福島第1原発事故
ダム底に高濃度セシウム たまる汚染、募る不安
この辺で一番心配なのは水である。だから真野ダムの水を飲んでいるとなると不安だったただこの辺では飲料水は水道水のは飲んでいない、買って飲んでいる
その分金がかかるとなる、こういう点で被害は広範囲であり一地域に特定されないものだった。
飯館村は南相馬市でないから別だとはならなかった。
飯館村から泥として真野ダムなどにセシウムなどが堆積された
しかし泥に付着しているから水があれば水にまじらないのである。
それで安全だとしているが渇水時にはその泥がむきだしになるし泥が流れるから危険になる。
なぜ泥をとらないのかというとこれも大変な作業となるからである。
第一泥は飯館の森から絶え間なく流れてきているしその泥をとめようがないのである。
除染が効果がないというとき放射性物質の位置を変えているだけだというのが現実なのである。だから金をかけても徒労だとなる
気休め程度にしかならないともなる
そしてセシウムだけではない他のプルトニウムとかストロンチウム何か危険なものも堆積していることの不安なのである。
そしてそうしたものを微量でも吸い込むと癌になるとか言われるのも不安をあおる
微量でもというのがどれくらいなのかわからないからである。
セシウムが泥に付着してたまるというのは前から言われていた。
飯館村のホットスポットがあり佐須辺りで泥に20マイクロシ-ベルもあったのには驚いた
これだけの放射線量がある泥が流れだして真野ダムとかにたまっているのである。
それは継続して流れだしてたまっているのである。
だからこの辺では真野ダムの水を利用しているから不安になっていた。
セシウムなどの放射性物質は川を通じて泥となり流れて河口に堆積するから河口では阿武隈川でも放射線量が異常に高かったのである。
その泥が海に流れだすから今度は海に影響して魚や貝にも影響するのである。
川でも飯館村でとぎれるわけではなくつながっているからその影響は広域的だったのである。
だから何か放射線量で区別して補償金をそれに応じて払うということが問題だったのである。
隣がもらっているのに三〇キロで線引きされてもらえないとかあって泣いて訴えている女性がいた。
地図を見ると松が房ダムは相馬市でも放射線量が同じように高い、でも相馬市には何ら補償金が支払われていないのである。
相馬市でも市内でも南相馬市と同じく高かったのである。
ただ相馬市は全く無視されて数万もらって終わりだったのである。
だから飯館村が南相馬市と合併しなくて良かったというのも何か疑問なのである。
飯館村は特別被害が大きかったからしかたないにしても放射能汚染は南相馬市にも影響が大きかったのである。土地を切り離しては考えられないものだったのである。
広域的に考えるべきものであり飯館村は飯館村でやればいいとはならないのである。
土地を売って金をもらって外に出た方がいいと言う人もいる、でもその土地が今度はどう利用されるのか?放射性廃棄物の処理場になる
それも困ったことなのである。
広域的問題だというとき双葉であれ大熊であれ浪江であれその個々の地域の問題ではない、広域的な問題として対処することがなかった
現実に今度できた原町の復興住宅には大熊であれ浪江の人も入っているからである。
いわきでもそうだが南相馬市でも入ってきていることはすでに広域的な問題として対策をたてるべきものだった。それが放射線量とかで区別して補償金でも分断されて協力できないものになった。
最初から補償金をもらえるならもらえるだけもらへとなっていた。
広域的視点で考えることはなかった、そこで互いに協力でなない分断されたものになったのである。
なんらか被害地の市町村の代表が町長でも市長でも集まり対策を考えることもなかった。
だから互いに反目しあうような状態になったことは不幸だったのである。
金を多くもらった人にしてもそれで幸福とはならなかった
事業している人が「仕事をまわしてくれないか」と仕事仲間に言ったら「あなたは何億の補償金もらたんだ、仕事しなくてもいいだろう、いい身分だよな」
こんなふうに言われるのは補償金のために分断されたからである。
南相馬市でも三つの地域に分断されて協力できなものにした。
これももしかしたら江戸時代ならかえってうまくいっていたかもしれない、相馬藩の問題として取り仕切ることができた。
なぜなら被害があった地域は相馬藩内が主だったからである。
相馬藩の問題として役所でも対処できたかもしれない、その時強力な指導力を発揮すれば互いに反目しあうということもなかっか。相馬藩の天明の飢饉のときはそういうことがあった。ともかく原発には広域的視点が欠けていたのである。事故が起きてそれを知ったのである。
まさか福島市とか郡山市とか白河まで影響するとは思わなかったからである。
そこが原発事故の盲点だったのである。
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