死者は冬の水のように透き通ってゆく・・・・・
死者はだんだん冬の水のように澄んでゆく
死者は日々浄められて
底まで透き通るように澄んでゆく
死者にはもはや触れることはならず
死者はもはや愚かなることは成さず語らず
死者は人に災いを与えず安らかに
死者の心は冬の水のように透き通ってゆく
死者はその澄みし底に落ちるものを知るだろう
だから死者をその透き通る水を乱してはいけいない
死者はやがて美しき汚れなき花と咲くだろう
妙なる美しい楽の音を聞くだろう
死するは悪しきことにあらじ
死者は日々浄められて