
山桜村の菩提に朝散りぬ
山桜高みに咲きて朝の風
タンポポや御影石に映え山の村
飯館の家のまばらに夕桜
夕鶯飯館広く棲み分けぬ
夕べなお明るさ残り八重桜
飯館につばめまだ来じ我が帰る
飯館の道幾曲がり淋しかも夕べ花散る樹々いくつかな
飯館は常にさみしき春の夕山間深く小鳥鳴きあふ
夕べなお鶯鳴きつ飯館や牛もなきにつ樹一本古りぬ
飯館に通うバスも廃止なり自転車に行き春の日暮れぬ
飯館に何かあるのか、何もない、作見の井戸は有名である。他に何もない、その何もないところがいいということもある。第一あいの沢といっても溜め池にすぎない、それでも裏山や山間は淋しいところがいいのだ。しんみりとしするところがいいのだ。あんなところで宴会するのは向いていない、瞑想するには向いている。飯館へ行く原町からのバスは廃止したからバスでは行けない、自転車だと坂があるから午後に着くことになる。するとすぐ帰らないと暗くなってしうまのだ。今日はなんとか日が長くなっていたがやはり町についたときは暗くなっていた。なんだか最近また家でごたごたして大変だった。また一息ついてやっと飯館に行った、半年くらい行っていない、ツバメは見かけなかった。もうきているはずだが今日だけ見かけなかったのか、天気は悪かった。いづれにしろ自分は今までのように遠くには行けない、介護となると遠くには行けない、でも近くでも気分転換を計れる。キコリのホテルで湯に入ってリラックスしただけでもいい、小屋の宿があり素泊まりで3600円とか言っていた。とすると今度は素泊まりで泊まり次の日出かければかなりまわれる。ただ今やまた一日泊まることが大変なことになっているのだ。今までは出かけるなら一カ月くらいどうってことなかった。今や一日泊まることが大変なことになる。こんなことなるとは思ってもみなかった。誰か代わりにみてくれないとどうにもならない、これは変わらなかったのだ。せいぜい飯館のあの小屋で一泊するくらいしかない、それが今や旅になってしまっているのだ。
騒音がないことで山の静寂があることで安らぎがあるのに騒音をもたらしたら何にもならない、やっと文明の喧騒から離れ山で安らごうとしたらまた騒音かとなり安らぐことはできないのである。
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