2023冬の俳句短歌8(冬の暮の庭の石−芽吹く花の蕾ー母のこと)
母は隠れるようにあり姉は目立つ
新春や松が枝に添えるボケの花
満月や新春三日縁起良し
土壁の蔵に家古り冬柳
家古りぬ社やここに冬の暮
門古りて前田に育つ冬菜かな
津波にそ社流されその跡に枯木一本守り残りぬ
津波後庭の残りてあわれかな石に寄りにつ冬の暮かな
冬の川ひびき清らかその音を聞きつつ歩む心静かに
平穏の日々こそよけれ冬の薔薇我が一人見て暮れにけるかな
石と石物言わずあれ冬の日や穏やかにしてここに暮れなむ
姉と母今は亡きしも冬の暮思い出深く我が家にそあれ
我が庭に根付く木のかたへ久しく見ずや石のあり堅きものかな
我が母の目立たずありぬ陰にあり石の堅きも冬の暮かな
白百合の一輪咲きて我が家に待ちにしあればまた一輪咲く
狭き庭椿牡丹薔薇の芽のふくらむを見ゆ楽しみなりき
今日ひさしぶりで庭を見て水をやった、玄関の木には水をやっていた
でも狭い庭でも全部水をやるのも手間で忘れていた
億の庭を見たら椿の蕾がでていたし牡丹の蕾もでていた
やはり春になっている、今年はもしかしたら春が早いのか?
そして新しい部屋では庭が板で遮られて下の方が隠された
それを庭に出て久しぶりで見た感じになる
根付いた木がありそこに石があったのを見た
その石は堅いと思った、それは母のことを思った
母は目立たない女性であり陰の女性だったからである
そして馬鹿真面目で働くばかりだった、そこで性格的にかたよってものになっていた
面白味のない女性となっていた、それも生い立ちが恵まれていないからそうなった
花より庭に豆を植えて置けとか花にも興味をもたなかったからである
ただ人間は誰かのお陰でありうる、陰になる人がいて表に出る人がいる
それでお陰さまでとなる。、陰になる人がいることを知るべきだとなる
私の家族の不思議はおおらかな姉がいて陰となる母がいて成り立っていた
こういう家族も他からはわからない、でも自分にはいい影響を与えたのである
母だけで父が死んだ後維持できなかったからである
何か母親べったりとなって育つとかえって子供は母を嫌うことがある
そこに緩衝材として叔父とか叔母とか祖父母とかがかかわると子育てにいいとなる
それが核家族でくなったことが子育てが母親一人の負担になることが問題を生んだのである
花でも家に飾ると白百合でも待っていないと咲かない、その待っている時間が実は大事なのである、期待して待っている、それが実は無駄なようで人間にとって有効な時間なのである、それは駅で待つということがありそれが人間的であり駅を活かしていたのである
でも高速道路では待つとういことがないのである
車で寄ってすぐ出て行くだけだとなる、確かに便利なのだがそれがかえって人間的なものを喪失させていたのである
だから高速道路のSAに行くけど魅力を感じないのである、あそこで遠くから来た人と話すこともないからである、駅でちょっとでも話すことができてそれが良かったのである
現代はとにかく人間的なものが喪失してゆく社会である
一見無駄なように見えても無駄とはならないのが人間なのである
それで老子の無用の用の思想が生まれたのである、あらゆものが用で埋め尽くされた都会とかはそこに人間的な空間が失われてしまったからである
御刀神社は津浪でも残った、でも社は流された、この神社ゆ由来は相当に古い、物部系統であり原町の桜井古墳の時代のものである、それは海老とはエヒであり蝦夷(えぞ)なのである、海老には古墳がいくつかありこの辺では古い場所なのである
江(え)とつく地名は蝦夷がいたときからある、江垂(えたり)でもそうである
津浪で判明した江垂の地名の謎 (気になる江のつく地名2-地名伝説には嘘が多い)
気になる江(え)の地名 (蝦夷(エミシ)もエである)
今年はどんな年になるのか?新年に三日ほど満月がでていた
これは吉兆なのかとも見た、何しろ災難が自然災害でも病気でも多すぎた
それで平穏でありたいとなった、何か私は異常だったのたけど30年くらい平和に過ごしていた、そこで引きこもりとなり沈黙業をしていたともなる
だからこういう人生も不思議だとなる、今なら引きこもりとかニートが本当に田舎に多いのである、そういう人とどういうわけ自分は田舎町をぶらぶらして逢うからである
これも時代である、そういう人が普通にいるのが現代なのである
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