桜咲く(今年の花見はどこに)
タンポポや種飛び咲きぬ玄関に
梅香り庭に山鳩飛び来る
十分に梅の匂いて散りにけり
前畑を老婦耕す力かな
みちのくの桜はなおも咲かざりき花見にうかる人をしみれど
故郷に桜の咲くをこの道を歩みて待ちぬ老いゆく我に
東風吹きて川面さざなむ真野川や岸辺の桜今日咲きそめぬ
春風に竹しなりゆれ雲雀なき家々新し街の生まれぬ
石一つ庭に隠され百歳を家支え生く母をし思いぬ
今日この辺は桜咲いた、今日はあたたかい、例年と同じかもしれない
この辺は新築の家がどれくらい建ったのか?
二百軒とかは建っているかもしれない、大東建託のアパートが十軒も建った。
まだ建て続けている
復興住宅も団地も建った
そしてこの辺は新しい街が生まれたのである
前畑を耕すというときそこに生活があり生きる力を感じる
ただまだ畑を作っている所はこの辺は少ない
でも春は一気にやってきたみたいだ
自分は以前として家事に追われかたづけに追われている
なかなか家のなかが整理できないのである。
これは時間がかかるし大仕事だった
放っておくとゴミ屋敷になることを理解した
今年は花見はどこかとなると母が死んでからまだ落ち着かない
だから遠くには行けない、近くになる
西になると東京の方が何か旅行しにくくなった
常磐道で一回バスで行きたい、直通のバスが通るようになったからだ。
玄関にタンポポの種が飛んできて咲いていたのも春らしい
玄関は大事だというと福を呼ぶというときこれは縁起いいとかなる
ともかく不運とか苦しみが十年つづいた。
その苦しみの原因が禄な人間しか来なかったことなのである。
それで犯罪にもあい苦しんできた
家の中に誰かくるか?家の中に入れる人間は要注意である。
一番の危険は家政婦とかお手伝いさんとかである。
これは家の中はみんなわかってしまうから最大の危険である。
時代劇でも最初に女中として商家に入り込ませ手引きさせる
人間の最大の敵と危険は内部に入ってきて攪乱されることである。
外から来る敵ではない、内部に入る敵こそ最大の危険である
避難区域でパトロールしているがそれより内部の人こ危険だといつも見ていた。
内部に家の中に入ると被害が大きくなる。
家の中を知りつくしているからそうなる
母は百歳生きて家を支えてきた、それは目だたない隠れた石だった
でも自分の家に嫁いできて60年の間家を支えたのである。
家を支えた重みが庭の石に残っている
ただこの石は6年前頃だったか新しく作った庭だった
もし旧家だったらそこに石が50年でも百年でもあるとしたらその重みも違っていた。
それがやはり歴史であり自分の家にはそういう歴史はない
せいぜい二代、三代の歴史しかないのである。
長く持続することで重みを増すものがある。
家もそうであり二代三代では重みが備わらないのである。
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