みちのくのとある町なり秋霞
船見えず波打つひびき秋薊
野は枯れて里見守りぬ烏二羽
野は枯れてなお道の辺に月見草咲きしもあわれ月のいずるも
秋霞というとこれもぴんとこないしあまり使わない、でも確かに山脈が霞んでいる、はっきり見えない、やはり秋霞なのだろう。秋霞となるとみちのくにふさわしいのか?浜通りは海と山がある。ただ高い山がないので風景をひきしめるものがないのだ。海も瀬戸内海などとは違う、船が全く見えない時もある荒寥とした感じの海なのである。
月見草がまだ結構咲いている。月見草は長く咲いている花である。今年はまだ温暖なのか?おりしも夕方になり月が出ていた。待宵草とするのと月見草とするのとは感じが違っている。名前によって人間は左右される。名前からイメ-ジするのが人間なのである。
自分ながらなぜこんなに俳句でも短歌でも書いているのが不思議である。若いときは確かに俳句短歌でも書いていたがこんなふうに軽く毎日のようには作っていないしたいしていいものがなかった。まあ、晩年になりやはりいいものができてきているのだろう。晩年はやはり仕事の総まとめになる。どんな平凡な人でも今まで積み重ねてきた経験してきたものをまとめる時期である。ただこれも時間がかかる、家事だけでも追われると何か落ち着かなくなるし介護する人をかかえたらそういう余裕もなくなる。結局プログをつづけることができたのは確かに俳句短歌は第二芸術だとか短いからできたのである。俳句短歌はプログ向きだったのである。長い文章になるとこんなにはつづけられない、プログがあったからこれだけ作り続けることができたのである。
【日々の感想(今日の俳句短歌と詩)の最新記事】
- 特別暑い夏の詩(鷺、涼しい、雷、夏の雲、..
- 小さきものの声(虫の声)
- 秋になっても暑い(ノウゼン、白菊、涼しい..
- 空地空家が増えるー秋がなくなる (..
- 酷暑で疲れるー生け花の心ー若竹に白百合 ..
- 外は危険熱中症になる―街中を流れる川 ..
- 井戸の話の続き―春雨庵のこと(百合の花、..
- 老人は記憶に生きる―ドイツの骨董店の対に..
- 夏の日の田舎の小径の詩(黄揚羽、夏の雲、..
- スーパーヒタチ南相馬市を通過−youtu..
- 空家の庭と芙蓉の詩(夏菊、鬼百合、夾竹桃..
- 昨夜は遠稲妻が光り今日は朝から雷鳴り停電..
- 田んぼの畦道でシロチドリを発見! ..
- 芙蓉、、鬼百合、カンナ、老鶯など ..
- 合歓の花と待宵草
- 蜉蝣は初秋の季語なのか?ー無常迅速の世の..
- 記憶する方法は本でも理解すること ..
- 夏の夕暮れから夜へ(夏雲雀、合歓の花、夏..
- 夏の朝に海へ行く(立葵、ノウゼン、夏燕)..
- 梅雨の晴れ間の俳句ー夏燕、夏雲雀、涼しさ..