2019年01月29日

始皇帝陵(漢詩もどき一将功成万骨枯) (世界の歴史は極端な格差社会の継続だった)

  
始皇帝陵(漢詩もどき一将功成万骨枯) 

(世界の歴史は極端な格差社会の継続だった)

始皇帝陵

春雨濡始皇帝陵
興国中華祖威容
万騎兵馬俑面々
大軍地下深埋没
平原平沙興亡国
一将功成万骨枯     

格差社会をいろいろ現代で言われるけどもともと人間の歴史をみれば極端な格差社会である
王が栄華を極め人民はそのコマとなり広大な大地に平原に砂漠に埋もれる
その図式が世界史ではいたるところにある、ヨ−ロッパでもベルサイユ宮殿とかでもそうである
中国は極端にその人民と王の格差が激しいのである
王にすべての富が集中する構造になる、その富で広大な土地だから限りなくななる
今の中国をみればわかる、同じ構造だからやはり極端な格差社会になる

共産党幹部は王朝であり幹部が何兆円もの財産を所有して貧富の差が極端なのである
だから平等を目指す共産主義がまた極端な貧富の差を産みだしたというのも皮肉である
つまり中国社会の構造は始皇帝の時代から変わっていないのである
それは歴史的にも莫大な富が王に集まりそこに大宮殿が生まれ遂に始皇帝の場合は大規模な地下宮殿になる
その地下宮殿に行ったことがある、それは作られたものだった
でも死んで地下まで現世の栄華を作り出し残すという執念は中国人らしいとなる

日本がは国土が狭いしまず巨大な富を産みだせないし平等な国になっていた、第一侍がいたとして支配したとしても庶民の暮らしとさほど食べ物でも変わらないからだ、中国とかヨ−ロッパでも宮廷料理があるが日本には侍料理などないのである
殿様料理があったとしても鯛を食べるくらいが贅沢だとなる
侍でも質素なのはそれだけの富を作り出せないからである
日本がの古墳でも大きいのがある、仁徳天皇陵は世界的に見ても巨大である、始皇帝陵は一つの人工の山を成しているので高さの点では大きい、でも日本の天皇はそんな贅沢をしていない、豪華さがないのである
大陸国家のように国土が狭いからそれだけのい富を作り出せなかったのである


高き屋に登りて見れば煙立つ民のかまどはにぎはひにけり

『新古今集』

この歌は古代の聖帝として有名な仁徳天皇を偲んで詠われた
歌です。

仁徳天皇は八幡さまのご祭神として知られる応神天皇の第四皇子です。
仁徳天皇のことで最もよく知られている逸話は、民のために
3年間租税を留められたことです。
そのため、宮殿の雨漏りはひどく、天皇は、屋根の破れ目から星の光がさし
入るような中、休まれていたといわれています。

三年を経過して民の生活力はすっかり回復しかまどの煙が立ち上る
ほどになり、天皇も「百姓富めるは則ち朕が富めるなり」と仰せられて
喜ばれたのです    


この歌は後世のものであり史実ではないのもわかる、第一仁徳天皇陵は巨大だからである
もしかしたらそういう脚色して天皇をほめることにしたのかもしれない
あまりに格差があると質素を装うことがある、あれだけの天皇陵を作った人がそういう気持ちになるのか?
確かに何か疑問が生まれる
ただ天皇はもともと質素なのである、大陸の王とはまるで違ったものであり権力はなくただ担がれるものでしかなかった
日本でで巨大な権力者となると秀吉くらいだったろう

ともかく中国とは何かとなるとその広大な国土と国民の人間の多さがその国柄を作ったし人も作ったのである
「一将功成万骨枯」である、それはアメリカとか今のグロ−バル社会でもそうである
数パーセントの人世界の富の半分とか集中して保有している、アメリカも極端な格差社会なのである
グロ−バル資本主義自体がそうした格差を作る、今は世界の富が資本家というか多国籍企業に集中してその幹部や社長が莫大な富を得ているから世界史いうのも変わらないのかとなる
2000年前でもそうだし今もまた形を変えているが極端な世界的な格差社会なのである

中国には十数年前に三回くらい行っている、それで何か中国というのも理解した、あの時は鉄道は通っていても出稼ぎ者が車両に家畜のように詰め込まれていた、出稼ぎ者の大移動があった、流民というのを実感した
膨大な人間が集まり流民となり都市に移動していたのである、その貨車に人民という家畜が詰め込まれていたとなる
中国では人間が多すぎるから人権とかは成り立たない、人民は奴隷でありその莫大な人間を支配するには圧制になる
それが共産党に代わっても同じだったのである
大陸国家にはそうした共通性がある、莫大な富が王とか少数の人に支配階級に集まる、そういう仕組みがある

グローバル資本主義もそうだったのである、後進国がそうした支配階級の奴隷と化している
それが世界的規模になっているから何か公正な原理で働いているようで実際は同じ構図なのである
何か国が大きくなり規模が巨大化するとそうした格差社会になる
日産のゴーンでもそうだろう、富が社長に集中する、その金の額に驚くことになる

日本では村という小さな単位が共同体でありそこでは格差が生まれにくい、みんな平等を追求する、極端な富者はありえないのであるそれは規模があまりにも小さいからである、そういう国の差がやはり国土から生まれているとなる
ロシアでもプーチン皇帝となるように国土が広大になるとそうして圧制があり一党独裁となり王が君臨することになる
中国の謎は村というものがないというのである、日本がで村というものは中国にないというときこれも理解しにくいのである
中国の共同体の単位は相当に一国のように大きなものだということである
要するに日本人が大陸国家を理解できないのはその国土のスケールの相違が大きいからである
平原があり砂漠があり湖にしても琵琶湖の三倍とかもっとありなんでもスケールが大きいからイメージできなくなるのである

私の場合中国で犯罪にあわなかったのはバックパッカーだったが汚い恰好していたから中国人に見えた
中国人と日本人でも見分けがつかないところがあったからである、これがヨ−ロッパだと見分けがつく、ただ日本人は中国人になる
つまり私は中国人民の群れのなかに埋没したから目立たなかったから犯罪にあわなかったとなる
あのころ中国人は相当に貧乏だったからである、それが十数年で新幹線から月まで行くとかスマホとかit先進国になっているのが信じられないとなる、こんなに変わるものかと驚くことばかりである
この辺の津波でも原発事故でもそうだったが十年一昔になり十年なると世界でも様変わりするものだと驚く
特にグロ−バル化でその変化が世界的になり激しいのである、だから中国は経済的に崩壊しているとかyoutubeで盛んに言うが
アメリカでも衰退してアメリカは日本を見捨てるというのも現実である、アメリカも常に変わっているからである
最も勢いのある時代をアメリカはもう過ぎているからである、だからなぜ中国は崩壊するとか言うのが理解できないのである







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