月満ちて来年に期す年暮れむ
冬の夜や村々めぐり月明かり
一本の松の枯れつつ街道になお残りて年の暮れなむ
今日は満月がでている。年の終わりに満月が出るというのもめずらしいかもしれない、月の満ち欠けも人間の体や心に影響する。月は太陽と違い満ち欠けするから月の方が影響しやすい、暦も月だからである。今年もいろいろあり大変な年だった。でもなんとか終えた。どうも家族に認知症をかかえてから邪気のようなものが自分の家族をおおい自分にもおおっていた。実際に御祓いでもしてもらいたいというのが実感だった。でもなんとか一応そうした凶運は脱したみたいだ。まだ懸念するものはあっても最悪の凶運は脱したみたいだ。この凶運はどうすることもできない、ただ嵐を過ぎ去るのを耐えるほかない、どうあがいてもうまくいかなかった。次々に悪いことが起こってくる。その時ただ回りは悪意に満ちたものに感じてしまった。凶運になったらみんなそうなる。認知症とはなんだったのか未だにわけわからない、なんとも不思議な病気だった。これを理解することはまだ時間がかかる。
月明かりの冬の夜である。こういうときビルの明かりで昼間のように明るい都会より田舎は美しくなっている。山村ならよけいにそうだろう。月が村々を照らしだしている。それは絵のように美しい。村々や山村はそのように貴重なものである。大都会は自然と離れているからどうしたって美は消える、いくら人工的に美を作っても美にはならない、美を作り出しているのは自然だからである。その自然がないのだから美は作り出せないのである。ただそこに住んでいる人間はどうかとなるとこれは都会と同じだろう。それはどこでも同じである。ただ自然が豊富ならそうした人間の醜さが覆い隠されるのである。罪はつつむであり罪も隠されるのである。人間の業を隠せ・・・人間を隠せというときこれは日本だけではない、共通して人間が自然の中で醜いものとしてあるそうなったのである。
原町に電動自転車でこの頃買物で毎日行っていた。刃物を研ぐ必要があったり家事もいろいろある。今は一部手伝ってもらっているが今年は遂に石巻まで松島から行っただけで一回も泊まる旅をしていない、4年間の間一回だけ一泊の旅をしたようだが旅ができない、やはり同じ景色だけみていると単調になる。この辺は高い山がないからひきしまらないのだ。会津辺りだと高い山があるから気持ちもひきしまるのである。この辺は景色としては平凡である。やはり高い山を仰ぐと気持ちも高鳴るのである。蔵王が見えるがこれも遠くて高くは見えない、もっと真近で見えないと感動を覚えないのである。来年はどういう年になるのか?やっぱり介護中心になるのか?やはり来年は電動自転車で遠くに行ってみたい、これは長距離用であり人力だけのとはかなり違ったものとなる。坂を楽に上れるから長距離でも今までとは違い疲れないとなるとどんどん坂を上っていろんな所に行きたいとなる。坂をすいすい上るのが気持ちいいことを実感したからだ。
- 春の日に飯館村から霊山から梁川へ阿武隈川..
- 春彼岸−墓の役割(白菊の花ー寒さ戻る―雪..
- 春の日に太田神社-岩屋寺- 馬場-高倉-..
- 里に老ゆ(春霞、春満月、梅香る)
- 紅梅の香り気持ちがいい (無垢な幼..
- 春の横峯堤-二宮尊徳の社−梅香る里
- 枯野の海老の浜 津浪で消失した村ー ..
- 橲原村の雪景色-黄金虫、紅梅、冬の灯 ..
- 橲原で見たホオジロの群れの写真 (..
- 春めきて橲原と大原をめぐる (大原..
- 白鳥の写真ー朝日が昇り満月が山に没す
- 冬深む俳句十句 (人間には共有する..
- ダイユーエイトの敷地にある田母神の社 ..
- 真野川の鉄橋の下の白鳥の写真
- みちのくに枯野が似合う(枯野の俳句十句)..
- 冬薔薇、冬の灯、冬の空、枯木、冬の暮 ..
- 2023冬の俳句短歌8(冬の暮の庭の石−..
- 2023初春日本列島栄華の詩 (鹿..
- 元旦の海辺で見つけたイソヒヨドリ ..
- 2023年新年短歌30首 本当の栄..