秋夕焼け、実り、満月(十五夜)(金色堂)(津波の跡の庭の石)
ここの庭はその松にして記念のように残ししている
小屋が一つ建っている、他は消えてしまった
津波の記念として残しているのかもしれない
ここの近くには新しい家が建っている
みちのくや秋夕焼けに星一
みちのくの秋夕焼や金色堂
満月に星一つ添えきらめきぬ夕べ静かに波のひびきぬ
津波後残せし庭に石のあり月影さしてここを離れじ
美しく満月光る夕べかな実りもどりて癒されるらむ
満月に実りとなれる仕事あれ満月輝き曇りなきかも
紅く染む夕べの雲に満月の光りて黄金の実りもどりぬ
今日は満月だった、2021年の十五夜は、9月21日(火)です
まだ満月ではないにしろほぼ満月だった
今日は快晴だから月も雲に翳ることなく輝いていた
海の方に行ったら満月が輝き昇っていた
波も台風が去り静かになっていた
そして山の方は夕焼けの雲になっていた、秋夕焼である
満月に星がひとつ輝き山の方の秋夕焼けに星が一つきらめいた
やはり秋らしい
右田浜で海から離れた所の家でも流された、でもそこには庭だけが残っている
石がいろいろありいい庭だったそこに平板な石がありこの平板な石が何か大地に密着した感じでいいのである、そしてその石はその家があった所から離れないようにありつづける人間化した石なのである、庭にある石は人間化しているのである
だから人が住まないと余計に淋しくなるのである
それが避難区域となって捨てられた家と庭に感じたからである
ともかく実り季節であり黄金色に稲が輝く、浪江の人が全く草ぼうぼうになっている
田んぼのことに無関心なのは変であった
ただそうなったのは田舎でも農家は一割にも満たないとか少なくなったからである
ただ面積からすると田畑は依然として広いのである
それだけの面積を占めても農業で暮らしている人は一割とかなのである
他の人は会社員であり別な仕事をしている
ただ最近は金融関係はいい仕事ではない、ブラック化している
それはゆうちょでも人をだますような保険を売りつけていたとか地銀でも投資信託とか
理解できないものを売り手数料を稼ぐ商売になった
それは証券会社のすることであり本来の仕事ではない
だから満月が光り曇り鳴きとはならない、曇ってしまうのである
そこに後ろめたいものがありもともとその地域地域に貢献するものであったがそうはならない
ただでは銀行をどうするのかとなるとむずかしくなる
職業とはそもそも何らか業を持っているのである
江戸時代まではそういうことは少なかった、それぞれの分の仕事に励めば良かったのである、だから外国人は日本に来たときみんな幸福そうな顔をしていると見たのである
人間は仕事でもしていることが顔に出る
その仕事がいいものなら顔もいい顔になる、その仕事が悪いものなら顔にでて暗い顔になる
金が入ったとしてもそうなる、顔は偽れないことがあるからだ
ともかく現代は人をだますような仕事が多すぎるのである
農民が大半の時代はそういうことはなかったとも見るからである
秋夕焼けというとき金色堂を見て電車から見た空が秋夕焼けだった
それもみちのくにふさわしいともなる
最近旅もしないで思い出す旅をつづけている
いかに記憶することが人間に大事なのかわかった
記憶がよみがえり旅に行った場所を思い出す、そして詩にしたりする
その時深い詩が作れる、つまり記憶を深化できるのである
だから旅というのは記憶することが大事だったのである
記憶するにはやはり一人旅でないとだめである、二人だと気が散って自然を記憶できないからである
ともかく旅したことを記憶としてよみがえりそれを今まとめている
それも膨大なので整理するのが大変なのである
詩集とするためにまとめている、これは結構骨がおれる
プログでも毎日書くと疲れる、失敗したのはプログを同じものをのせるのに二つ出していることである、予備にしたのだが二つにのせると手間なのである
プログとか意外と手間なのである、写真とかをのせると手間になる
でもこれが自分の仕事であり旅したことが人生でありその実りが詩歌として現しているのである
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