2016年08月22日

推理ドラマで写された昔の仙石線の陸前大塚駅 (春の日の思い出の短歌十首)


推理ドラマで写された昔の仙石線の陸前大塚駅


(春の日の思い出の短歌十首)


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堤防で島が見えにくくなった

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この辺の家は津波で流されないだろう

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消えた東名駅



奥松島湾の水面の穏やかに春の光にきらめきにけり

島一つ車窓に見えて奥松島春の日静か乗り合わす人

奥松島植田に湾や島一つなごみけるかな電車の行きぬ

我が一人陸前大塚おりたちて島一つ見え桐の花咲く

島一つ車窓に見えて落ち着きぬ奥松島や通う人かな

東名駅今はなしかも春の日に望みし海と遠き山かな

春の日の野蒜駅や松原をぬけ海広し鴎飛ぶかな

野蒜浜波音ひびく砂浜を歩めば貝あり心地良しかな

鳴瀬川電車わたりぬ春の日に海にそそぐや鴎飛び来る

奥松島海沿い走りひびく音心になおもひびきけるかな


仙石線の旅情は奥松島にある。湾になっていて島々が穏やかにある。
特に真ん中にある一つの比較的大きな島がポイントになる。
それが陸前大塚を通るとき車窓から見える
海沿いの低い所を行くから海が余計にまじかに見える
なかなか鉄道でも海をまじうかに見る所は少ない、ここの海は穏やかであり
湖のようにも見えるから春の光がまばゆく水面にはねかえる
そしてここから仙台に通う人が多い線である。

今日見た推理ドラマではここが舞台になっていたので興味深かった
最近昔の推理ドラマを見ていると昔の光景がでてくるのでなつかしい
すでに30年前とかの映像なのである。
その時の俳優は若いし死んだ人もいるから不思議だとなる
この年になると何か回顧すること記憶をたどることが仕事になる

それにしてもあまりにも変わってしまった。陸前大塚駅が残っているが次の東名駅はなくなり高い山陰になってしまった。あの辺の家はねこそぎ津波にやられた。
だからあんな高台に駅を作りその前にまた新しい街を作る
でも山陰で海が見えないから嫌だなと思った。

野蒜駅も駅をおりるとすぐに松原がありそこをぬけると広々と海が広がり砂浜がある。
あそこもいい場所だった。松原は根こそぎ流され今は山のような堤防を作り昔の面影はなにもない、駅も高台であり全く前の光景とは違う。あの辺は仙台の憩いの場所だった。
野蒜から鳴瀬川にでると川が海にそそぐ、瀬が鳴るというのは川の名としてあっている。外から見れば松島だけが注目しているが奥松島の方が何か情緒がある
松島は観光だが奥松島になると日々の生活の場としてもあり違ってる
仙台に仕事で通う人が多いからそうなる

自分は最初は鉄道の旅でありだから何か鉄道に愛着がある。鉄道マニアになると電車の音にも魅力を感じる、何か電車の音を聞くと記憶がよみがえりその場所を走っている気分になるのだ。車だと音にまで愛着を覚えるとはならない。
人間は生きるということはこうして最後は記憶となる、そこでそこを走っていた電車の音までなつかしいとなる、そこを通り生きた記憶がよみがえるからである。
だから昔のテレビドラマは特に推理ドラマは映像的に貴重になっているのだ。

奥松島から鳴瀬川、浜市、牛綱村(春から夏の短歌十首)






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