梅匂う(海老浜と日立木駅辺りを行く)
海老浜
日立木(町場橋)
薬師堂
老の身に霰や厳し生き残る
相馬焼に梅挿しにほふ遺影かな
猫柳姉の遺影に挿しにけり
蕗の薹ここに芽生えてイヌフグリ
梅においしばしよりにき昼の月
春の日の日立木駅や昼の月
里暮れて柔和なる月いずるかな
今日一日東風(こち)吹き遠きを思うかな
海老の浜津浪よりはや十年や春日さし松の育ちけるかな
日立木の町場橋かな紅梅の薬師堂に映え松並木行く
一時霰がふった、その後結構寒かったら春寒しとなる、老人になっても厳しいことはあるしかえって苦しいともなる
でも今日は一日東風(こち)が吹いた、一日吹くということは春になったということである
東風が吹いても北風がまた吹いたりするからである
この東風はただ原発事故の時悪く作用したのである
ちょうど爆発した時、東風吹いてそれが放射性物資の塊りとなってブルームとなって飯館村から福島市に流れた
だから不運だったのである、それでいまわしい記憶ともなっている
海老の浜に津波の後に松が育っている
やはり十年すぎると人間だと小学生くらいになったのかと見る
でも大人になるには後20年くらいかかるから先が長いとなる
新たに苗を植えた所もありそれも先が長い、大きくなるのはもう見れないとなる
育った松は震災の後に落ちた種が育ったのである
蕗の薹が出ていたから春である、日立木駅は本当に無人駅である
一人二人しか乗り降りがない、鹿島駅は今は高校生の見守りの人がいるから無人駅でもなくなった、日立木駅は本当の無人駅である
日立木の町場橋はやはり街道と関係があるのだろう
ちょう ば ちやう− [3] 【町場・丁場・帳場
@ 宿場と宿場との間の距離。ある区間の距離。 → 長(なが)丁場
A 夫役で、運送・道路工事などの受け持ち区域。工区。持ち場。
B 馬子やかごかき・人力車夫などのたまり場。
@ 宿場と宿場との間の距離。ある区間の距離
これが適当なのかもしれない、なぜなら松並木があり街道であるからだ
相馬市の城から歩いて来てここで休むとういことがあったのだろう
ただこれは歩いてみないと感覚的にわからない
だから歩くといいのだけど私は歩いた旅は近くでもしていない、疲れるからである
だから歩く人には感心するのである
東風は海から吹いている、だから広い海を思う、東風が吹くと遠くに行きたいとなる
ただここ十年は遠くに行っていない、去年だって仙台に一回しか行ってない
今年になっても一回も行っていないのである
コロナウィルスになってまた出かけにくくなったのである
結局人間はいつか旅すらできなくなる、何するにしろ体力もなくなるしできなくなる
何か登山しようと思ってリュックを買ったがこれも無駄になった
新しい機械も道具も買ったが使いこなせなかった
つくづく今までしたことを続けようとしているのだができなくなる
それで車の免許でも返納して運転できなくなるとき本当に老いを感じるのである
老いとは今までしていたことをしようとしてもできなくなることである
それでがっくりとして老いるとなる
そういう日は誰にでもくる、だからやりたいことをやっていないと損だったとなる
海外旅行を50でしていたから良かった、そうでないとできなくなっていたからである
姉には猫柳がにあっていた、良く近くの河原でとってきたからである
認知症になったとき本当にあわれだった、最後は無惨だった
でも自分には良くしてくれたから忘れられないのである
複雑な家庭だったが自分にとっていいものだったのである
それを死んでからつくづく感じるのである
二人がいて自分がありえたとつくづく思うからである
【日々の感想(今日の俳句短歌と詩)の最新記事】
- 真野川の土手でジャコウアゲハを発見!
- 車社会を見直すべき (歩く旅のこ..
- 盛夏の俳句と短歌(白鷺、夏霞、蝉の声、夏..
- 砂漠のオワシスの青い花 blue fl..
- 合歓の花、芙蓉、ひぐらし、夏の雲 ..
- お医者さんのyoutube-医者の本音 ..
- 合歓の花、揚羽、立葵(なべかんむり山)
- 藪甘草、擬宝珠、夏燕、夏の夕暮・・(石の..
- 紫陽花に合歓の花や黒揚羽 (梅雨の..
- 紫陽花を植えた真野川の土手の道 (..
- 夏の朝のと俳句十句ー浜通りの場のエナジー..
- 雉、夏雲雀、ホトトギス、夏菊(庭の薔薇)..
- 雷雲が湧き、黄菖蒲が映え、ホトトギスも鳴..
- 原町の市街から郊外へーそして旧街道を小高..
- 全国焼きもの紀行俳句 (日本の茶の湯、..
- 夏の日に相馬市から新地の花木山ガーデンに..
- ロシアの技能者や富裕層や若者の大量流出ー..
- 南相馬市鹿島区真野川沿いのサイクリングロ..
- 知らないうちに蓄積されているカルマ ..
- 新田川の岸辺の八重桜が見物 (タン..