秋の短歌(秋の暮)−葛尾村から三春まで
木の葉散り朝の静けく我がよりぬ社一つ謂われを語りぬ
我が父の葛尾よりいでにけりその道行きて秋深まりぬ
葛尾の道を曲がりて古き碑の何か語らむ秋の夕暮
(葛尾大尽跡)
山深く屋敷跡やいくつあり我がふみにつつ秋深まりぬ
屋敷跡石垣のみを残りしを木の葉の散りて葛尾暮れぬ
奥深く大尽跡や道の辺の碑も古りにき秋の夕暮
みちのくの山の深きにあわれかな近江を想う秋の暮かな
三春へと境越えゆく城跡の残りて親し秋の夕暮
三春へと風越峠越えゆくやゆく人まれに秋の夕暮
妹の兄を思うや昔なれ相馬は遠し秋の夕暮
三春への道は遠しも夕暮れて秋の灯ともる家々見つ行く
高き峰を仰ぎ越えゆく坂なれや秋の朝走るサイクル車かな
(杉沢の大杉)
柿なりて稲架立つ里の杉沢に朝日昇りて大杉仰ぐ
秋の暮−葛尾村から三春まで(俳句編)
http://musubu.sblo.jp/article/21672681.html
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