遊牧民の詩【大草原を駆ける馬】
by image creator
平原の小さな湖の岸に牛馬が草を食う
敦煌ー鳴砂山
相馬野馬追い
大草原に牛馬は悠々と草を食む
小湖に雲はゆったりと映し流れぬ
広大無辺天と地を分かち展望して
花はいちめんにいちめんに咲き続き
尽きることなきを風は吹き渡る
馬はその大平原を一心に千里駆ける
そこにこそ馬は神により活かされる
一群の馬が仲間とともに走る
たてがみはなびき馬はいななき走り躍動する
翼得て天馬ともなりペガサスとなり
その大空を自由に駆けて飛翔する
そのペガサスの中国に飛び石像となる
大騎馬軍団は一時世界の半場を制す
ヨーロッパまで達して震撼させる
それは悪夢かモンゴルの栄光の時なれ
西安兵馬俑の偉観その顔尽きの多様
地平線に夕陽は真紅に輝き沈む
北斗七星は方向を示して大空に輝き
英傑は生まれ青史に記されぬ
そこに大都市は幻影蜃気楼となる
一場の夢と砂漠の中に埋もれ消える
牛馬知らず悠々と草を食む
一なる神の天地創造の業を知れ
天からアザーンが神の声が響き渡る
大河を越え山を越え海をわたり
人類の興亡の跡の歴史を知れ
遊牧民はその長大な大陸の東と西を結ぶ
雄渾なる歴史の一大絵巻
しかしその栄光もまた朽ちて砂に埋もれぬ
日本人は遊牧民のことがわからない、また大陸のことがわからない、その壮大な草原とか砂漠などないからである。
聖書でも遊牧民の歴史である。羊を飼い移動する民族である。それが日本ではわからないのである
ヨーロッパでも遊牧民の延長でありやはり羊を今でも飼っている。そこに文化の共通性がある
魏志倭人伝に日本には馬牛羊がいないと記されたことでもわかる
それが日本の特徴である。中国も遊牧民の影響を受けているからそこが農業だけの国ではないのである。
そして相馬藩が相馬氏の騎馬軍団によって支配されたということでもわかる、中国でもモンゴルの騎馬軍団に征服されたからである、西安の兵馬俑は圧巻である、騎馬軍団がまさに圧した遺観である。
つまり遊牧民のことがわからないと世界史もわからない、聖書もわからない、イスラエルもやはり砂漠であり遊牧民の延長である
ユダヤ人が入植して農業国家になったが砂漠の遊牧民国家だったのである。
だから遊牧民のことがわからない日本人は世界史でもなかなかわからにのである。
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