原発事故の原因ーその地に住む者と住まない者の差
(責任は住む者に強いられるー東電の人は住んでいないから無責任)
原発事故の原因とか責任を追及してきた、その原因は一つではないし多様なものがある
だからこれだけの大事故だともう国全体の責任として国民全体の責任として波及したし世界的責任にもなっていた
何故なら海とか大気まで汚染されたからそれは一国とか一地域の問題でなくなっていたからである、原発は日本だけではない世界的な影響があるものとして事故が起きた
それはチェエルノブエリですでに証明されていた、ヨ−ロッパ全土に波及したからである
福島の事故ではそれがなぜ起きたかとなるいろいろ原因はあり追求してきた
人間は住んでいる場所に一番関心があり住んでいる場所を良くしようとする
住んでいる場所が何であれ汚染されたりすると住めなくなったりするから敏感になる
毎日使う水でもなんでも汚染されたら住めなくなるからである
つまり何であれ住んでいればその住んでいることだけで責任を強いられているのである
そういうことは自覚されないが今回のような原発事故とかなるそこに住んでいた人が住めなくなり責任を強いられたのである
だから住んでいること自体責任が課せられていたのである
生れたときすでにその土地に責任をもたされていたともなる
なぜなら親がいて先祖がいて次の代もありうるからである
家だって住んでいると汚れればきれいにしよとかなる、放っておくとゴミ屋敷になってしまう、だからすでに家に住むこと自体家に責任が生じて掃除することを強いられているのである、責任を持たされているのである
何かを所有することは責任をもたされる、土地をもっていればそこを荒地にしていれば土地を有効に使わないとして土地をもつ権利すらなくなる
現実に山でも明治以降無数の権利者がいてその山全体を有効に活用できなくなった
ただ名前だけで土地を所有されているのはもう権利がないと法律もできる
原発でもそもそも東電では東京に作るのが筋である、送電線の費用もいらないし合理的だったのである
それを福島にもってきたことが災いになったのである
まず離れているということで無責任になる、東京には300キロ離れているから事故があっても安全だとなる
そこに東電の幹部とか社員が住んでいて福島に一部は住んでも住んでいない
すると住んでいないから無関心になり真剣に原発の安全など考えないのである
だからこそ東京に原発を作ることが安全を守ることだったのである
なぜならそうなればすぐ近くにあるのだからもう絶えず監視して安全を守るからである
ただそうなると反対勢力が大きくなり原発は建てられなかったとなる
そして事故になった時、離れているから的確な指示を東電の経営者はできなかったのである
そこで吉田所長の肩にその責任がのしかかったのである
実質的に原発の責任者になっていたからである
でも東京と離れているので意思疎通ができなくなっていた
それは東電の幹部でもそこに住んでいないからである
何かそうして離れていると支持もできなくなる、日本の戦争でも満州の陸軍が中央の指示を無視して暴走したとか他でも大帝国になると地方の支配がままならず反乱が起きてくるそれは離れているから中央の指示が通らなくなるためである
何かかならずそこに行き違いとか生じてくる、意志疎通がスムーズにできないのである
そうして大帝国でも崩壊してゆくことがある
そして東電にしても福島原発でも上の人がいて現場をで働く人たち、電気関係者でも千人もいたというのである
その人たちは原発の危険性を現場から見て知っていたが東電には逆らえない、東電の命令は絶対だとなっていてその危険性があっても上の人は聞かないし抑えるだけだったのである
つまり絶大な権力をもてばそうなる、その権力者に逆らうことはできなくなる
こうして東京の幹部と現場の福島の吉田所長などの乖離が起きた
いくら情報がやりとりできるとしても現場との乖離が生まれた
それは住んでいないから危機感がもともとなかったからである
福島原発の回りに住んでいたら危機感が違っていた、そのことから危機感がもともとなく大事故になった
一方で女川原発は東北電力であり地元である
それでその時東北電力の副社長が10メートルの高さに原発を建てようとしたとき15メートルにした結果すれすれで助かったのである
それも危機一髪だった、ただ女川とか三陸地域は津波が明治にもあったからそういう危機意識があったからそうできたともいえる
だからもしかしたら東北電力が原発を建てていれば危機意識があるから違ったものとなっていたかもしれない、東電は東京であり離れているから危機意識を持たなかったからである
いづれにしろそこに住んでいる人は原発がすぐ近くにあるのだから放射線とかのことがわからないにしろ危機意識を自ずともつはずだったのである
毎日原発の煙突を見ていたからである
ただ私の住んでいる所は30キロ離れていたから関心がなかった
それが福島市とか中通りまで影響したのである
福島県民も離れていると思い関心がなかったのである
いづれにしろ人間は住んでいる場所に一番関心があり責任が強いられている
だから駅でも鹿島駅のことを書いてきたが鹿島の人が高校生の見守り役でもかかわるべきだったとなる
なぜなら鹿島に住んでいる人とまた原町に住んでいる人は違うからである
鹿島に住んでいれば鹿島のことに一番関心がありまた責任が強いられるのである
そして一番駅に関心をもっていたのは駅前の自転車屋だったのである
なぜなら四六時中駅を見ているから一番詳しかったのである
私はただ毎日買い物帰りとかに昼間寄っていた、それで関心をもつようになったのであるそこはすく近くで住んでいるからである
ともかく住む場所に一番関心があり責任も強いられる、そうでないものはやはり関心がない、外から来る人でもその駅に継続的に関心はない
一時的であり一回くらいしか寄らないとすれば関心がない
そこで何か駅に要求することもない、でもそこに住んで鉄道を利用するとなると違ってくるのである、日々利用していれば鉄道に関心をもつからである
ただ車時代では鉄道を利用する人が少ないから関心がないのである
グロ−バル経済でも物が入ってきてもその物を作る人に関心などない
そこに住んでいないというより国外なのだから関心をもちえようがないのである
だからそこに住む者と住まない者の差は本当に大きい
関心の持ちようが根本的に違うし責任も強いられる
そうして現実に多数の人が故郷に長年住んだ場所に住めなくなったからである
住めなくなるということが最悪だったのである
住むということがまずできてこそその他のものがありうる、住めなくなるればもうすべて終わりだともなってしまうからである
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