2025年04月30日

トランプの関税問題はグローバル経済の危険を世界に示した 【実際の戦争にも発展するし国家の自立も奪われるー東北の飢饉も米の単一商品化が原因】


トランプの関税問題はグローバル経済の危険を世界に示した
【実際の戦争にも発展するし国家の自立も奪われるー東北の飢饉も米の単一商品化が原因】

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農業生産が輸出志向に偏りすぎているとの指摘もある。国家配給公社(Conab)の統計によれば、国内で消費される米やフェイジョン豆の作付面積が、2005〜24年で各43%、32%減少する一方、輸出向けの大豆とトウモロコシはそれぞれ108%、63%増加した。食糧栄養安全保障国家評議会(Consea)のエリザベッタ・レシネ会長は、「こうした傾向は国際価格や為替変動の影響を受けやすく、将来的な国内供給の安定性に懸念が残る」と警鐘を鳴らす。

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輸出向けに農業でもシフトすると問題が起きる、大豆とトウモロコシの生産に偏り自国の食料を供給できなくなる。
こういうことはグローバル経済では起こり安い、それが歴史的にも日本国内で江戸時代起きていたのである。
なぜなら東北では米は商品作物と化して江戸に送られていた。だから

東北地方の諸藩は、財政を維持するために大坂や江戸に米をどんどん廻していました。
その結果、備蓄米がほとんどなくなってしまい、飢饉が起きた時に対応ができなくなってしまったというのが真相のようです。ある意味人災といえるかも知れません。
そんな東北地方の諸藩の中で、松平定信の白河藩では市場の米を買い占めて備蓄をしていたために、それほど被害は大きくならなかったといいます

天明の大飢饉では飢えのあまり人肉を食べたって本当?


田沼意次の政策 経済を発展させる一方で、食糧危機への対応が甘かったのです。そのため、天明の飢饉が起きたとき、農民は売れる作物ばかり作っていて、自分たちが食べる米がなかったという状況になってしまいました。

東北地方の諸藩は、財政を維持するために大坂や江戸に米をどんどん廻していました。
その結果、備蓄米がほとんどなくなってしまい、飢饉が起きた時に対応ができなくなってしまったというのが真相のようです。


天明の大飢饉では飢えのあまり人肉を食べたって本当?

政治の失政があり飢饉になった。備蓄していなかったとかあり米を商品として江戸に送っていて地元の人に米が回らなくなった。また米という単一商品に頼り米がとれなくなった結果飢えにつながった。
それはグローバル経済でも起こっている、コーヒーだけに頼りそのコーヒーが売れないと地元で他の作物を作っていないので飢饉にもなる。
つまり今起きている米不足問題も歴史的に考察すると見えてくるものがある。

外国に売るための食料を作っていては危険になる。単一のものを生産していると危険になる
つまりグローバル経済は一国内での経済を超えるものとなりバランスを欠けることになる

日本だったら車だけを作っていろ

そしてアメリカから麦であれまた米でも安いのだから買い

こうなることが危険なのである、そして必ず外国からアメリカでもそのために独立性が失われる
食料がないことはアキレス腱となり独立が失われる。

それは石油でもそうである、石油が入らないとお手上げになり外国に従わざるを得なくなる
現代の戦争は今トランプの関税でもめて米中の対立ともなり戦争に発展する危険がある
グローバル経済は全部否定するのではないが危険があることは知るべきである。
特に食料を得られなくなれば終わりだともなるから怖いのである

第一アメリカの農業と日本の農業を比較したら日本の百倍とかの生産力がある。飛行機で種まきして広大な土地で収穫するのだから全く競争などできないのである。そうしてアメリカに食料を頼っていたらどうなるのか、アメリカの奴隷にもされるとなる。だから農業では日本は太刀打ちできないのである。その差が余りにも大きすぎるからである

グローバル経済では工業製品は競争しやすい、農業は別なのである。そこまでグローバル化することは危険である
だからこそアメリカからの大豆を輸入しないと中国が対抗するときアメリカの農民がトランプを批判するようになった
アメリカにしても買うだけで売るものがなければ国は成り立たなくなるからである。
グローバル経済はこうした矛盾があり全部が成り立たない、やはり一国でのその風土に見合ったものとして自律することが基本にある。それはアメリカでも同じであり他国から輸入ばかりしていたら自国の経済が成り立たないからアメリカファーストになったのである

かつてフランスの自給率が80%程度だったのが、自国でまかなう努力をして食料自給率100%以上にした、という話をしていた。これに貢献したのが、当時の大統領のド・ゴールだ。彼は「たとえ1kgでも海外から食料が入ってきたら独立国家とはいえない」と宣言した。

日本はトウモロコシや大豆、小麦などのほとんどを輸入している。小麦を例にとってみると、米国・カナダ・オーストラリアの3か国から輸入しており、この3か国でほぼ100%を占めている。日本で販売されているパンのうち、国産小麦を使っている割合はたった3%。残り97%は海外産小麦だ。

「食料・農業分野は、貿易自由化の犠牲にされ続けてきた」と語っている。自動車などの工業製品の輸出を伸ばすために農業を犠牲にするという政策がとられてきた。

学校給食では、1950年ごろから、コッペパンが出るようになった。これも米国の小麦輸出を推し進める戦略とは無関係ではない、とされている

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学校でコッペパンを給食で食べていたからなつかしとなるがそれも日本人に麦を食べさせるアメリカの策略だったともなる。
またこうして貿易戦争にとどまらずそれが実際の戦争まで発展したこともあり警戒される
なぜなら日本はアメリカによって経済制裁されて石油が入らなくなって追い詰められて戦争に突入したともされるからである。また日本の特攻隊も飛行機の燃料の石油がなくて片道しか燃料がないから帰ることもできなかったともいわれる
つまり石油が燃料が無ければ飛行機であれ船であれ動けなくなる、つまりその時点で戦争に負けるとなっていたのである
だから貿易戦争が経済戦争が実際の戦争につながることがあり危険なのである

要するにグローバル経済は一見平和の協力と見えてもそれが一転して戦争に通じていたから危険なのである。
だからそもそもグローバル経済は成り立たない、貿易は必要でも今のような世界を市場化した経済は無理なのである
一国で自給してその上で足りないものを補うことが理にかなっているのである。

米騒動は、大正7年(1918年)に起こった事件で、民衆が米の値下げ販売を要求して米店・資産家・警察などを襲撃したことが原因です。富山県沿岸部で起こり、1道3府32県に波及し、鎮圧に軍隊が出動するなど前代未聞の全国的な暴動に発展しました。米商人が米をためこんであまり売らなくなってしまったため、出回る米の量が減り、米の値段が高くなったことがきっかけでした。 

今回の米の高騰も米騒動の再現にもなる。何かこの米の高騰は政府と農協が結託して捜査して高くしていると指摘している
石破首相は農水大臣でもあったことがありそれで農協と結びつきがあり米の流通を操作しているとしている
それもわかりにくいが農協とかでも巨大な利権集団となりそれが米の流通ともかかわてそうなったとなる
要するに飢饉でも備蓄してい白河藩ではならなかった。政治的問題としても飢饉が起きていた、今回の米の高騰も政治的問題として起きていたのである。つまり天災ではなく人災という面もあったのである
ただ現代はグローバル経済になりその仕組みが複雑で何か米騒動のように誰が操作しているのかわかりにくいのである
そこで暴利をむさぼる者がいたとしてもわかりにくくなるのが問題なのである。

いずれにしろ人間に起きる問題はカルマとして起こる、歴史的に起きたことはまた繰りかえす、戦争でもそうだし疫病でもそうだし飢饉でもまた起こるとなる、カルマは繰り返すからである。人間の諺がなぜ今も通用するかとなると人間自体が変わらないからである、いくら科学技術が発達しても人間の欲がなくならないから犯罪もなくならないし罪も犯すことも繰り返し行われる
だから過去にあったことは形を変えてカルマとして繰り返されるのである。その業はカルマは消えることなく繰り返される
罪障消滅というけどそれもおありえない、つまり最終的にその業によりカルマによって人間が滅亡するともなる。
だからグローバル経済が貿易戦争となり世界戦争となる危険を孕(はら)んでいるのである


posted by 天華 at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層
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