冬紅葉、冬薔薇、寒雀、師走(本とかプログとかの整理に追われる)
黒い猫が餌を食べている

籠もるかな曇りガラスに冬紅葉
冬薔薇一片残りはや暮れぬ
忘れけり母の命日師走かな
今日も来ぬ黒き猫かな冬薔薇
冬の日や書庫に籠もるや黒い猫
風花や籠りし部屋に見ゆるかな
葉牡丹の大と小とが一鉢に
風花やハ鉢に葉牡丹籠もるかな
今月も金の工面や寒雀
書庫に入り本の整理や年の暮
故郷や老いをともにし冬景色
玄関に訪う人なきや冬の月
たまゆらにジョウビタキ来て去りにけり朝の静かに石は黙しぬ
冬の薔薇一輪なおも我が庭に咲しをいとしみはや暮れぬかも
冬紅葉というとき母の命日にしていた、何かそれがふさわしいからだ
冬紅葉忌となる、玄関の曇りガラスに冬紅葉が映る、でも散っている
昨日は本当に真冬だった、でもこの辺は雪はふらない、山の方から雪がふきかけて風花となる,ジョウビタキが来て去った、それも空家化した隣の庭なのである
隣の庭には樹木があるからそこに止まって去って行った
そして大きな石がある、何か自分の庭のように見ているのも不思議である
中にも入っているからだ、誰もとがめるものもいないのである
母の命日を忘れていた、15日だった、何か師走は忙しい、家事に追われるのである
その間にプログの記事を書く、すると他に何もできないのである、だからコメントもしていない,フェスブックは一回も書き込んでいない
対話になると疲れるからただ自分一人で書いているだけである
母は内向的な女性であり忍耐強いとかあり自分の性格と似ていた
目立たない女性だったのである
ただいつも忙しくしていたから師走で自分も命日を忘れていたのである
寒雀というとき毎月電気水道ガスを支払いない女性が来る、そういう人が増えてくる
ただ今貧乏かどうかは着たものではわからない、戦前とか明治時代の写真をみるとボロのようなものを着ていた、着た切り雀とかなっていた
それで貧乏だとわかるが今は着るものを見ただけではわからないからである
確かなことは今の貧乏は電気ガス水道が払うことができなくなる人である
また家賃でもそうである、そこに貧乏だと外に現れてくるのである
訪ねる人はない、人間はまともな人がいない、かえって冬の月の光りがさしているだけの方が清々しいともなる、人間にそんな清々しい人などいないからである
老いは冬にふさわしい、冬は家に籠り瞑想して本を読むとか内省するのがいい
自分にとって不思議なのは本を相当に買いためたが理解していなかった
それが理解できるようになったことである
自分の文脈の中で引用できたりする、それまではびっしりと線を引いたりしていたがそれも理解できなかった、まず本を読むことは自分なり読めて理解したとなる
自分の文脈の中で引用したりしてこそ初めて理解して読んだとなる
ただ読んだだけでは理解したとはならなかったのである
何か黒い猫に餌をやっているが家にはあげない、汚れるし世話できないからである
黒い猫はなれない、でも何か書庫に入って本を整理しているとこの黒い猫があっている
猫は何か書斎とかにいるのがにあっているのだ
それで「吾輩は猫である」が漱石から生まれたのである
とにかく自分の書いたものが膨大でありホームページでもプログでも整理しようとしている、この整理が大変な作業になっている、そして不思議なのは読み返してみると自分の書いたことを忘れている、詩でも忘れているのだ、人間とは本当に忘れ安いのである
家族でもあんなに親しく一緒に暮らしていたのに忘れてゆく
これほど人間は忘れやすいのである、だから記録することが大事である
記録したものから文でも写真でも思いだすことがあるからだ
今は記録るのでは発表することもネットでできる
ただこのネットの問題は記録したものが一瞬にして消えることなのである
これが一番怖いのである、それでログをとることが必要になる
クラウドだと便利だがなにかパスワードとか忘れてアクセスできなるとかでも不安なのである、ただ印刷してもそれが膨大になるから簡単にできない、それで困っているのである
ともかく今年も終わる、年の暮は整理に追われている、今また昼の食事の用意なのであるだから暇なし何かをしているのが自分である、これを書く前は掃除していたのである
そして母の命日も気にしていたが忘れてしまった
母は忙しい人だったからこれもふさわしいとはなる
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