日本語の起源がわからないのはなぜか?
(日本語の基礎は縄文時代から早い時期に形成されたため)
言葉は高度な文化であり文化の基礎にある、言葉がない社会は人間社会ではないともなる言葉をもったとき人間になったともなるからだ
ただ言葉はどうして生まれたのかとなるとほとんど解明不可能である
これもこじつけかもしれないが鏡(かがみ)とはかがむという動詞が変化した
かがんで見るからカガミトなった、まず三種の神器に鏡があるときその前に鏡はない
では何かを見るとき写すときどうしていたのか?
それは水に水たまりでもいい,池でもいい、水に写していた、姿見の池とかあるのはそのためである。水は鏡代わりになっていた
その水に姿を映すときかがむ姿勢になる、そこからかがんで見るから鏡(かがむ+見る)鏡になった
どうしてそういう言葉ができたのか本当に不思議であり謎が多い、これも実際はこじつけだともなる
話すという言葉でも離れるとか放つとかなり言葉を話すことは離れる放つと同義語としてある、実際に口から放たれた言葉は離れてゆくからである。
一方で語るは形に関係していて型にはまるとかなる、語ることは型にはまったことを語るともなる、話す語る同じように話すことでも違っている
食うというとき食べるというのもある、この意味は同じではない、賜る(たまわる、
た・ぶ 【賜ぶ・給ぶ】であり食べるは日本語でも意味は同じでも違っている
食うは東日本の言葉でありたぶは西日本の言葉であり貴族の言葉から発しているのかもしれない、食うは何か下賤な言葉に感じるとき西日本の人たちは東日本の原住民の蝦夷を駆逐したからだろう、ても食うでも咥(くわ)えるから発しているとなれば動物が獲物をくわえている姿を見てこの言葉が生まれた、食うとはだから動物を食うことかもしれない
植物だと咥(くわ)えるとはならないからだ、とるとかになる、食べるがたまわるでありそれは農耕民的言葉なのかともなる、ただ食べるは西日本に分布して食うは東日本だとするとそこに文化の相違が生活形態の相違があって言葉の相違が生まれたともなる
面白い見解として日本語では物を数える場合、木なら一本二本であり花なら一本二本であり船なら一艘二艘であり家なら一軒二軒でありあとは一頭二頭とか一匹二匹とか数え方が違ってくる、英語だと関係なくone two threeなのである
英語でこだわっているのは単数と複数なのである。
これも一見たいしたことでもないようにしてもその背景に文化の相違がある
英語の方が抽象化の度合いが高いのである、数学的思考がありそれは高度な抽象化なのである。
言葉でも最初はあらゆるものに個別的に名前をつけてよぶだろう。木でも動物でも花でもそれを一個として抽象化することは高度な抽象化である
その物のもっている属性をただ数としてとらえるからである。
そうして数としてこの世にあるものを数値化される、それは高度な抽象化でありそれによって社会の現象でも数値化されるからである
ただそうして数化されるとその物のもっている属性は失われる、ただ一個のものとして認識されるからだ、人間も名前で呼ばれないで病院で怒った人がいたがそれと同じである
その人間の属性はなくただ一個のものとされるのである
だから言葉の背景には文化があり言葉が高等になればその文化度は高いのである
日本語は混成語だけど漢字も取り入れて相当に高度な言語である
ということは高度な文化が日本語の基礎語から漢字を取り入れて完成していたからだとなる
言葉がただ言葉から高度化するのではない、石器の発展とか農耕が入ってくればそのために新たな言葉が必要になる、言葉は文化や文明の形成とともに新たに作られる
それは西欧文明が明治に入ってきたとき日本人は訳すのに苦労したと同じである
その言葉のバックには西欧の文明と文化がありそれを日本語とか漢字で訳すのに苦労したそういう概念もないから苦労したのである。
rightは正しいという意味でも権利とした前は権理だった、でもこれでは権という漢字からイメージするから違ったものとして現されて誤解しやすいものとなったのである
およそ1万年から2万年前、古極東アジア語が使われた地域は、日本海を内海として ほとんど地つづきの状態であった。”日本湖”も冬季は氷結して渡りやすい所が多かった
と考えられる。したがって、この古極東アジア語はある程度の統一性をもっていた可能性 が大きい。
ここのサイトでは日本語の起源の謎を詳しく説明している
日本語は本当に謎である、印欧語のように系統化されないから一体どこから来たものなのか起源をもつものなのかいくら必死になって学者がつきとめようとしてもわからないのである
それはこのように日本語は縄文時代一万年とかあるとしたら古い時代に基礎となる言葉が作られて長いからである。
そしてある程度大陸と陸続きとか日本海が湖になっていたとかあり移住しやすい時移動して住んだ人たちがいてそのあとに海になり閉鎖された環境になったことでその言葉がどこから来たものかわからなくなった、混成後にもなりわからなくなったのである。
それだけ日本語は古い言語だからその元をたどることができなくなったのである。
ということは縄文時代が一万年あるとして日本の文化はそれだけ古いともなる
英語はゲルマン人のゲルマン語が基でありそれがデンマークとかスエ―デンとかイギリスに民族移動とともに波及したことは明確である。
日本もそういう民族移動があってもその元となるものが不明なのは早い時期に日本語が確立して海によって閉鎖されたからだとなる
だから孤立語のようになりその起源を探ることができなくなったのである
つまり日本では鎖国があったように海に囲まれることで閉鎖されたことによりかえって独自の文化が歴史を形成したということがある
大陸と陸続きだったからこうはならないからである。
つまり陸伝いだと外国の文化でも人でもモンゴルのように一挙に押し寄せる
征服もされる、日本は海に囲まれているからそれができなっかた
ただ海を伝っていろんな民族が日本にまじり混成後となり日本文化を文明を形成したとなる
だから日本人は日本語にアイディンティティがありそれを大事にしなと日本文明は喪失して日本文化も消失する
グロ−バル化社会だから英語にするというのは日本文化の文明の消失でありその時日本は共通の根をもたないアイディンティティでを失った根無し草になる
それで万葉集は日本の宝となる、それは純日本語で歌われたものだからである。
漢語はなく日本人の言葉で歌われたものだからである。
そこに万葉集の大きな意味がある
日本人の起源
ここは相当に詳しい、日本人の起源論を最新の研究で展開している
引用したのもここからである
【日本(世界)文化文明論(現代文明批判)の最新記事】
- 茶道がなぜ日本から生まれたのか 【..
- 日本語の謎ーわかる分け合う分かち合うの意..
- 現代文明はもはや一個の人間が認識する範囲..
- 庭作りから自然を農業を知る (農業..
- 文明と交通の発達は不可分に結びついている..
- 肥料で苦労してきた農民−農業を知らないと..
- ヨ−ロッパ中世と日本の歴史の共通点 ..
- 日本は森の国でありヨ−ロッパも中世は森で..
- 東洋思想と西洋思想とは何なのか? ..
- 島国日本と大陸文明 (日本人は大陸..
- この世は迷宮であり怪獣に食われる ..
- 地理が歴史を作る (初夢(はつゆめ..
- 空間軸と時間軸の世界歴史 (グロ−..
- 遊牧民から世界史を見る (遊牧民が..
- 遊牧民の世界への影響 (モンゴル帝..
- 文明をどうみるか、世界史を理解するには ..
- ネパールの原生林に住む原住民の不思議 ..
- 現代文明は互いに人と人が理解しえない社会..
- 文明の発祥の地がなぜ砂漠なのか川の側なの..
- 文明と文化の相違 人間の業なる文明..