2016年12月24日

ありがとうと言う人と言わない人 (今の社会でいちいち感謝する人はいないのではないか?)


ありがとうと言う人と言わない人

(今の社会でいちいち感謝する人はいないのではないか?)


学者の武田邦彦氏はプログの放送で金とは関係なくタクシー運転手でもありがとうと言っているという、金の問題ではない、それが日本文化だという。
アメリカだとすべて金になり金を払えばいいとなると言っている
武田氏は経験豊富だからいろいろ参考になる
指導している立場にいるから具体的にそうした上のことを知っているのである。
自分は上の人のことは知らない、だから参考になる

なぜそのことを自分が考えるようになったのか?それはいつも駅に来て外から来た人の案内をしたことにあった。別にボランティアでするつもりではなく、最近介護も終わり余裕ができたことで気晴らしに駅に行って他から来た人と話すということでそうなった。
でも年配の人、二三人は案内するとありがとうと言っていたのである
それも何回も言っていた。そんなにありがとうと言うものかとも思った。
自分はありがとうと直接言われたことがあまりないからである。

結局その経験があって昨日駅で強風のために足止めされた若者をそこは無人駅になったのでいろいろ案内した。その若者は歩いて原町まで行った。
でも一言もありがとうと言わなかった。それが今までだったら気にしない、それが普通だと思っていた。
それが変だな感じたのは年配の人が何度もありがとうと言われたことにあったのだ。
ずいぶんその人は丁寧にありがとうと言うものだと思っていたからである。
それと比べたとき若者は何も言わず当たり前のように去って行った
今までならそれが普通でありおかしいと気づかなかった。
第一次自分は旅行で世話になってもありがとうなど言っていない
金払えばいいじゃないかしかない、何か社会常識に欠けていることは認めざるを得ない
でも今の社会はそういう社会なのである。金払えばいい、ありがとうより金を得ればいい、払えばいいという社会なのである。
だから店に行こうがどこに行ってもありがとうとか感謝している人はいない
そんなことしていたら疲れてしまうだろう。

ただありがとうと仕事して言われたいなら医者と看護師になることである。
ここではありがとうということを過剰に言われる、言わなければならない、医者になったらそういうふうに言われるから仕事がハードでも最高の仕事である。
あとはそんなにありがとうなどといわれる仕事は今はないのである。
みんな金を払えばいいとしている社会である。
感謝といっても人間はそもそも感謝することが一番むずかしいのである。
何かに心から感謝することが本当にむずかしい、昔の人は江戸時代あたりだと自然に感謝することがあり実りがあれば祭りをしていた。
今は農民でもそんな祭りもない、ただ減反政策だとか農産物が安くてもうからないしかないのである。
普通何かに心から感謝することはないだろう。
第一人間はどんな恩を受けてもそれも忘れるのである。
だからそもそも感謝することが一番むずかしいのである。

ありがとういとき有り難いとであり何か特別のことを難いことをしにくいことをしてくれたからこそありがとうになる、だから医者とか看護師はそれにあてはまるからそうなる
介護士なども直接人に接して援助するからありがとうと言われる
ただ介護士はそういわれても給料が安いからやる人が少ないのである。
いくら感謝されても金にならなければ仕事をしないのが現代なのである。
そういう社会になっているのだからどうにもならない

現実にホテルでも旅館でもそのもてなしは一万のホテルや旅館と三万とかのホテルでは全く違ったもてなしになる、レストランでもまずいいものを食べるには千円では無理である金によってもてなしが違ってくるのである。
いくら客に感謝されるにしても金の多寡によってサービスの質が決まるのである。
そういう社会になっているとありがとうと言うことにこだわるのかともなる
ただ人間の関係は絶対に金に換算されるないようにできている
そこにこの問題のむずかしさがある
金を払えばいいじゃないかではすまない、金では絶対に割り切れない問題がある

そのことを感じたのはしょっちゅう言っている、仮設の食堂である。
そこで気づいたことはその食堂は一人で女性がしている、それも年配である。
だからあれだけの料理を一人で用意するのは大変だと思う、皿洗うだけでも大変である。相当な労働なのである。すると千円にもならないのでは安いのかと思う
一カ月でどのくらいの収入になっているのも気になる
とてももうかる仕事ではない、それなのにかなりの重労働に見えるのである。
自分も家事をしているから家事は何か細かい作業がり疲れるのである。
だから自分は不精でありほとんど料理はしていないのである。

そういうふうに見ているのと旅しているときなどゆきづりであり相手のことはわからないだからいちいち相手をのことを気を使うなどない、食堂だって一回限りなのだからそうなる。でも常時サービスしてくれるとなると違ったものとなる。
だから地元で生活することはそうして行きづりで旅で世話になるのとは相当違っているのである。そういう気がまわせないのである。
人間の関係だって旅したくらいでは関係が築けないだろう。
グローバル化した経済の問題はそうした人間関係もないしただ物がけが入ってくることにある。何か物が入ってきてもまさに金さえ払えばいいとなる。
いちいちその物を作った人や育てた人のことを考えることはない、だからありがとうも何もないのである。そういう社会に今はみんな生きている
でもそれが人間社会として異常だということに気づかなくなっているのかもしれない
金を払えばいいしか普通はない、だから原発避難者でも私たちは金を払って消費して地元の人を助けているのよとなる、それが今の社会なのである。

それより今は近隣でも金の関係しかないのである。
自分が苦しいとき来た人はそうである。極端になると
「おばちゃんは金があるんだから金でめんどうみてもらへ」と行って遠い親戚の人は去っていったし、もう一人の遠い親戚も借金だから要求するのは苦しいときでも金しかなかった。
もう一人は本当にこいつからは金さえとればいい、本当に家捜しされて大金を失った。
一人は福島県内でも遠いがその人は近くにいるのである。
近隣でもそういう関係になっているのが今の社会なのである。
だから「金の切れ目が縁の切れ目」になる、近隣でもそうである。
でも納得がいかないのは今でもその人に会うし地域で生きている
それでも消費者が王様だというよう原発避難者でも「私たちは地元の人を消費して金を使って助けているのよね」と言っているようにそういう社会なのである。
ただ自分の場合はそれが極端なものとして現れたのである。
それは自分の事情もありすべてにあてはまらないにしても極端化するとこうなるのである。

ただ江戸時代辺りだったたらこういうことはありえなかったと思う、人間と人間が密接にかかわる社会ではありえないことだったろう。
そういう人間と人間の関係がすべて金に換算された社会は人間とて異常な社会だということに江戸時代にいたら気づいた。
だからありがとうにこだわるというときそういう社会こそ正常だったとなる
それが日本の文化だというときその方がいい社会だったともなる
ただそういう美徳は年配の人には残されていた,というより社会生活でそういう生活をしてきたからそうなっていたともなるのだろう。
それはやはり人によることもある、一般的に若者はそんなありがとうとか道を教えたくらいでは言わないだろう。
それでも外人なにかいちいちサンキューという、そういう習慣がある。
外から来た人に対してもそうである。そういう遊牧民的な社会だと客が大事になりもてなすという文化がかえってある。だからいちいちサンキューというとも言われる
日本では外から来た人には冷たいからである。それもまた日本文化なのである。

いづれにしろ駅でボランティアのように案内して年配の人は丁寧にありがとうと言った、それで今回の若者は教えても何も言わず去って行った、そこに違和感が生れた。
やはり人間は何か比較すると気づくのである。今までだったら気づかないのである。
対処がまるで違っていたので気づきやすかったとなる
だから現代を知るには江戸時代と比べるとわかりやすいのである。
それで江戸時代のことを自分で書いてきたのである。
ただ自分など社会経験に欠けているからありがとうと言わないし言いたくないのである。だから人のことはとやかく言えないともなる
でも今の社会がすべて金に換算されるということがおかしい、異常だとはみんな思っているのである。だからこそありがとうでもそういうことが見直されるのである。




  タクシーについて(武田邦彦)

これは江戸時代のことなのである。江戸時代には日本文化があった。
だから江戸時代と比べると今の時代は異常な社会だとなる
でもそれを具体的に知ることはむずかしいから江戸時代と比べてそれを知るのであり気づくのである

今回も年配の人は丁寧にありがとうといって若者は何もいわない、さっさと去って行ってしまったということで何だろうと気づいたのである。
つまり日本文化といっても時代によって変わるから何が日本文化かもわからなくなるのである。今はそんな日本文化にこだわる人もいないのが普通だからである。



posted by 老鶯 at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済社会労働問題
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