秋の暮、柿、(古磯部ー磯部ー相馬の城跡を回る)
磯部の高台
暁に黄金の実り海明けぬ
鳩の飛び朝露光り実りかな
柿なりて海を望むや古磯部
柿なりて古碑の並ぶや古磯部
城跡をたずぬる人や秋の暮
松に菊主君に仕ゆ城下町
城跡の御堀に鵜のいて秋の暮
街道の松並木行く実りかな
磯部と古磯部とがある、すると古磯部が古いのである、古町とあればそれも古いのであるつまり新しい町が生まれて元あった町が古町となるのである
それは狭い範囲でなっている、磯部でも古磯部が古くなったのは新しい磯部が海岸の方にできたからだとなる
ただ古磯部とは
どの辺のなのか坂を上って越えた入江のようになっているところなのか?
磯部小学校がある高台なのかわからない、高台は新しく住宅地にもなっているからであるつまり古くて新しい場合かあるからまぎらわしいのである
土地でも歴史でも見る場合、その場所が古いのか新しいのかが問題になる
だから墓地を見て江戸時代の墓を見れば古いとなる、また古い碑があれば古いとなる
写真にとったのは高台でありこの碑は時代がわからないが江戸時代のものだろう
あそこには寺がありその寺は古い、となれば高台でも古いのかとなる
ともかく海岸沿いの磯部村は津波で消失した、でも古磯部は残ったのかとなる
坂を越えた入江のようになっている場所が古磯部なのか、あそこは入江のようになっていたとしたそこで魚などもとれたから生活ができたとかなる
その辺が良くわからない、ただ高台からはいつも海が望めるから眺めがいい、そこは津波の被害はなかったのである
相馬市の城跡をたずねる人がいた、相馬市は城下町である、城下町というときどういうことなのか、必ず殿様がいて主君がいたのである、そして侍でも町民でも主君に仕える感覚になっていたのである、それが江戸時代てある
江戸時代とは今の社会とは大きく違っているから理解できないのである
おそらく人と人の結びつきが強い社会である
主君がいて侍は仕える、人と人が強く結ばれていた社会である、そういう社会を理解できなくなったのである、現代ほど人と人が結びつかない時代はないからだ
ただ商品を売り買いして人はただ商品を売買するだけの存在とかなるからだ
城跡の御堀には鵜がいた、鵜がいることは海が近いということである
時々鴎も飛んでくるから海が近いのである
今日は帰りに東風が吹いた、最近はすでに北風が吹いた、だから季節の変わり目になる
冬になれば北風しか吹かないからだ
まだ東風が吹くということは今日は比較的あたたかったからだ
風によって季節を感じる、それは自転車だから感じるのである、車だと風を感じないから風流もないのである
海から太陽が昇り暁になり黄金の実りがあり露が光る、これが海に面したこの辺の景色である、でも山国になれば山から太陽が昇り山に沈むから相当に感覚的には違ってくるのである
【日々の感想(今日の俳句短歌と詩)の最新記事】
- ようやく秋になるー窓に月(朝露、稲穂、秋..
- 特別暑い夏の詩(鷺、涼しい、雷、夏の雲、..
- 小さきものの声(虫の声)
- 秋になっても暑い(ノウゼン、白菊、涼しい..
- 空地空家が増えるー秋がなくなる (..
- 酷暑で疲れるー生け花の心ー若竹に白百合 ..
- 外は危険熱中症になる―街中を流れる川 ..
- 井戸の話の続き―春雨庵のこと(百合の花、..
- 老人は記憶に生きる―ドイツの骨董店の対に..
- 夏の日の田舎の小径の詩(黄揚羽、夏の雲、..
- スーパーヒタチ南相馬市を通過−youtu..
- 空家の庭と芙蓉の詩(夏菊、鬼百合、夾竹桃..
- 昨夜は遠稲妻が光り今日は朝から雷鳴り停電..
- 田んぼの畦道でシロチドリを発見! ..
- 芙蓉、、鬼百合、カンナ、老鶯など ..
- 合歓の花と待宵草
- 蜉蝣は初秋の季語なのか?ー無常迅速の世の..
- 記憶する方法は本でも理解すること ..
- 夏の夕暮れから夜へ(夏雲雀、合歓の花、夏..
- 夏の朝に海へ行く(立葵、ノウゼン、夏燕)..