十年一昔
(津波も原発事故も忘れられる?)
何か私のプログのアクセスが半分くらいに減った、訪問者はさほど変わらないが記事が読まれなくなった
一か月に十万ページビューくらいあった、二つ分がありダブルからわからないが津波と原発記事が読まれたことが間違えない
それらが減ったということは想像できる
俳句とか短歌とか思想哲学とか文学とか宗教とるとそもそも読む人が限られているからだ
たニュースとかなると読むし読まれないと意味がない、それで常にニュースは読まれる
また大衆向けのものはyoutubeでも見られるとなる、それはテレビと同じになっているだ
ただそれも一時的であり飽きられる、継続的な価値あるものはその人が死んでからも読まれる
つりその時々のアクセス数とかとは関係ないとなる
作品にしても後世に残るようなものはかえって今の時代には読まれないことがあるからだ
その価値を判定することができないことがあるからだ
でも非常に難解なせのでも評価されるようなっているものがある
だか数だけを求めるとそれもはかなく消えてしまう
とかく内部ですら何か関心がなくなってきている、津波のことを今も放送している
それを語っていたとしても何か見ない、もう飽きたとかもなる
それだけ十年過ぎると関心がなくなる
第一津波の時に生まれた人は十歳になっているしまた津波以後に生活を変えた移住した人もそうなる
だから津波でも原発事故でも他所に移住した人は子供でも故郷の意識がなくなる
移り住んだ場所が第二の故郷だとなってしまう
十年一昔というのは本当にそうだと思う、あれだけのことでもそうなってしまう
内部ですらそうだとしたら外部ではさらにそうであり関心がなくなっている
新しいことが起きてコロナウィルスとか起きて忘れられてゆく
関心が常に変わっているからだ
ただ原発事故はまだ廃炉事業とか具体的に被害がつづいているので関心がある
でも津波に関しては何か忘れてゆく、関心がなくなってきている
ともかく人間ほど忘れやすいものはない、死んだ時点から人は休息に肉体も消失するからその存在もあいまいとなり忘れられる
そんな人いたのかとなるのが普通である、その人が存在したかどうかすらわからなくなる死者は死者から何か働きかけることがない、生者が働きかけない限り死者は存在しないともなるからだ、死者は何か自ら主張することがないからだ
いづれにしろ人間でも70過ぎるともうすでに半分はあの世に移っている
この世にいたとしてもこの世はただ消え去る場所になる
そして次々に身近な人でも死んでゆく、無常を感じることが多くなる
つくづくさよならだけが人生だというのを実感する
この世で逢うということは別れることであり二度と逢わないことである
そして自分の場合は性格もあるが何かもう一度会いたいという人もいない
ただ家族は長く一緒に暮らしていたから会いたいとなるが他は逢いたいという人がいないのである
だいだい人間は金の切れ目が縁の切れ目である、今は特にその傾向が強い
人間のつながりとか共同体とかが喪失しているからそうなる
ただ津波で家族を失った人はまだ忘れられないということがある
それでも十年過ぎるとだんだんあきらめがついて何か遠い存在となってしまう
つまりどうしても歳月がそうさせてしまうのである
家族が死んでもそうである、むしろ今いる人が現実であり関心の対象になり死者のことは忘れやすいのである
だから無数の人間は死んで忘れられるだけだとなる
第一過去に無数の人間が死んでも百年も過ぎて覚えられる人がどれくらいいるのか?
それはわずかであり歴史的人物くらいである、一般の庶民は名も残さず消えてゆくだけである
もうそんな人が生きていたのかどうかもわからなくなる
十年一昔は本当に感じた、人間のことは十年が区切りで昔になってしまうということである、昔が何々があったとか語ることになってしまうのである
ただ原発事故は今も被害が継続していしトリチウムの海への放出とか問題になり関心がつづいている、でも津波のことは忘れられる
ただ個々には忘れられても歴史的災害としては記録されて語られるとはなる
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