遠き幸いの南の島の楽園(詩)
遠き幸いの南の島の楽園
遠き南の島よ
健やかな体を持ち
のびのびと安らかに
その肢体は島に安穏に
着飾るもの無きも
機械と時計に追われることなく
悠々として急がず
果実は豊かに与えられる
人は充たされ嘆かじ
真紅の無垢なる大輪の花は
あどけなくほほえみ
馥郁と香りを放ち辺りに充ちる
ラグーンに白波寄せて
色とりどりの熱帯魚が泳ぐ
花々をめぐり飛び
蜜を十分い吸い
鮮やかな紋の蝶は羽を休める
木陰に休みつつがなく
海の幸の魚は労せずして得られる
葉陰に隠れて大きなでんでん虫
知られずに休み眠る
ただ人よ、その眠りを邪魔するな
争い無き遠き南の島よ
花々に織り成されぬ桃源郷
時の流れはゆるやかに焦ることなく
日々の仕事に従事する
そを飾るは天然の花々にして
貝は波の音を心地良く聞き入る
衣服は最小にしてその肌に涼し風そよぐ
衣服のために労することはなし
陽に焼けし肌を露わにして
人々は和やかに睦み合い
争いもなく貧富の差もなし
島は花々に覆われ椰子の木陰に休む
そこに神は見守り患い無き日の続かむ
桃源郷とかは寒いところにはない、南の島だと衣服もいらず裸でも住める、衣服のために働くことはそんなに必要ではない
寒むかったら着るものや暖房が必要になり労働が不可欠になる。南の島だと余り働く必要がない、果物でもバナナでもふんだんになるから飢えるということもない、だからそこが楽園になる
でもこの世に桃源郷とか楽園があるのかとなるとない、南の島々でも絶えず争いがあり戦争があった。まず人間が存在すれば争いがある。争いの種は尽きることがないのである
つまり桃源郷とか楽園はどこでも住んでいる場所にはない、遠い場所にありそこをイメージするときある
現実に住み暮らす場所にはないのである。もちろん田舎のことで書いたがそこは閉鎖された世界となり異常化した人間が普通にいて変だとも思わないのである。非常識なことでもその閉鎖された場では非常識でもないとなる
ゴーギャンがなぜタヒチに魅了されたのか、やはりそこには文明生活に疲れて原始のままの赤裸々な人間を発見したからである
そこで癒されたとなる。
山のあなた」
作者:カール・ブッセ
訳者:上田敏
山のあなたの 空遠く
「幸い」住むと 人のいう
噫(ああ)われひとと 尋(と)めゆきて
涙さしぐみ かえりきぬ
山のあなたに なお遠く
「幸い」住むと 人のいう
海のかなたに幸いの島ありと・・・ともなる。
でもそういう場所は現実にはないのである。そうした楽園とかはイメージの世界であるだけなのである。
人間が住む場所はそこは理想の国に楽園になることは絶対にない、どこでも人間がいるかぎり災いが争いが生まれる
ただ一時的に旅するならいいのである。田舎が地獄だ書いたがそこに住む人間が地獄を作り出す
何か人間は常に幻想を抱く、でも現実は甘くなくそこにあるのは地獄だったとなる
この詩でもあくまでもイメージの世界であり現実にはない世界なのである。
ただゴーギャンは確かにそこに楽園を見出したのである。楽園はどうしても南の国にある
あまり働かなくても食料が得られるからである。すると人は怠け者になる。暑いからまた怠惰になる
暑いと木陰で休んでいたいとなるからである。日本だと沖縄とかだとそうなってしまうのである。
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