秋鴎、虫の音、秋の海(久ノ浜の秋の短歌十首と写真)
一段と低くくなっているのが前の道である
遠くに見えるのが原発の煙突
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つわぶきが自生している、これは秋に花が咲く
この辺は照葉樹林帯でありあたたかいから自生している
海から昇る月が街なのかにでる、それが赤い月なのである
だからここは海と一体化した街なのである
久ノ浜旅人一人秋かもめ
秋の海連隊飛行鴎かな
無人駅虫の音しげく夜になる
久ノ浜砂浜歩み流木の形を作り秋の日暮れぬ
久ノ浜波音ひびき砂浜を我が歩みつつ秋思に暮れぬ
波立の巌に波の飛沫けり沖に船行く秋の海かな
波立の巌に秋の日さしにつつ波打ちしぶきさらに固しも
久ノ浜巌につわぶき密なりき照葉樹林や秋の日さしぬ
秋の陽は山に没りにしあわれかな砂浜歩む久ノ浜かな
波立に波打ちひびき秋の海鴎三羽連なり飛び去る
久ノ浜老女のあわれ虫鳴きてこの松の育つ歳月思ふ
ひさびさに久ノ浜に来て秋の海波音聴きて我が帰るかな
無人駅一人のみ待つ人のあれ電車を待ちぬ秋の夜かな
海よりし十五夜の月や久ノ浜路地裏の路にい出にけるかな
乗る人もなき駅なりしただ虫の声しばし聞こえて去りにけるかな
十五夜の満月車窓に望みつつ全線開通常磐線かな
久ノ浜は砂浜があり街が隣接している、この砂浜が貴重だと見た
なぜならここからは相馬藩内になっても砂浜がないからだ
一部わずかにあるにしろほとんど砂浜がなくなった、四倉の浜も砂浜が広い
それでその広い砂浜が津波の干渉地帯となり意外と街が被害がなかったのである
だから津波に有効なのは土手であり砂浜であれ緩衝地帯が必要なのである
だからなぜこんなに津波の被害があったのか?
もしかしたら自然の地形が変わり緩衝地帯の砂浜などが消失したかもしれない
直接海に接していたら危険である、自然の状態だったら広い緩衝地帯がありそこには家は建っていないということがあった
仙台の若林とかでもともと海だったところに住宅地にしたから被害が大きくなった
つまり人間は文明が発達すればするほど自然を侵害してしまい、それが災害に弱くなったのかともみる
四倉は別に高い土手はない、でも広い砂浜があり津浪の緩衝地帯になって被害が少なかった
久ノ浜は観光ではいい場所である、砂浜があるからだ、それと波立の巌がありあれがいい
ただ前は岩礁地帯がありそこに海の生物を見ることができた、何か今回は荒く波が打ち寄せて見えない、津波で変わったのかもしれない
この辺は磯とか岩礁地帯がほとんどないのでここが貴重だったのである
そこで熱帯魚などを見たことがあるからだ
海があっても岩礁地帯とか浦とか入江がないと自然景観としては良くない
それで津波で一時八沢浦が本当に入江になったことほど驚いたことはない
もともとそこは海であり入江だったのである、明治になって干拓されて田んぼになったのである、日本でぱ土地がないからどうしても海側でも土地を求めて干拓しているのである
この時十五夜の満月が久ノ浜の街の路地の道に出ていたのもふさわしい、この街は海と一体化しているのである、だから津波の被害にもなった
ただここが砂浜があるのでこの辺の海とは違っている
次はは四倉の方に回ってみたい、浜街道を行くのである
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