物価高に苦しむーデフレからインフレへ
【適正価格を知るべき】
●デフレ時代長く物価が安すぎた反動が今出ている
一番身近に感じる物価高は食品である。なぜならそれは毎日買うし食べているからである。それが20円でも30円でも高いと感じてしまうのである。大判焼きが150円だったのは200円になっているのは高いと思って買えないと見た。
その他コンビニに行くと何でも20円とか30円は上がっているそしてお菓子でも中身が半分くらいに減っている。それは実質値上げなのである。ただ気づいたことは葡萄などはもはや高級品であり買えるものではないと思った。
でも安い葡萄が出ていてそれを買っている。私自身は貧乏だったので長い間贅沢をしたことがない。だから多少お金が入っても贅沢はしない。そもそも貧乏性が習慣になっていたのである。私は旅をしたとしてもいつでも最低の宿を探していた。私はただそこで寝るだけでいいと思っていた。私の目的は何か旨い物を食べるのではなく旅をすることだったからである。
人間は日頃の生活が習慣化して習性化してくる。それをなかなか変えることができないのである。貧乏性になるとそれもなかなか変えられない。また逆に裕福な生活をしてきた人もその生活を落とすことはできない。私は果物は好きで果物は一応それなりに買って食べていた。でも今年は梨が高いので買わなかった。それで安く売れ残ったものがあったのでそれを買ったらまずかった。得したと思って買ったが結果的には損だった。
そういうことは前にもあった。ただ梨一個250円とか300円までなっているので高いと思った。でもよくよく考えたら250円でも高いとは言えないものだったのかもしれない。今までの物価は本当は安すぎたのかもしれない。安いということは消費者にとってはいいことだが生産生産者にとっては苦しいことであり体。いかにして安くするかということで苦労するからである。
ただあまりに高いと葡萄などは本当に高級品であり金持ちしか手が出ないというふうに見た。それがまるで宝石のようにも見えたのである。でも果物が好きだから食べたいと思った。それで安い葡萄を買って我慢しているとなる。
とにかくあらゆるものは上がっている。でも年金生活は年金は上がらないし貯金はあっても利子もつかないだから物価高は年金生活者とか老人には余計に響くものとなる。でも人手不足だから働ける人は賃金が多少上がっているかもしれない。賃金が上がらない上がらなければこの物価高にもう対応できないからである。
最低限の生活のしてる人はまともなものは食べていない。するとそれは体に影響する。その体に影響するということはもっとも悪い影響なのである。老人にとっては健康が最も大事だからである。健康を喪失すると金があってどうにもならなくなっ。だからこそ健康に気をつけねばならないのだが物価高で果物でも野菜でも上がる時苦しくなる。
でもその健康の源の食品の選択を誤ると体にじかに影響する。だから多少高くても基本的に食品を安物には全部することはできない。ただお菓子などは贅沢品となったかもしれない。どこかで何かを減らさざるを得ないのである。
●回転寿司のネタはにせもの
原材料の粗悪化も進めていた。たとえば、回転寿司のネタはニセモノのオンパレードというのはよく知られるようになっているのだが、これらのニセモノは本物とはまったく違う「安い原料」を使って作られる。
*偽装、代用の例
ヒラメ→米国産アメリカナマズ
天然マダイ→ティラピア
キハダマグロ→赤マンボウ
カツオ→南半球産アロツナス
アナゴ→ウミヘビ科のマルアナゴ
ブリ→南半球産シルバーワレフ
ヒラメのエンガワ→オヒョウ
カンパチ→コバンザメ近隣種スギ
スズキ→ナイルパーチ、ブラックバス
アイナメ→深海魚のヒモダラ
アワビ→ロコ貝
赤貝→サルボウ貝
クルマエビ→養殖ブラックタイガー
レストランやスーパーで売っているカニ爪フライも、海老フライも、イカリングのフライも、今ではすべてニセモノの安い原材料を使って作ることができるし、実際ニセモノが堂々と売られている。
要するに本物を食べていない。本物を偽装したもの食べている。それが現実なのである。なぜなら安くするにはそれなりのものしか使えないからである.でも本当の本物の寿司を食べようとしたらばか高くなる。それは金持ちにしかできない食べられないものになっている.
ともかくデフレ時代が長かった。そこで安物志向が習性になってしまったのである。だから本当の価値あるものはどういうものかわからなくもなっている。葡萄などばかだ買い物があるがそれはもともとそれだけの価値あるものだったのである。価値あるものはやはり高くなる。それは市場の原理で当然である。でも安物志向が習慣化して物価でも何でも安くなければならないという感覚になっていたのである。でも庶民からすればそれは当然のことである。高いものを買うにしても買えないからである。今これだけ物価高になり年金も少ないとか収入も上がらないとすればさらに安物思考になってしまう。すると健康に影響して寿命でも縮まるとなってしまう。
そもそもやはり物には適正価格がありあまりにも安いとかあまりにも高いとなると問題になる。デフレ時代は安すぎたということはある。それで物の価値が歪められてきたのである。梨が一個200円にしろ250円にしろそれが適正価格なのである。それを高いと見るのは問題だったともなる。もはや安さには限界がありそれでは作る人が生産者がやっていけなくなっているのである。なぜなら肥料代とかでも上がり人件費でもあげねばならないからである。
そういうことを考慮すると100円くらい上がってもそれが適正価格だったということ認識したので。でもみんな金がないのだからそれが適正価格でも高いと思うし現実に買えない人が増えている。それだけ日本は総じて貧乏になっていて購買力も無くなっているのである。ただ確かなことはこれまで物価は安すぎたということである。そしてこれだけ円安になると金の価値は持っていても低下するだけである。だから年金とか貯金だけで暮らすということは厳しいものとなる。貯金があっても利子はつかない。その金の価値は目減りするだけだからである。
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