地震で家を直すのに苦労
(優秀な大工さんの仕事を見る‐樹と人間の共通性)
●受け継いだ家で苦労する−50年過ぎて老朽化している
地震で家を直すのに苦労している、いつもいる部屋を改造することになりそれが手間になる、何か地震で多少曲がったらしい、でも水平器で調べたら曲がっていなかったという
でもサッシを交換するとになりこれも金がかかる、どうしても一旦大工さんに頼むと
大工さんのペースで恣意で仕事がすすむ、頼んだ大工さんは優秀でも自分なりに仕事をすすめたい人だから何か言うこともむずかしい
そもそも家でも素人が何かを言うのは注文するのは難しいのである
なぜなら構造的な面とかで答えられないことがあるからだ
やはり建築はまず安全を計ることが第一だからである、今回の部屋はもともと玄関だったところを部屋にしたのて基礎とか良くできていなかった
それから一部の柱が腐っていたとか古くなっていたのである
私の家はすでに50年過ぎて老朽化していたのである、それで今回の地震でまた傷んだのである、すでに東日本大震災と次に一二年前の地震でもいたみ今回の地震で相当に傷んだ
この家には相当に金がかかっている、家を持つことは修復とかまた増築とかあると金がかかるのである、だから一軒の家をもつことはそこに大工さんだけではない様々なものがかかわる
今回は流しから水漏れがあり新し流しが必要になる、それも結構高いとなる
水を流す管も水もれしたり水がもれて木が腐っていたのである
こうして家は様々なものがかかわり金がかかる、だからそこに需要が生まれる
それで景気を良くするにはみんなに土地とか安くして家をもたせることだというのもわかる、そこから様々な需要が生まれるからである
家を持つことはそこからいろいろなものが必要になる、装飾も必要になる、するといろいろ消費するから景気が良くなるというのは確かである
だから高度成長時代は次々に新しい家が建ったからこれも好景気になった原因だったなる今は逆にそうして建てられた家が膨大なの空家化しているのである
●樹もゆっくり育った木は丈夫である、年輪を見る
大工さんの話を聞くといろいろ興味深いことがある、年輪が詰まっている木、ゆっくり育った木は丈夫でいい木だという、そういう木はゆっくり育っているからだという
これは人間と同じだとも見た、人間も自然のリズムに合わせてゆっくり育ったらやはり丈夫な木として育つということである
まず木が育つには50年とかかかるからそれ自体長い時間が要する、それに合わせれば人間も長い時間で育つのが自然の理に合っているということである
即製できないのが自然であり人間だともなる、即製したものは十分に育だたないうちに使うから使い物にならないともなる、人間もそもそも即製できない、本当に人間は成長するにしても何かを理解するにしても長い時間が必要なのである
私は何でも奥手だから詩とかの表現でもなかなかうまくいかなかった、でもだんだん自分なりの詩を作れるようになったと自ら思う、ただすでに死が近くなってそうなったのである
ゆっくりと時間をかけて成長した木は年輪が細かい
ゆっくりと時間をかけて育ってきた木は年輪も細かくなるので、比較手比較的固く締まっていて、年輪の見た目も均等に揃っていて美しいです。
濃く密に刻まれた年輪(経験)は自分の未来でとても重要な役割を果たしてくれると思います。
細かな年輪のようにゆっくりしっかり濃く、密に成長していったならば、固くしっかりとした芯ができあがると思うんです。
たくさん成長した年もあれば、ゆっくりとしか成長した年もある。それらがあって、今の自分がつくられていくんだと思います。
将来、立派な木のようにどっしりとした自分という芯をもった人間になれるように毎日を大切に過ごしたいと思います
老人の顔は年輪を刻んだ顔
人生を刻んだ顔
そこに若い人にはない重みと深みがある
あなたは何の仕事であれ
年輪を積み重ねてその人なりの顔を作れ
風雪に一年ごと年輪は刻まれて
大木となることを知るべし
若い人が何でもいいとされるか老人はやはり何でも積み重ねたものがあり
人生の成果として実ったものがある、だから老人を尊ばないことはおかしいのである
ただ無駄に時間を重ねた者は評価されないのは当然である
その差も大きいから若い人は評価される老人になることを心がけるべきだとなる
つまり時間を無駄にしてはならないということである
たとえたいして能力がなくても積み重ねてゆくと成長してゆくのが人間だからである
ただ時間を浪費すると成長はしない、ともかく木から学ぶことがあると思った
私の場合は木とか石を詩にしてきたけど現実の場で木を利用する大工とか森林を相手とする仕事はそういうことを学ぶとなる
人間はとにかく何でも達成するのに時間がかかるのである、即製にはできない、インスタントにはいいものはできないのである、それで高齢化社会は何かを自分を伸ばす個性を伸ばすのにはいいとなる、十分な時間があるとなるからだ、それで60歳以降でも70歳以降でもその才能を発揮できるともなる
その大工さんも15歳から修行して技を身に着けた、ただ体力的には苦しいとなる
ただいろいろ仕事を見ていて補助役をしているから実地に知ることがある
外材でも外国の松は太いから大きいから加工して利用しやすいとして使っていた
松という時、日本の松というとき曲がりくねったようなものが目立つ、だから建材としては適さないのかとも見た、でも北海道だとトドマツとかエゾ松がありあれは太いて真っすぐなのである、そういう松があり外国の松だとまた違っているとなる
ただトド松やエゾ松は建築材料としては使われていないのである、加工しにくいためらしい
●松の長所
1、 粘りがあり、強度や耐久性に優れている。
2、 経年変化と共に、素晴らしい色艶を出します。
3、 成長が遅く、年輪の割合に肥大成長が小さく目のこんだ材ができるので、杢が強く浮いてくる。よって、銘木としても評価が高い。
4、 赤身材は水に強く、かつては水道管に松の赤身を使用していた地域もある。
5、 杭木として使用しても非常に強く、東京丸の内の区画造成にも山陰の地松が使われた。
6、 暑さ寒さに耐え、乾燥地や山の急斜面、風当りが強い場所でも育つ。
7、 節操や長寿を象徴する木として尊ばれている。
8、天から神々が降り給うのを“まつ”という意味から松という名前が付いたという様に、古くから神聖なものとされ、現在では松竹梅、鶴亀と共にめでたいもの(縁起物)とされている。
硬くて丈夫で艶が良いので、階段材・地板・床材など強さを求めるなら、真っ先に浮かぶのがマツでしょう。天然の地松が中心となるため、次第に希少性が出ています。中国地方はこのマツの自然林が全国でも豊かな地域なのです。気候風土や土壌に恵まれてマツ独自の強く硬く色艶の良い特色が色濃く出ています。構造材・階段材・敷居などに用いられる素材としてはこれに優るものはないでしょう。
マツ科の針葉樹。特にアカマツ・クロマツ・ゴヨウマツ・ハイマツなどマツ科の植物をさします。トドマツ(モミ属)、エゾマツ(ハリモミ属)、カラマツ(カラマツ属)は属が異なるので、通常は松の仲間に入れません。ハイマツなどを除き、多くは高木となります。雌雄同株で葉は針状で二本・三本・五本の束生。球果は「マツカサ(松ぼっくり)」と呼ばれます。マツは北半球全体に分布しており、現在把握されている総品種数は約93種にも上るとされています。その中でも建築用材として特に適しているのが、アカマツ・クロマツなどの日本のマツなのです。
マツ(松)という名前の由来ですが、日本では古くから神聖な木として考えられていたようで、神がマツの木に天から降りることを、待つ(マツ)という説と、松の葉が二股に分かれている様子から、股(マタ)が転訛(てんか)して、マツ(松)という名がついたという説もあります。
松材は非常に丈夫な木材で耐荷重性にも大きな力を発揮します。 建物の梁桁などの横架材に採用されるのはその為で組み立て式ウッドデッキの土台や大引、根太には 最適な木材選択といえましょう。ウッドデッキに使われる松材は年輪の詰まった(目細)松材を 吟味して選別していますのでこの面でも安心してお使いいただける木材選択をしています
二方柾のような心去り材、断面が大き い梁材、無節材などの取りやすい大径木が、 国産材には少なくなった現在では、大径木 が多い外国産材に依存することが多くなり ました
あらゆると ころで使われている木材は、密閉したり、 厚い塗装で覆わない限り呼吸し、生き続け ています。
木は切られて、挽かれても、割られても 生きています。
そして、その木の寿命分だ け働くことができます。
また日本でなぜ外材を利用するようになったかというと値段だけではなかった
こうして大きく太い木があり建築材として加工しやすいということがあったのだ
それで外材を利用するようになった、そして値段の面では日本の森は山にありそれを切り出すのが苦労でありそこで値段が高くなり外材と競争できないと言っていた
確かに山の斜面とかで切り出すことが容易ではない、運ぶことが苦労なのである
外国の森をみるとウクライナでもロシアでもどこまでも平坦な地が森なのである
その規模は余りにも大きいから森に遮られてそれが国境にもなり安いのである
つまりどこまでも暗い森がつづいていてそこから抜けられないという世界なのである
そのスケールは日本とは桁違いなのである
硬くて丈夫で艶が良いので、階段材・地板・床材など強さを求めるなら、真っ先に浮かぶのがマツでしょう。天然の地松が中心となるため、次第に希少性が出ています。中国地方はこのマツの自然林が全国でも豊かな地域なのです。気候風土や土壌に恵まれてマツ独自の強く硬く色艶の良い特色が色濃く出ています。構造材・階段材・敷居などに用いられる素材としてはこれに優るものはないでしょう。
マツ科の針葉樹。特にアカマツ・クロマツ・ゴヨウマツ・ハイマツなどマツ科の植物をさします。トドマツ(モミ属)、エゾマツ(ハリモミ属)、カラマツ(カラマツ属)は属が異なるので、通常は松の仲間に入れません。ハイマツなどを除き、多くは高木となります。雌雄同株で葉は針状で二本・三本・五本の束生。球果は「マツカサ(松ぼっくり)」と呼ばれます。マツは北半球全体に分布しており、現在把握されている総品種数は約93種にも上るとされています。その中でも建築用材として特に適しているのが、アカマツ・クロマツなどの日本のマツなのです。
マツ(松)という名前の由来ですが、日本では古くから神聖な木として考えられていたようで、神がマツの木に天から降りることを、待つ(マツ)という説と、松の葉が二股に分かれている様子から、股(マタ)が転訛(てんか)して、マツ(松)という名がついたという説もあります。
松材は非常に丈夫な木材で耐荷重性にも大きな力を発揮します。 建物の梁桁などの横架材に採用されるのはその為で組み立て式ウッドデッキの土台や大引、根太には 最適な木材選択といえましょう。ウッドデッキに使われる松材は年輪の詰まった(目細)松材を 吟味して選別していますのでこの面でも安心してお使いいただける木材選択をしていますhttp://www.hi-ho.ne.jp/shaka/matumokuhenn.html
二方柾のような心去り材、断面が大き い梁材、無節材などの取りやすい大径木が、 国産材には少なくなった現在では、大径木 が多い外国産材に依存することが多くなり ました
あらゆると ころで使われている木材は、密閉したり、 厚い塗装で覆わない限り呼吸し、生き続け ています。
木は切られて、挽かれても、割られても 生きています。
そして、その木の寿命分だ け働くことができます。
●日本の森と外国の森
それで森の木を切るにしても日本の場合、山が森だからその木を運び出すのが苦労なのである、コストもかかるのでそれで外材との競争していけないと言っていた
日本で野というとき斜面のことなのである、原は平坦な地でも野は違っている
それで入野というときそうした山の間の斜面のことなのである
日本にはそういう地形が多いから野とは日本独特の言葉にもなった
我が恋は まさかも悲し 草枕 多胡の入野の おくもかなしも (万葉集)
ともかく大工さんでもこうして何かスキルを技術を身につけた人は強い、それは例え原発事故であれ津波であれ他の市町村に移住してもその技があれば尊ばれからである
何も技がない人は仕事もなく補償金でギャンブルに明け暮れているだけだとなり回りから良く思われないからである、みんな苦労して働いているのに避難民は遊んでいるいい身分だとなってしまう、もう十一年も過ぎたらもう被害者として補償してくれというのもなかなかできないし回りでも受け入れない、お前達は死ぬまで避難者であり被害者であり補償してくれということはそれは地元でも受け入れがたいとなる
だから会津の方に行った避難民でタンス職人とかがその技を示して歓迎されたとかある
やはり何も与えることができないものはそういう時困るともなったのである
ただ馬齢を重ねるだけでは尊ばれることはないのである
タグ:人生の成果 松のこと 大工さんに学ぶ 地震で壊れた家 築50年の家 年輪を見る 外材の利用 日本の森と外国の森の相違 生涯の仕事を持つ 人間と木の共通性 ゆっくり育つ木がいい木 家の話し 家で苦労する 尊敬される老人 老人に学ぶ 若い人の目指すべきこと 仕事の重要性
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