。アメリカ人やヨーロッパ人でも今はアフリカ人ですら生活自体はそんなに変わらない、求めているのも同じである。
牧畜民と農耕民のような相違はない社会である。
だからこそグローバルに影響して全世界が人類が崩壊するということがありうる
江戸時代のような鎖国のようなこともありえないからそうなる
どこでも原発をもつ社会になったらそうである。
つまり電気がない社会がありえないように原発がない社会がありえないから危険なのである。
それぞれに国々で固有の生活をすることはない、すると世界的崩壊を同時に起きるともなる
もしあるところで原始的生活が可能だったらそういうことはない
そこでは自然環境が保護されてそこに人類が生き延びるという逆説が起きてくる
だから一様化された文明というのはかえって危険だともなるのである。

タグ:文明論
posted by 老鶯 at 08:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 福島原発事故関連
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