田舎の孤独死の怪
(隣の人が死んでいても二カ月わからなかった)
この住宅はコンクリートであり隣の物音など聞こえるかもしれない
でも二カ月も死んだのがわからなかった
二カ月も見かけなかったらおかしいと思うかもしれない
ただこの人は日ごろから付き合いがないからそうなった
回りの人が悪いわけでもなし冷たいことでもなかったのである
市営住宅の隣の人が死んでいるのに二カ月もわからなかった
その隣に住んでいる女性を知っている、良くしゃべる人である
それにしてもなぜ隣に住んでいても死んだのを知らなかったのか?
その女性は気さくに誰でも話す人なのである
その死んだ男性は変わり者でありあいさつもしなかったという
付き合いはなかった
でも知っている女性と立ち話していたらその死んだ人の兄が通って行ったのである
兄弟がいたのにそれも付き合いがなかった
これもどういうことなのかわからない
つまり近くに兄弟がいても付き合いがなかったということなのか?
それにしても隣に住んでいる人が死んでも二カ月もわからないものだろうか?
その時は冬だから匂いもしなかったという
その女性はいろいろ気を配る人である、それでも隣の人が死んでいて二カ月もわからなかったというのも謎である
もう田舎も都会と同じだよ
こう言うのもわかる、市営住宅だから特殊にしても底辺層がいるにしても田舎でそういうことが起きるのか?
というのは田舎だと誰だ出入りしているかと四六時中監視されている
近くに親戚がいて監視されている、女性が出入りしたりするのも監視されている
それが田舎である
でもここで孤独死した人は誰も関心がなかったということも謎である
ここの市営住宅には金属の塊りをぶらさげてただ毒口をつくだけの迷惑老人がいる
この人は話しかけても話すこともない、ただ毒口をついているだけだという
こうなると本人にとっても生きることがただ苦しいだけではないか
本人自体が地獄に成ってしまわないか?
何か前に他の市営住宅にいて追い出されたとか言っていた
市営住宅には何か問題な人たちがいることは言える
猫十匹飼っているエホバに入っている女性がいる
底辺層は創価が共産党に入っている
それで名古屋に行った時、そこも市営住宅地であり共産党と公明創価の宣伝があり
おそらくそういう場所ではどちらかに属していないと生活できなくなっている
とにかく〔田舎も都会と同じだ」というときこの孤独死は特殊なことではないかもしれない、田舎でも別に関心を持つとしても監視しているとか何か苦しんでいる時
他人の不幸は蜜の味となる、それがあからさまなのである
そういうことを話題にして楽しむのが田舎だともなる
その女性は農家の出である、それでも(農家は汚い)としきりに言う
そのことは戦後食料不足になったとき都会から食料を高価な着物とか骨董品とか何か食料と交換したとき嫌というほど思いしらされた
農家の人が素朴とかはない、田舎の人間が素朴とかないのである
ともかく田舎でも底辺層がいる、そこはみじめだとなる
むしろもしかしたら江戸時代の長屋のような所では人情があったとか見る
現代はむしろこうして隣に住んでいても無関心だったとなる
ただその人による、死んだ人は普通ではない、異常だったともなるからだ
でもそうして孤独に死んでゆくのも悲惨である
でもまたそうなり安いのが現代でもある、それは都会だけのことではない、田舎でもそうなのである
何か原発事故で復興住宅でも団地のような所でも孤独死があったとされる
孤立してそうなった
でも逆に仮設住宅では一軒一軒であり協力しあって一人暮らししていた人が喜んでいたというのも不思議である、そこは江戸時代のような長屋のようになったのかもしれない
年配の女性でも辺鄙な場所に住んでいたからいつも近くで逢えるからいいと言っていた
これも意外だった、田舎だと離れて住んでいるからである
女性は話し好きであり話すのが生きがいともなるからだ
現代の問題は一人暮らしが多くなることである、すると孤独死も増えて来る
最近知った大工さんも離婚して小高から原町に移り住んだ
すると一人になる、それで家事とかで困っている、でも仕事するから仲間もいる
でも家に帰ると一人なので今までは違ってくる、がらんとした家に一人でいることになるからだ、とにかく離婚する人もまた熟年離婚になる人が多いのである
死別もあるが一人暮らしが増える、すると孤独死に増えてゆくのである
とにかく近くに住んでいても何の仕事をしている人かわからないことも多い、田舎でもそうなのである、そこで人間関係が希薄化している
ここで孤独死した人は特殊な人だからそうなったのだがそれでもこうなりやすいのが現代だとなる、田舎でも都会のように他者の関係が希薄化している
ただ田舎は逆に関心を持つにしても同情するとかではない、相手の不幸を喜ぶ関心だとなるから困る
結局この世の中で住みよい場所などないのである、田舎だと自然がありその美に身近に接するとしても人間自体はいいとはならないのである
それにしても隣の人が病気になり福祉の車に乗せられていた
こうして病気になれば福祉関係の人が来る、でもそこには二カ月間死んだまま放置されていたのである、ただ突然死んだからそうなったともなる
病気になったら福祉関係の人が回るからである、それがないから突然の死で放置されたのかとなる
ともかく高齢社会ではこうして孤独死する人は増えて来る
そうなると阿部前首相が殺害されたが世界中からお悔やみがあったりするからそれが悪いものでもないとも見る、一方全く兄弟すら付き合いがなく放置されて誰も知らず死んだ人がいた、その差も大きいとなる
その人は冬に死んだけど夏だったらこうはならなかった、匂いがするからである
いづれにしろ一つの田舎の怪であった
【福祉医療−老人問題(家族や親戚や墓のこと)の最新記事】
- 家の修復が依然として続く (水漏れ..
- 茅葺屋根の家は冬はあたたかく夏は涼しい ..
- 発達障害とは何か-50歳でも大きな子供で..
- 親の遺産を跡継ぐのが60過ぎては遅かった..
- 人間の性格の謎 (A型の大工さんと..
- 土地の大工さんに頼むリホームと外部の会社..
- 高齢化社会では老人の価値が問われる ..
- 家族だけでは介護でも障害者でも看ることは..
- 突然人は逢えなくなる、すぐ近くでも逢えな..
- 深刻な8050問題ー貧困化福祉の崩壊の恐..
- 精神障害者とは何なのか (そもそも..
- 愛は死んでも消えない (家には愛..
- 老人医療は総合診療が必要 (体の部..
- 愛とか慈悲が一番実行されにくい (..
- 金だけで解決しない人間の問題 (特..
- 大学がかかわり久山町の健康増進運動はなぜ..
- なぜ医療費が増えるのか、病院、医者に頼り..
- 全体的俯瞰的思考ができない現代文明社会 ..
- それぞれの土地と家の物語 (歴史も..
- 自分の家の歴史ー地震の後片付けで生前整理..