裏口に花を飾るや春めきぬ
石二つよりそい春の日ざしかな
何語る烏と鷺や春めきぬ
節分は季節を分けるからきていた。農耕民にとって季節の分かれ目は大事である。季節の分かれ目に種を選び植えたりするから種蒔き桜とか名前がつく、桜は美的に鑑賞することは農民の間ではしていなかった。農作業の目安として花があった。
種まき桜の名は、この桜が咲くのを合図に、苗代の種蒔きをしたことに由来するという。この日、周囲の田畑はまだ田耕し(たおこし)前の状態だった。苗代の準備はどうなのだろうか?
http://web01.joetsu.ne.jp/~stein/hosogoe-tanemakizakura.htm
これは会津の種蒔き桜だけど写真みるとかなりの古木である。その根元に村の墓所があるからいかにもこの村の古さを語っていないか、
古りにける種蒔き桜やその根元村の墓所あり春を告げしを
この写真を見て一首作った。会津は歴史あるから殿様が作った優れた短歌がかなりあったのを発見した。福島県は磐城や相馬からすると奥深いからわからない広い地域なのである。柳津となると奥会津になるのだろう。ここも通ったことがあり記憶では墓がありその墓がいくつか倒れていて夏でありそこに鬼百合が咲いていたのだ。 ここの杉木立の陰に隠れるように部落があった。地名は不明になってしまった。
墓倒れ鬼百合咲くや奥会津
杉木立木陰の深く一部落会津の奥や墓所をめぐりぬ
花の名前もいろいろでありアイヌの命名の仕方も変わっている。
イトウが来たことを知らせる花ということでフクジュソウの花をアイヌではチライ・アパッポ(イトウの花)といい・・・・
生活に密着しているとこうした名前のつけ方になる。詩人のような美的観点から名前はつけられない、実用的なものとなるのは地名とにているのだ。桜に関しては前にも相当連作として書いてきた。そのつづきがまたある。インタ-ネットは一句一首を書くのに向いていたのだ。本は一冊でありこれを書くには普通の人だと生涯に一冊とかなってしまう。それすらできない人も多い、ところが一句一首を作りまた他者の一句一首を読み鑑賞文をのせることはプログでできるし楽なのである。その一句一首の感想文を参考にする人が必ずいるのだ。というのは人間は生活する地域も違うし生い立ちも違うから思い入れのあるものはその人によって違っていてある一句一首に思い入れがでてくる。それは別に才能と関係ない、あらゆるものに関心をもてる人はいないからだ。その一句一首について思い入れのある文を書けばなるほどと他者にもその文だけは訴えるものとなるのだ。
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