世界を見る基本は地理(地政学)―覇権争いが世界史の現実
(ウクライナの戦争をどうみるかも同じ)
世界の地政学から世界史を見るとウクライナの戦争をどう見るのかとなる
それは遠大なものになるから簡単にはできない、でも確かに現代はアジアではない、西側がヨ−ロッパが中心になって作られた世界である
世界の西欧文明化であった、大航海時代からそれは始まったのだからその期間は長い
ヨ−ロッパの延長としてアメリカがあった、大英帝国が七つの海を支配して次にアメリカが覇権国となりドルが支配することになった
それから米ソ対立の冷戦があり冷戦ではアメリカが勝利したとなる
しかし次に覇権国としてのしあがってきたのが中国である、それで米中対立の時代になった、今や中国がロシアの兄貴分になった、実際ウクライナの鍵は中国が握っているからだともなる、それだけ中国の力が強くなったのである
アメリカ自体が中国と同じく国土が広く巨大な国である、アメリカとヨ−ロッパとは大西洋をはさんで離れているようで一体でも、つまりアメリカ側からみれば確かに大西洋で離れているようでもヨ−ロッパは大平洋で離れているより身近なのである
つまりアメリカから見ればヨ−ロッパはつながり強く結ばれているともなる
歴史的にもそうである、ヨ−ロッパの延長としてアメリカがあったとなるからである
ただロシアはアジアなのかとなるとそうともいえない、アジアでもありヨ−ロッパでもある、なぜなら顔だちでもモンゴル風でありアジア人の容姿の人もいる
ロシアはアジアの混血でありまたヨ−ロッパとの混血民族だとなる
それは民族というだけでなく文化的にもそうなのである
ギリシャ正教会からルーシーとはロシア正教会になった、それはアジア的なものにキリスト教が変質したとなる。
ロシアはまたスラブ民族はイスラム教と一体化しているから宗教的に複雑である
ともかく東西文明の交流が500年周期であるという説、それは余りにスケールが大きいから理解しにくい、ただ現代は西欧文明の挑戦を世界で受けた時代だった
アジアでは西欧文明の挑戦を受けて日本が最初に世界史の舞台に出てきたのである
中国はヨ−ロッパの植民地化されたからである、だから第二次世界大戦で覇権国になろうとしたのである、世界史は正義とか関係ないのである、アメリカが正義の戦争として日本を攻撃して支配したというのは別に正義を実現するわけではなかった
世界の覇権国がアメリカに移る戦争だったのである、その前の覇権国はイギリスだったのである、七つの海を支配したイギリスでありポンドが基軸通貨となっていたのである
だから日本は悪でありその悪をころしめるためにアメリカが戦い勝ったとかいうのはアメリカの勝手な見方であり世界史は覇権争いでありその延長としての戦いだったとなる
そこに正義など関係していないのである
むしろヨ−ロッパはアジアを蹂躙した侵略者だから悪だともなる
要するに正義で争っているのではなく覇権争い覇道の争いが世界史なのである
ウクライナ戦争でもヨ−ロッパがありアメリカがありロシアがあり中国がありその狭間で起きたことである。もし中国がロシアについて一体化すればヨ−ロッパとアメリカとロシアと中国の二つの陣営に分かれて大三次世界大戦ともなる危険がある
その狭間に日本が置かれて日本は苦慮してウクライナのようになりかねないのである
実際に太平洋戦争では日本はソビエト連邦とアメリカによって分割支配されることにもなっていたからである、その時中国は共産主義革命となり力を持たなかったのである
では冷戦の時は共産主義と民主主義の対立でありそのための戦争だったとしているが実際は覇権争いだったのである。民主主義でもそれが世界の普遍的なもはのとはなりえない
今民主主義自体が危機に瀕しているのはそのためである。民主主義は大衆民主主義になりポピュリズムになりナチスとなった歴史をみればわかる
全体主義と一番近いのが民主主義でもあった、また共産主義とは全体主義であり独裁でもあった。だからどっちにしろその政治体制で世界は決まらない、覇権争いでありそれがウクライナの戦争となったのも歴史は繰り返すとなる
いづれにしろ地政学というとき世界を見るのには欠かせない、でも世界は巨大だから地政学で見るとしてもその視界が狭いから簡単にできないのである
一番簡単なのは聖徳太子が聖徳太子「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す…」である
この解釈はいろいろあっても地理的な単純な事実を言ったともなる
なぜなら太陽が昇り沈むということは一番心に残ることだからである
日本でも太平洋から太陽が昇る、山に沈む、でも日本海になると山から太陽が昇り海に沈む、それは大平洋とは全く逆なのである、だから太陽がどこから昇り沈むとういことは地理で一番印象に残るのである、韓国に行くと海から太陽が昇るその方向が日本になる
日本から見れば日本海に太陽が沈むのである、アメリカでも西海岸に太陽が沈むのであるだからこれは別に中国の隋の皇帝を侮辱するものでもなかった、ただ地理をそのまま指摘したに過ぎないのである
太陽が昇るというとき近江では琵琶湖に西が高島とかでありそこから東があづまであり
そこから太陽が昇るのを見た時もなるほどと思った。西は陽の沈む所であり琵琶湖の湖西線があり比良の山に太陽が沈むのである、ただその光景は見ていない、それで旅した時はどこから太陽が昇り沈むのか見ると地理としてわかりやすいのである
世界史はいろいろあっても空間軸と時間軸で見る、でもそれがスケールが大きいから理解しにくくなる、でもまず世界を見る時地政学で見る、地理から見るのが基本にある
なぜなら時間軸でみるときさらにわかりにくくなる、でも地理は地球が形成されて以来
基本的に変わっていないのである、海が陸地になったり陸地が海になったりしないのである、人間の歴史感覚でみればそうなる。とすると変わらない地理から見れば基本的なものは理解するとなるからである
ウクライナでも地理からみればヨ−ロッパとアメリカとロシアと背後の中国のせめぎ合いなのか覇権争いなのかともみる、それが今度は日本に波及してくる怖さなのである
米中の狭間で日本がウクライナのようになりかねないのである
ただ日本が明治の時に東西の橋渡し役だと指摘されたように本来はどっちにも組みしないのがいいのである。でも現実的にはどちらかにつかざるをえない、そこで日本もウクライナのように引き裂かれる危険がある。またそういう地理にある
だから地政学を知ることが基本になる、日本は一方に偏ると危険になる
でも中立を保てないとしたらどうするのかとなる、それでインドとかオーストラリアとか第三の勢力を構築するということにもなる、それは三国志と同じだとなる
タグ:米中対立の時代 ウクライナの地理 日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す ウクライナと日本の地理 世界史は地理から見る 地政学が基本 東西の対立と融合 東西の興亡 世界史はは覇権争い 日本がウクライナになる危険
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