冬薔薇(写真で蕾から開くを撮る)
よく見ると雪降っているのが写っている
これせ薔薇なのである
石により薔薇一輪や霰ふる
雪の朝一輪映えぬ薔薇の色
風花に薔薇一輪や籠るかな
蕾より徐々に開きぬ薔薇の花我が庭に見て冬の日暮れぬ
朝に雪降りにつ映えぬ我が庭の薔薇美しく一人見ゆかな
霊前に二人並びて花活けぬ我が家に映え心休まる
この冬薔薇の色がいい、鮮やかである、白も咲いているが映えない、最初は蕾の時霰がふった、それから次の日は雪になった、そして雪が積もった
ここでは雪はほとんど降らない、三回四回積もるくらいである
だから風花になることが多い、雪景色になるのはめずらしいとなる
この一輪の薔薇は本当になかなか開かなかった、時間がかかったがようやく開いたとなるその変化を一人見ていたのである
それを写真にとった、このうよに撮れているのはレンズの効果である
レンズによって違ったようにとれるのである
このレンズは安いのに花をとるには効果的だった、だから意外だった
霊前にも花を活けた、一つはやはり薔薇の花だった、生前は争っていたが今は争わない
でも死んで日にちが過ぎるとどうしても忘れられてゆく
記憶が薄れてゆくからそうなる、これはどうにもならない
時間の作用は大きいのである、人間は時間に対抗できない、そしてただ今の時間にあるものに心は移り奪われるのである
死者を愛せといっても返事もないからなかなかむずかしいと思った
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