冬の菊と老木と樅の木
百歳に母は死ににき冬の菊
老木のここに朽ちなむ冬の菊
樅の木に孟宗竹や冬に入る
一本の樅の木ここに立ちにけり知らざりしかも冬に入るかな
ふるさとの道に一枚散る木の葉しばしたたずみしみじみと見ゆ
よみとれぬ墓の文字かな誰が眠る短き日のはやも暮れなむ
母は冬の菊だった、目立たない女性だった、それでも最後までりんとしたところがあったただ処世術がない女性だった、何か世の中のことをわからない人がいるのだ
それは自分もそうだった、世の中にうとい人がいるのである
この老木は何か天然記念物のよにうも見える、この木は生きているのか?
まさに百歳の人間と同じである、これから百歳の人も増えてくる
今回発見した樅の木はいい木だった、樅の木は結構ある
でも意外と発見しにくい、ここにこんな木があったのかというのも発見しにくい
でもそういんう木があって故郷を支えていたとかなる
冬の菊でもここに朽ちるというときついの住処としてここで死ぬということにもなる
人間も生物だから最後はそういう気持ちになる
だから避難区域に帰ったのは老人なのである、つまりそういう気持ちになるのが生物として自然だからである
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