なぜ景気が良くならないのか?
(グローバル経済資本主義では格差が拡大する)
景気が良くならない、消費が冷え込んでいるのはなぜか?
高度成長時代は団塊の世代は消費力が旺盛だった。月給も毎年うなぎのぼりに上がっていった。
そしてマイホームとか車とか電器製品をこぞって買った。
その時は日本の電器製品も世界で売れていた。ブランド品だった。
消費が旺盛というときとにかく団塊の世代は数が多いから当然だとなる
その時貯金していると利子が7ハーセントとかなり20年後30年後には倍になっていたのである。
だから母親の保険金が実際は150万くらいかけていたのだが遺産としてもらうと二倍以上になっていたのである。
だから20年前とか保険金を一千万かけていたら二千万になっていたのである。
それは貯金でも同じだったのである。それで老人の一割は金をもっているとなる
ただその時貯金をしてんいない人は今になると金融資産では残っていない
つまり60で団塊の世代が退職してもその金の価値は半分になっているのだ。
なぜなら利子がゼロというよりマイナス金利になっているからである。
一千万は実際は5百万くらいの価値しかなくなってしまったのである。
人間の心理として今あるものを貯金でも減らしたくない、物でもなかなか捨てられないでゴミ屋敷になったりするのはそのためである。
例え一億円あったとしてもそれが少しでも増えないと消費したくないのである。
だから利子がつかないとなると老人でも消費に回らない、それはケチとかではない、
人間の心理なのである。
今あるものを減らしたないという人間の心理があるからだ。
貯金でもだんだん減るだけだと不安になるのである。
だから利子もつかない、マイナス金利になっていると消費しないし景気も良くならない
金をもっていても金利もつかないからかえって使った方が得だというのも通用しないのである。
もちろん不正規とかフリーターとかは金がないから消費しないのは当然だしみんな月給も上がらないのだから消費しない、株も下がると富裕層も消費しなくなる
グローバル資本主義になると労働力を安い国に求めて多国籍企業化しているから移動するすると国内ではそうした安い労働力と競争させられることになる
日本の最低賃金は時給800円とか世界でも下位なのである。
日本がそんなはずがなかったというがそれだけ中産階級も消滅して貧乏になったのであるそして機械化やit化やロボット化でますます人件費はけずられ今度は人間は機械と競争させられるのである。
機械の方が効率的であり人がいらなくなってくる
中国でも麦を刈るのが人海戦術で出稼ぎ労働でしていた。今はコンバイン一台千人分もの麦をかる、この差はあまりにも大きかったのである。
つまりコンバイン一台が千人の労働を奪ってしまった。
そして出稼ぎ労働者はコンバインが入りにくい地形の所で細々と働いていたのである。
それは田植えでも機械でできない縁を人の手で田植えしていると同じである。
機械の補佐役が人間になっていたのである。
要するに多国籍企業はグローバル経済になれば労働者すら安い国でまかなおうとする
できれだけコストをおさえるために効率的にするたに機械化する。
近くのスーパーの自動でお釣りがでてくる機械は便利である。
これは人間より正確でありまちがうことがないのである。
たまたま古銭を入れたら機械が停止したのである。
それでレジの人がその使えない古銭をとりだして直したのである。
お釣りを忘れると警告音なるから忘れることがないしレジの人とやりとりするより問題が起きないのである。
そして機械の見守り役が人間になる社会を予測した光景だった。
そういうことは社会のいろんな所で今や実際に起きているのである。
会社はコストをおさえるために機械化できることは機械化するからである。
それでこの辺は人手不足が他よりひどいから補うことができたともなる
そして人間は高度な仕事を一握りの人間しか働かなくなるかもしれない、コンピュターのソフトを作るような人は高給とりになる。医療さえコンピュターがロボットが利用されるといわれる。確かに自動支払いの機械はそうなのである。自動販売機もそうである。
でも自動販売機も会社の人が来て様々な種類のジュース類を振り分けていれるのが手間なのである。どんな機械でも何か人間の手がかかっているのである。
確かにコンピュターはある点ではまちがいなく人間より優秀である。
膨大な知識の集積ができるからである。検索するというときインターネットではそこから芋づる式につないでゆくと新たな論文が書けるとなる
なにしろこれまで研究したものでも膨大だからである。ただ本だと検索できない、一冊の本を買うとなると金もかかるしめんをとだとなる
だから将来はすべての本でも無料で検索できたら人類の知は飛躍的に発展する
本は過去のものでも今でも膨大でありとても読みきれないからである。
すると知らないことがあり知識として不十分だとなってしまうからである。
要するに社会の頭脳たるものが支配階級となり高給とりになる、それは機械とかコンピュターを操作できる人間である。ソフトを作れるような人である。
そういう人たちが社会の支配階級になりあとは非正規のアルバイトやフリーターとか安い時給で働かせられる、ただかえって弁護士とか医者とかもコンピュター化されると職を失うといういうからそういう仕事だけが影響されるのではない
要するにグローバル資本主義とか機械化コンピュター化かit化する社会は格差を階級を作る社会である。
一握りの人間がコンピュターを操作して富を集中させる、あとは膨大な非正規とかの下流の労働者となってゆく
そしてベーシックインカムなどが実際に具体化されることがスイスで起きたがとりやめになった。そんなことが国民で実際に実行しようとしたことも現代を象徴している。
一握りの人間はコンピュターを操作して社会を動かし大多数は職を失うということも未来的にはありうる、そうしたらどうして生活してゆくのだとなるからだ。
そしてまた矛盾が生れる、経済の目的は経世済民である。民を救うことである。民が職を失い豊にならないとしたら何のための経済だとなる。
一握りの富裕層が幸福になってあとは低賃金でありそれで民が幸せになるのか?
そのことは一握り一部の富裕層にもはねかえってくる。民に不満が増大して社会不安を引き起こして社会が不安定になり犯罪も増える、それで富裕層も危険になってくる。
もちろん需要も増えないから会社でも物が売れないとなり全体的に経済は停滞してゆく
こういう社会も理想を実現するかとなるとならない
そこに必ず問題が起きてくる、そしてひょんなことからその社会が崩壊したりする
人間の社会でも文明でも何か原発事故のように一見核まで操作できる知能があるのにかえってその知能の良さ故に人間が滅ぶという逆説があるからだ。
だからこういう一握りの人間がまるでコンピュターを操作して社会の頭脳化するとき危険なことにもなる、つまりなにか機械のコンピュターの不具合から原発事故のように一挙に崩壊するようなことが起きる、それが人間の宿命、カルマとなっているからである。
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