2009年03月11日

クロ-ズアップ現代-貧困が教育を奪うを見て


格差社会、不況が教育にしわよせがきている。NHKの高校中退が多くなっているのは貧困のためである。授業料が払うことができないなど教育費に金をかけられない親がいる。このテレビ見て一〇年前くらいだったか二〇年前だったか不登校のことをしきりに放送していた。その不登校とは学校不適応者でありつまり勉強したくないから学校に行かない生徒のことだった。その生徒をどうして学校に行かせるかが課題だったのだ。今は貧乏で行けないというのもずいぶん時代は変わったものだと思う。格差社会が最近の不況で本当に深刻になり様々なところで影響が大きくなっているのだ。

 
鉛筆・消しゴムだけでも、たくさんある子・全くない子と差があるのが実情だ。
 
あるところではノ-トをもらても書き込みを節約するとか、そんなことまでしているのかというとこれは戦前の貧乏時代に逆戻りなのかと驚いてしまう。戦前は鉛筆自体貴重だから親指より短くなるまでつかむことができないくらいまで使っていたしノ-トもこまかくびっしりと書いていた。ノ-ト自体が貴重だったからである。そういう親戚の人いたからその話を聞いた。インタ-ネットでは鉛筆の歴史を調べればいくらでもそういうことが書いてある。こんなに豊かな使い捨ての時代を経験してきたのにそんなにまでなっているのかというのがピンとこないのである。
 
教育を考えると日本人は教育熱心である。江戸時代にすでに読み書きできた人が多い、寺子屋で学習していた。明治になってもさらに教育が立身出世を決めるということで実利的な面から日本人は拍車をかけて教育熱心になった。末は博士か大臣かである。これは今でも受け継がれている。教育の目的は立身出世である。今でも東大に入れば立身出世は約束されている。東大派閥が官僚を牛耳り天下りで巨額の退職金も労せずして入ってくるとかある。学歴社会になったのもそのためである。
 
でも戦前の教育は貧弱だった。義務教育もままならないものだった。子守りで学校にすら行けないとか学校に行くこと自体むずかしい時代でありこれは学校すらない後進国とにている。今日のテレビをみてそんな時代に逆戻りしているのかという驚きだった。教育を考えるとき日本人は向学心が旺盛であり明治には新しいもの欧米から取り入れるために特に熱心になった。今日の日本人の繁栄を作り出したのは日本人の向学心だったのである。戦後まもなくも貧乏であり向学心はあった。その向学心も物欲の向学心、アメリカのような贅沢な生活をしたいということで勉強していた。日本人の教育は常に立身出世の向学心でありこれは明治時代から加速されて行った。
 
団塊の世代から異常なほどの学歴社会となり有名大学を目指す受験競争が熾烈となった。本来学問はそういうものとまるで違ったものからはじまった。真理の探求であり悟りをえるとか宗教的なものが哲学的なものが学問のはじまりであった。それがすべて実業としての学問に変わったのだ。だから私の場合はどうしても学校で懸命に学ぼうとうすることができなかった。だから高校もかろうじて卒業して大学では遊ぶだけで学問の基本すら身につけず終わったのである。意外と向学心は社会に出てから起きる場合がある。低学歴なものは社会の底辺の仕事しかできない、私が経験したのも流れ作業とか全くロボットにされることだった。それでそうした職業だけは嫌だと思ったが何か生きがいのある仕事につくことはできず結局無職のまま今日にいたったのである。これは団塊の世代は一方で金の卵とか集団就職の時代であり大学に行けるのは地方では何人かしかいなかったのである。高校にすら行けない、中卒も普通にいる時代だったのだ。
 
現代の急激な格差社会はまだよく社会で認知されないし理解されていない、だから対応も遅れているのだ。ノ-トも節約して鉛筆も買いないのかとなるとどうしても理解できない、これほど使いすてにしてきた時代なのにと思ってしまう。向学心があっても貧乏で学べないのが戦前まであり戦後まもなくつづいた。次に貧乏でなくなり教育できる環境になっても学習意欲が起こらず中退する人とかの時代になった。大学に50パ-セント以上行く時代はすでに学習に向いていない人も多数行っているのだ。そういう時代に格差社会になり鉛筆とノ-トすら十分に用意できないという格差不況社会を今まで経験した時代からすぐには理解できないのである。格差社会はやはり不況もあり深刻になっていることは確かである。


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この団地はスラム化したような団地にみえる。相当老朽化しているけど建て直せないしなんか危険にさえ見える。貧乏が目に見えてわかる写真である。
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