6号線を67歳の自転車旅行者行く
蝉鳴いて一時出会い別れ行く
街空を増えて飛び交う夏つばめ
のうぜんの命燃やして一つ散る
ダイユーに自転車旅行の人がよったので聞いた
その人は頭もはげていて老人だった
67歳だった、でもバッグを両側に下げてテントも積んでいる
その人は北海道を回り八戸に来てそこからこっちに来た
茨城県の出身である
一か月すでに旅行している、でも茨城県ではまもなくつく
暑い日ざしを受けるとときついと見た
それは最近自分が体が弱って熱中症になるのが恐怖になったからだ
67歳で自転車旅行するのはこの暑さの中にするのがきつい
でもこの前は64歳の人が歩いて旅していた
だから結構そのくらいの年できつい旅行する人がいる
自分も北海道を一か月旅行したけど頭くらくらしてきた
何か浮遊している感じにもなった
北海道は自転車旅行には一番向いている、ただ距離があるから疲れる
前は良く6号線を若い人でも自転車で行く人がいた
今もいるが数は少ない、やはり原発事故で途中とぎれて行けないからである
あそこの道はいつ行けるようになるのか?
電車は来年の春に行けるようになることは決まっている
でも六号線を自転車で行けるのはいつになるのか?
会社を退職すると旅したいということがある
それは願望があるが実現しない、すると退職するとできる
そこで体力が問題だがやれる人はやる
それで九州から青森まで歩いて旅した人もいた
私は旅してきたから旅する人に興味がある
ただ八戸にフェリーで寄ったことはない、八戸と仙台は船だとそれほど距離がない
とにかく暑い、一時会って別れた
蝉鳴いて一時出会い別れ行く
何か最近別にここだけではない、人間はこの年になると本当に「さよならだけが人生だ」となる、一時会ったとしてもあとは永遠に会わないとなる
だから老人になると見方が違ってくる
現代はそもそも出会いがない、出会う時間がないのだ、車と電車でも自転車でも人と出会ってゆっくり話することができないのである
それでどういうわけか駅だと待っている時間が長ければ十分でも二十分でも話する
先日は神戸から来た人と話した
仙台空港から帰る、今はみんな仙台空港を利用して関西方面に行く
だから早いのである、7000円だとか言っていた、安い航空券だからか?
新幹線が早くても金はかかるし時間もかかるからここからは仙台空港を利用する
電車も名取から仙台空港行きがあるだ
つまり仙台空港へのアクセスとして電車を利用するということがある
そういうふうにつながると電車に乗る人も増える、今はいわき方面と電車がつながらないから利用者が増えないのである
【日々の感想(今日の俳句短歌と詩)の最新記事】
- 冬の日に相馬市の宇多川を上りから丸森へー..
- 冬薔薇【一日風が唸り吹いた】
- 冬の菊の俳句連作【原町郊外から橲原の冬景..
- 冬に入る―俳句連作−神の手に万物が結ばれ..
- 俳句が写生になるのはなぜなのか? ..
- 鹿島駅舎は古いー駅前の星自転車屋は死んだ..
- 人は死んで何が残るのか―愛は消えない ..
- 国民国家とは近代に形成されたもので新しい..
- 文化の日に近くの地蔵堂をたずねる ..
- 夕陽が輝き秋の雷がひびき鳴る
- 【田舎の秋の風景】ーダリア、秋薔薇、柿、..
- コスモスと川と魚 Cosmos a..
- 秋になり飯館村に行く【秋の風、秋の蝶、実..
- 秋からすぐ冬になるのか (花でも野..
- 秋時雨(急速に秋になってゆく (自..
- 秋になってもまだ夏なのか(鮎、カンナ、朝..
- 認知症にならないためにすること (..
- ようやく秋になるー窓に月(朝露、稲穂、秋..
- 特別暑い夏の詩(鷺、涼しい、雷、夏の雲、..
- 小さきものの声(虫の声)