晩夏―お盆は終わる(夏の海、夏燕、夏の鳥、虹 揚羽蝶)
電線に山鳩がとまっていた
朝早み釣り人あれや夏の海
夏の海光りまぶしく朝に来る
朝早み波音ひびき夏燕
我も濡れ一雨ふりて夏の鳥
山鳩に虹の断片里暮れぬ
夕燕盛んに飛ぶや夏の暮
雲赤く漁船帰るや夏の海
草深しジャコウアゲハ二羽の飛ぶ
大窓に三度ほど映る夏の月
月見草草叢深く咲きにつつ里は暮れにきつつがなしかも
秋めきて夕風涼し鉢植えの桔梗を買いぬ我が家にそ飾らむ
我が家に帰ればかすか虫の音の聞こえて我は一人かな
石二つ庭の日影に今日もあり黒揚羽来て去りにけるかな
行燈のともしびあわれ幽かにも面影浮かび消えにけるかな
我が墓にお盆に参り花さしぬ家族はみな死に月日は過ぎぬ
我が家に鉢の桔梗やそれぞれの人生を語り郷土に生きぬ
お盆も終わった、今は季節的には晩夏なのだろう、まだ暑いからだ
でも30度くらいだと涼しい、一回外に出たら雨がふったがふぐやんだ
空を見たら虹がかかっていた、でも断片でありすぐ消えた
山鳩が電線に止まり道路の水たまりに雲が映っている
ジャコウアゲハは8時ころ飛びたちまた庭にもどり飛んで消えた
そして真野川の土手の道を行くとジャコウアゲハを二羽みつけた
この辺を飛んでいるらしい、二羽もいたというのはめずらしい
蝶道があるとかいいうからこの辺を飛んでいるみたいだ
晩夏でもあきめいてきている、虫の音も聞こえる、スーパーから鉢の桔梗を買って飾ったやはり今夏から秋に向かっている、でもまだ残暑があり夏である
夏は夏らしいのがいい、でも34度とかなると厳しい、ぐったりして何もできない
頭も働かない、とにかく今年は暑くて遠くに行けない、原町に昨日は行ったが熱中症を恐れているので行けない、だから家に籠っているのである
海の方には夕陽がさして雲が浮かんでいる、そして漁船が帰ってくる
これがこの辺の日常的風景である、朝には海に太陽の光りがまぶしく釣りする人がいた
ここは海からの風が涼しい、会津とか山の方になると暑くなる
でも川があって川風がありそこにもやはり涼しさがある
ともかくまだ夏は終わらない、夏はもう最後に熱く燃える、高校野球のように熱い青春ともなる
ノウゼンカズラは一時散ったが今も盛りに咲いている、この花だけはこんなに咲く、これは夏にふさわしい花である
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