田舎では格差が眼に見えて大きくなる
(田舎の有力者は住み安い-田舎は監視社会)
その人は歯医者だけど今日見たらキャンピング―カーがあった、新しいものである
それはその本人のものかわからなかった、でも何回も見ればそうらしい
新車でそれなりに大きいから一千万近くかもしれない、第一私の町でキャンピングカーを持っている人を見たことがない、たいがい駐車しているのをみればわかるからだ
だから車は目立つからそれであそこではいい車をもっているとかみる
それは車を持っている人ならわかるのである
一時何かこの辺は原発補償金が入りレクサスとか買ったとか常に噂されたのである
その家のことは自分の家で店をしたときから知っている、店で関係していたからである
でも医者の家とかではない、金持ちでもない、でも歯医者になり今は立派な家に住んでいるから成功者だとなる、評判もいいらしいとなる
これは別にもともと何の後ろ盾もなかったが息子が頭が良かったからだとなる
ただその資金についてはわからない、借金だったのかどうかわからない
でもそうであってもすでに返しているのだろう
田舎ではかえって格差が大きく目立って現れる
こうしていい息子をもてばいいが障害者の子ども持っている人もそれなりの人数としてどこでもいるのだ、その差が大きすぎるのである
一方は日雇い労働者となり非正規だとかにもなる、コンビニで働いている中年はそうだろう
都会と違って田舎だと金持ちでも貧乏人でも目立つのである
それは目に見えるからである、都会だとあれだけ密集して住んでいればわからなくなる
その人が贅沢をしていてもどこに住んでいるかもわからないし目に見えないからである
だから田舎の方が格差が現れやすい、第一家を見る、家からその家を判断できる
まず田舎で市営住宅に住んでいる人たちは最低限クラスである
生活保護者も多いだろう、その市営住宅も50年以上過ぎて老朽化しているから最低クラスだとなる、でも家賃など5000円とかもあり三つくらい部屋があるから一人なら都会より恵まれているとなる
田舎は住居費は安いのである、収入が少なければそうでないとやっていけない
ともかく田舎の方がこうして格差が目立って現れやすいから外面を気にする
それで親戚も医者だとかなり自分自身も事業で成功した人として認めてもらいたいと必死になり嘘をついたり隠したりしていた
そういう人は必死なのである、田舎で失敗者となるとみじめである
それも都会だと周りにわからないことがあるが田舎だと隠すことができない、いくら隠していてもわかってしまう、知っている人の工場は倒産して更地になったりする
ただ正直人間の浮き沈みが常にありいつまでも栄えているものもない
時代によって浮き沈みがあるからだ、ただ事業に向く人と向かない人もいる
不思議なのは自分の母方の実家の父親は警察署長だったけど機織り工場の経営で失敗した次に私の父親は双葉の新山で酒造り屋に勤めていたが倒産した
また父方の親戚も工場が倒産して今は更地となった
次にやはり父方になるのか会社を経営して事業に失敗した、そのことで自分もひどいめにあった
だからこれだけ事業に失すずる人がいるということなのか?それは普通のことなのか?
実際に事業で成功している人は20人一人だというのもそういうことなのか?
ただ歯医者とか医者とかは成功しやすい、事業としてはそうである、それもこれまではでありこれからはわからない、歯医者も増えすぎたからである、すると過当競争になるからだ、ただ別に腕がいい医者には人が来ることは確かである
でも田舎はなにかとこうして格差がかえって目立つから下の方になると住みにくい
どんな家に住んでいるからわかるし隠しようがないからである
都会だったらどんな家に住んでいるからわからないとかなる、格差が見えないのである
田舎だとこうして差別化されやすい、田舎で暮らしやすいのは田舎で地位とか財産とか何か既得権をもっているとかなると暮らし安い、そういう場に雇われる人だったりするとさらにその地位はゆるぎないものとなる
つまり殿様のようにもなるのである、そういう人は田舎でぱ威張っていられるから住みやすいのである、田舎でぱ誰でも一目置くからである
警察だってそうした田舎の有力者には手を出せないとか犯罪すら隠すこともできるとかなる、田舎だと警察すら土地の有力者のご機嫌をうかがわないと仕事ともできないとなる
開業医とかも土地の顔役になったりするから住みやすい、第一田舎だと医者を選べない、少ないから選べない、都会だったらいくらでも選べる、ただ歯医者は隣の市でもあり多いから不便とはならない、他の病気はそうはならないのである
耳鼻咽喉科は南相馬市では一軒しかないしむずかしい病気はこの辺では診れないということもあるからだ
そうなるとお医者様に何かたてつくことはできないのである、診てもらえないということが診療拒否されることが現実にあるからだ、都会だったら別な医者がいくらでもあり優秀な医者を選べばいいだけである、田舎ではそうはいかないから不利なのである
また田舎では平等性も求めてくる、だからよそ者で金があるとしたら分けてくれとか図々しく要求される、それはこの土地の仲間になるにはそれが当然だとなるからだ
もともと住んでいる人なら違う、ある人が金をもち豊かに暮らすとなればうらやましいとなるからだ、たた土地の有力者がそういうことはない、それはその土地で認めているからだともなる、公認されているからだともなる、そうなると田舎でぱ住みやすいとなる
別にその人は贅沢してもかまわないとなるからだ
ただ周囲の眼が常にあるのが田舎である、だから田舎は常に監視された社会だとなる
とにかくあいつはいい家に住んでいるなとかいい車に乗っているとか話題になる
それは隠しようがないからだ、その目から逃れることはできないのである
スーパーでさえどなものを買っているのか籠の中までみている
高いものを買っているなと女性はこまかいから見ている、それで相馬市の女性は原発避難者が高いものを買っているとスーパーで見て不満を言っていたのである
だから田舎では見てないようでも見ているのである、監視されているのである
こうなると息詰まるようになり嫌になる、だから必ずしも自分は故郷とか田舎は嫌な面があった、ただまた反面田舎の静寂と自然に没入するに性格的に向いていたので詩を書いていたのである
どこにでもいい面と悪い面がどこにでもありこれはどうにもならない、田舎の人間が素朴だと人がいいとかは今はないのである、むしろ人間の悪質が眼に見えて露骨に現れやすい場でもあるそれで私が常に言っているのは「神のその暮らしを隠した」ということが実は桃源郷だったのである、そこに人も自然の中に隠されて見えない人の顔も見えない、それが理想的な状態だったのである、人間の顔が現れる時、そこに醜いものが隠しようがなく現れるからである
もしかしたら人間は蛇なのかもしれない、藪とか草叢に隠れていればいいが姿が現すときもっとも嫌悪するものだからである
そこまで言うのもなんだが自然の中に隠されていればそれが見えないからである
ただ別に田畑で働く人間はどういう人かわからない、それが醜いとはならない、自然と調和して労働しているから一つの絵なのである
故郷の片隅生きる我なりき虫鳴き幽かここにとどまる
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