2008年10月25日

秋の短歌(秋の暮)−葛尾村から三春まで


秋の短歌(秋の暮)−葛尾村から三春まで


木の葉散り朝の静けく我がよりぬ社一つ謂われを語りぬ

我が父の葛尾よりいでにけりその道行きて秋深まりぬ

葛尾の道を曲がりて古き碑の何か語らむ秋の夕暮

(葛尾大尽跡)

山深く屋敷跡やいくつあり我がふみにつつ秋深まりぬ

屋敷跡石垣のみを残りしを木の葉の散りて葛尾暮れぬ

奥深く大尽跡や道の辺の碑も古りにき秋の夕暮


みちのくの山の深きにあわれかな近江を想う秋の暮かな



三春へと境越えゆく城跡の残りて親し秋の夕暮

三春へと風越峠越えゆくやゆく人まれに秋の夕暮

妹の兄を思うや昔なれ相馬は遠し秋の夕暮

三春への道は遠しも夕暮れて秋の灯ともる家々見つ行く

高き峰を仰ぎ越えゆく坂なれや秋の朝走るサイクル車かな

(杉沢の大杉)

柿なりて稲架立つ里の杉沢に朝日昇りて大杉仰ぐ

 

秋の暮−葛尾村から三春まで(俳句編)
http://musubu.sblo.jp/article/21672681.html

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