蛍袋(原町ユッサの裏の大原の道)
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高松の店はコンビニのようになったが品物が少ないから客も来ない
何かこうした店は古くからあったがやっていけない
ただここは旧街道であり車はひっきりなしに通っている
でも寄る人が少ない、それも淋しいとなる
車社会になるとどうしても小さい店がなくなってゆくのである
老鶯やユッサに休む草深し
赤らみぬ蛍袋やユッサの湯
大原の墓地や影なし涼しかな
草深く蛍袋や社かな
草深く夏薊かな黒揚羽
黒揚羽ここに出会いて舞いにけり草深きかな大原の里
草深く埋もれし墓やその名もなにもしりえぬ大原の里
大原の日影の道にあまた咲く蛍袋や草深しかな
この道を行けばあわれも大原の知る人眠る木陰深しも
新田川の原町ユッサは意外と場所がいい所にある、ユッサそのものはそんなに景色がいいとはならない、でも今日行ってわかったことはその裏の道がいいのである
新田川が流れていて大原の里があり木陰の道がつづいている
今日そこを行ったら木陰が涼しい、そこに墓地があって草に埋もれた墓がある
そこも影になり涼しい場所である、そこに小さな社があった
馬頭観音であり新しいものである、馬頭観音は昭和の戦前まで馬を使用していたからいたるところにある、だから新しいのである
古い神社や社は別である、何か新しいものには価値がなく古ければ古いほど価値が生まれる、神社でも古い神社は価値がある、ただ古さがわからないのが多いのである
神社がいつ建てられたのか祀られたのかわからないのが多いのである
テレビを中古店に引き取ってもらうとしたら型番かわかればそのテレビの製作した年代がわかる、だから型番を教えてくれと言われた
年代的にそれがいつ作られらたものかわかりそれで評価するのである
神社でもその由来が古ければ逆に文化的価値が高くなる
電器製品は新しいものが価値があるの逆なのである
大原は街から離れた草深い里だとなる、今の距離感だと街に近い感じになるが車がないときは遠かったのである、それより前田という地名がありそこが大原の中心だった
そこに住んでいた斎藤氏と病院に入院して知り合ったが死んだ
その人の墓がユッサの裏の道を行くと杉林の中に隠れるようにしてある
その人の家は空家になって住んでいないのである
息子は街中に住んでいるからだ、だから廃屋となっている
その近くに長く廃屋として放置された家がありそれは本当に幽霊屋敷のようになっているなぜか壊さないのも不思議である
本当に幽霊が出て来るくるような家なのである
ともかく原発事故以後意外と大原は放射線量が高く避難した
そこで一時荒廃した、今でも荒地が多い、それより放射性廃棄物の貯蔵している所が目立って嫌なのである
それはこの辺ではこうした山里でも塀で囲んで放射性廃棄物の土を貯蔵している
それがいつなくなるのかわからないのである
それが風致を乱しているから嫌なのである
つくづく原発事故は罪深いものだった、なぜならこうした村を破壊したからである
ただその前に村は荒廃していた、跡継ぐものがないとか全国の村が限界集落化している
原発事故はそういう村落を壊したのである
それで補償金をもらって喜んでいる人たちも現実にいる
別にそこに住んでいる人が自分のように異常に景観とかにこだわらないからである
でもこうして村の景観が壊されることは心も荒廃するようにもなる
本当は村とかあることはそこに生活があることは外から見たらいいものである
何かほっとするものを感じる、でもそこに住んでいる人はそうでもないのである
だから原発でも積極的に誘致したとなる
ただその時昔からあった村という全体が壊されたとういことがある
町でも全体が壊されて風致もなにもなくなった
いまでもやはり放射性物質の廃棄物場がそちこちにあり風致を乱しているのである
とにかく原町だと深野とか大原は奥まった所でいい場所であり鹿島だと橲原(じさばら)村なども奥まった山里でいい場所である
でもそこでの暮らしが破壊された、田畑が回復しなくなったからである
そこは今はクローバーの野原になっている、原野化したのである
クローバーが馬肥しというのもわかる、田んぼの前は一面の馬肥しであり馬の餌になっていたからである、放牧された馬の餌になっていたからその名がついたのである
北海道にはクローバーの原野があり馬や牛が放牧されている
そういう風景が原野の風景があった
今日は暑かった、真夏である、でもあの辺涼しいから気持ち良かった
散歩にはいい場所である、この辺は海の方にも行けるし山里もある
それが浜通りのいいところなのである
ただ高い山がないのでものたりないのである
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