街中に数十輪の秋の薔薇
盛岡や街にとりどりの秋の薔薇
盛岡や柳枝垂れて秋の薔薇
すぎさりぬ芒に薔薇や日立木駅
一輪の薔薇は散りにき一輪の薔薇は残りて晩秋の道
one rose has scattered
one another rose is blooming still
by the lonesome street in the latest autumn
盛岡は詩的な街である。街中や公園に秋の薔薇が咲いていて心にしみるものがあった。盛岡の街は独特の雰囲気がある。これは仙台とは違う、極めて詩情豊かなのである。
街としてはやはり東北では一番美しい、川が二つ流れていることも詩情豊かにしている。花は回りの雰囲気によって違った様相を帯びてくる。ヨ−ロッパの古い都市を訪ねてなんともいえず心にしみたのが秋の薔薇だった。石の城や石の建物が多いなかで晩秋の日に赤い薔薇が咲いていたのは心に残った。盛岡は何度行っても季節が変われば違ったものとなっている。仙台から新幹線で50分であり1万2千で往復だと安い、仙台には飽きたので盛岡に行こうかとなった。今回は薔薇をテ−マにした。短歌は地元の淋しい道に咲いていた。
抽象画は薔薇と言えばこれが薔薇かと見るが他に題は自由につけられる。一つのイメ−ジにしばられることがないのだ。この抽象画の制作は先に三色のバラをイメ−ジして加工して抽象画にしたのである。
ただソフトを目的もなく操作して抽象画を作る場合と先にイメ−ジがあって抽象画を作る場合がある。
でも結果として抽象画に題をつけても別な見方もでてくるのが抽象画の面白さである。
【旅の思い出(東北-新潟)の最新記事】
- 金沢の冬の俳句十句(冬桜、冬の水)
- みちのく考ー枯野のみちのく、わび、さびの..
- 会津から新津駅ー地名を知り旅を回想する ..
- 青森の詩(青森の地歴の探求)
- 山形紀行(地理的境を知ること-俳句十句)..
- 雪深し(俳句十句) (会津と東北な..
- 秋の日本海に沿って自転車の旅をたどる(俳..
- 青森の青からイメージされるもの (..
- 菖蒲と金色堂 (芭蕉の俳句について..
- 盛岡短歌十首(秋から冬) (盛岡は..
- 最上川、日本海沿いの旅情の秋の短歌連作
- 小国の地名が多いのはなぜか? (山..
- 盛岡短歌十首(秋から冬) (盛岡は..
- 尽きる線路、消滅した村 (山形..
- 奥の細道をだとる(秋の短歌十首)
- 最上川(春秋短歌二〇首) (最上川..
- 七ヶ宿街道を行く(秋の短歌十首) ..
- 北上川の春の短歌十首
- 東北新幹線ー春の俳句十句
- 盛岡は芸術都市(秋日盛岡-詩と絵)