みちのく真野の草原は気候の境界
(シャリンバイは南限であり今日の暑さも境界になっている)
暑いけど真野の草原の万葉集の歌は境界だった
暑さ寒さの限界地点なのである
大和王権に服属した地域である、ちょうど真野の草原辺りがそうだった
つまりここが大和王権の支配の境界だったのである
気候でもそうであり歴史的にも大和にその境界として知られたのである
そこに真野の草原の意味がある
この歌はそういう歴史的背景がありただの恋の歌ではないのである
真野の草原の草原(かやはら)まで大和王権の支配地域となりましたという宣言の歌でもあった
そういう境界の場所として奈良の都では認識していたのである
万葉集のみちのくの真野の草原(かやはら)のことを追及して来た
何か前も寒さでもここを境界にして寒さがやわらぐ
今回でも猛暑だけどここを境にしてほぼ温度が低くなっている
ただ中通りはそもそも盆地になっているから暑いのである
それで阿武隈高原を越えて浜通りに帰る時、海から涼しい風が吹いてきたとき
本当に気持ちよくなりほっとした
自転車だと風を感じるのである
浜通りは海から風がふくから涼しいし冬は温かいのである
それが取り柄なのである、福島市とかは夏は暑いし冬は冷えるのである
だから気候からすると中通りと会津には住みたくないのである
それで海老浜が車輪梅の南限の地として有名だった
このマルハシャリンバイは奄美大島が原産地でありここが南限の地として咲くのである
つまり気候と深く関係して植物でも花でも咲くのである
北海道になると高山植物が平地で咲くというときやはり気候の関係でそうなる
植物は気候に敏感なのである
そしてもう一つ気候の境界線が東北では平泉辺りになる、そこまでは東北でも芭蕉が旅したみちのくの領域になる、さらに北上すると青森とかなり別な世界になるかもしれない
やはとり平泉も一つの気候の境界でありそこに東北の都となったとなる
気候の影響は大きい、照葉樹林文化のことでも追及したがその温帯系文化が中国とか東南アジアとかにつづいていてそれで安曇系統の綿津見神社が南相馬市近辺に多いのである
スダシイ神社が原町区の高地区の多珂神社の隣にあるのもそのためである
ともかく気候の影響は大きい、植物の分布でも気候によって分布する
人間も時代をさかのぼればのぼるほど気候の影響を受ける
ただ南相馬市でも熱帯化した時期がありそれでサンゴの化石が真野川の上流などで発見されたのである,フタバスズキリュウなどは熱帯化した海で生きることができたが寒流では生きられなかったろう
ともかく世界をみるとき気候から見ることは欠かせないのである
気候の変動があり世界が変わるということがある
ただこの暑さは異常である、ヒートアイランドとかクーラーとかの熱とか人工的に暑くなっている、玄関の前がアスファルトであり熱気がこもって外に出れなかった
何か現代は都会のように人工化して暑くなるのである
おそらく風車とかソーラーパネルでも熱くすることがあるだろう
だから家の前にソーラーパネルがあると反射熱とかで暑くなるから嫌である
人工化したものは必ず自然に影響する、つまり風車もソーラーパネルも自然エネルギーではないのである、だから明らかに植物に影響する、葉から水分を蒸発したりすることが過度になったりして影響する
つまりコロナウィルスでも何か人間側に自然に対して人工的に人為的に作用してウィルスが人間にうつってくる、この世に起きることは自然災害でもそれは自然が悪意があってしているのではない、自然には自然の法則がありその法則をさまたげることをすると不自然となり自然災害が起きて来る
ダムでも水が流れているのが自然であり水の流れを止めるのは不自然だから洪水になったりする、つまり人間の技術はなんらか自然にとっては不自然になり問題が起きる
歴史でも天候は常に関係して来た、古代とかなると自然は原始のままの所がまだ多かったすると天候でも自然をより反映したものとなっていた
ただ天気図を見ると確かにこの辺が気候の境界線だということが変わっていないのである暑さでも寒さでも天気図を見ると境界線になっている
だから万葉集の真野の草原は明らかに南の境界線だったのである
そのために奈良の都にでも知られていたとなる
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