霊山町の方に行ったが全く記憶が消えていた
(人間ほど忘れやすいものはない)
霊山を越えて霊山町の方に行ったのは20年から30年ぶりくらいかもしれない
それで不思議だったのは霊山神社があるところが道から奥の方にありこんなところにあったのかと不安になり行かなかった、そこまで行った記憶が全くなくなっていたのである
他にも別な方向に行ったこともあった、そこにも行こうとしたが行けなかった
前はゆっくりといろいろ回っていたのである
人間はまずいくらそこを訪れたとしても20年とか30年過ぎると記憶が消失してゆく
だからそこは初めて行った場所にもなっていた
第一霊山が霊山町の方向から見たら違って見えたからである
一つの山でも方向が違うと違って見える、だから何でも印象は一つとはならないのである霊山だったら何度も見ているけど同じ方向から見ていると印象的には同じになる
山を知るという時、実際は山を登らないとまたわからないのである
霊山は前と上っていた、その頃バスが通っていたから行けた
それでバス停があったのをみて昔はバスが通っていたと見た
霊山には古霊山とかあり裏の方にある
古霊山落葉の深く踏み帰る
あそこも神秘的な場所である、それだって一回だけと行ったのでは記憶が薄れる
ただ霊山にしても低いにしても霊山全体を知ることはなかなかできない
岩手山は三回登った、下山したときまだ秋なのに紅葉の盛りでありそれが一瞬にして雪化粧したのである、そういうことはやはり山を上らないとその山の厳しさ感じられないのである
ただこうして山を実感として知ることはむずかしいとなる
頂上に紅葉の燃えて雪化粧一瞬に変わる岩手山かな
岩手山は独立峰であり印象に残る山である、山はそれぞれに違った個性を持っている
霊山はもともと僧の修行の場だった、山岳宗教の場だった、そこで修行していたというけどそれで不思議なのはどうして食べていたのかということである
食料をどうしていたのか不思議なのである、でも山城などでは食料を下から運ぶ人達がいたのである、そういうことで伝説も残っている
第一修行するにしても誰かが食料を運ばねばならないからである
その食料をどうして調達したのだろうと不思議なにる、冬でも寒いから暖房をどうしたのかともなる、霊山は歴史の山であるから他の山とはまた違っている
霊山や巌に木の根秋深かむ
ともかく山は本当に必ず見方によって違って見えるのである、ただ山を知ることは容易ではない、まず山を登ること登山となると体力が必要だからそんなに登れないからだ
とにかく人間は忘れやすい、不思議になるのは50年前とか大学で逢った人がいたとしてそんな人がいたのかとまでなる、本当に実在したのかとまでなる
50年もすぎれば本当にその人が今実在しているのかとなる、実際に死んでいる人もいるからそうなる
霊山などはまだ近いのだからまた行けばやはり思い出すことがある
でも遠くになると思い出すことも容易でなくなるのだ
外国となると余計に思い出すことがさらにむずかしくなる、なぜなら一回しか行けないことが多いからそうなるのだ、ただ一回でも記憶する旅をしていれば思い出す
団体旅行で騒がしく旅していると辺りの景色などが心に記憶されないのである
辺りの雰囲気を記憶するには一人旅がいいとなる、二人くらいでもいいとなる
それでもその場の雰囲気を記憶するには一人の方がいいとなる
ともかく今回霊山町の方に行ったのは本当に不思議な経験だった、全く前に行ったとしてその記憶が消えて始めて行った気分になったからである
ただ体が異常に疲れた、五日寝ていても疲れがとれないのである
筋肉の疲れがとれないのである、ただ写真をとれなかったのでもう一回とるために行くほかない、寒くなると行けないからである
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