2010年01月17日

南相馬市市長選挙終える(争点は産業廃棄物問題)


南相馬市市長選挙終える


 南相馬市原町区大甕の産業廃棄物処分場建設をめぐり、産廃処理業者、原町共栄クリーン(同市、新倉春彦社長)が建設に反対し建設予定地の一部を買収した 住民ら6人に3億円の損害賠償を求めた訴訟で、地裁いわき支部(鈴木尚久裁判官)は29日、請求通り6人に総額3億円の支払いを命じる判決を言い渡した。 住民側は即日控訴した。
http://ameblo.jp/penynetpics/entry-10200240041.html
 (2009年1月30日 福島民友ニュース)

産業廃棄物の場所
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col18198.htm

これをやめると金を払わなければならない、この工事の中止で会社は11億円損した。今回の南相馬市市長選挙の争点の一つはここにあったのか?住民側は3億円払うとなると大変である。それで桜井候補側は住民側だったのか?渡辺氏は会社側についていたのか?一人はそのことを聞いて渡辺氏に入れた。産業廃棄物ではここでもいろいろもめていた。東京から産業廃棄物が運ばれて田んぼや海が汚染されるとか桜井候補が産業廃棄物が住んでる近くで問題になり反対の立場で議員として運動していた。確かに東京から産業廃棄物をもちこまれるのは問題である。場所はなかなかわかりにくい所だった。ここだと確かに海に汚染物が直接流れる。他に作っても必ず汚染されたものが流れるのだ。魚は食べない方がいい、ダイオキシンで汚染されて食べられるものではないとかインタ-ネットのサイトにあったのでびっくりした。ええ、魚も食べられないのかとショックになる。ここのサイトは何も安心して食べられなくなる。こうした汚染のことは公にされないからわかりにくいのだ。現市長の渡部氏がすすめた大きな立派な図書館などいらないというのが大方の人の意見だったみたいだ。600億円も借金財政なのに無駄だった。そんなに必要性があるものではなかった。文化的なものなら街作りでありところどころに路地裏でも庭を造り木を植えて石を置くだけでも安らぎの場所が作れる。ITの時代に立派な図書館は無駄だったのである。

今回の選挙では争点が明確でなくて正直どっちに入れていいかわからなかった。情報不足であり市長選挙を知ったの二三日前だった。こうなると調べて考えている暇もなかった。だから本当にどっちにしていいかわからなかった。渡部氏の政策もいいと思うのがあったし桜井氏については政策もわからない、ただ今日来た90才の老人は政治に関心がありいろいろいつも言う。その人がなぜ桜井氏に投票したのかその理由もよくわからなかったが産業廃棄物のことで桜井氏にいれたのかもしれない、もう一人は逆に渡部氏に入れた、市で会社に金を払うようになるから税金の無駄になるからということなのか?ともかく今回の選挙はここが争点だったのか?良く調べられずどちらに投票していいのかわからないが一応批判票ということで投票した。投票率も50パ-セントとかと言っていたからみんな関心が薄い、結局何が争点かもわからなかったからだ。

90才の老人は子供手当てなど必要ない、子供には金がかからない、俺たちは子供を生んだが金などかからない、俺たちは先がないんだから老人に金を使うべきだと言っていたし90になってもまだ生きたいということを常に言っている人だった。現実に背も曲がっていないし投票してきた人だった。これも時代が違うのだから子供に金かかる時代なのだから90なっても老人に金を使いというのは疑問である。もう一人は投票所にも行くことができなかった。最近は寝てばかりいるからだ。いくら老人に金は使うなと言っても90になってもこうして選挙に行く人がいるのだから数ではどうしても老人を味方にしないと選挙に勝てないから老人に金を使うなと政策的には成りにくい、ただ民主党は子供に金を使うべきだとしたのはやはり方向としては正解なのだろう。若者は老人の奴隷だとか常に不満を延々と書きつづけているがそれもわかるのだ。
老人はあまりにも生きることに強欲であり節制がない、長生きすることはいいとしてもその負担が若い世代にのしかかるとしたら社会全体の問題になるからだ。

 

もう一つは粗末な施設でもいいから安くて入れる老人施設を作ってくれというのは切実だろう。療養型とか老健とかもう満員で入れないという、なぜか、皮肉なことに一旦そういう施設に入ると手厚い介護をするから長生きになる。すでに一年も脳出血の人が寝たきりになり介護されている。そんなに長く入っていられるのかと思う。このまま死ぬまでとなると実に長くなり金もかかるのだ。一方で今日近くの老人が肺炎であっけなく死んだ。こうして簡単に手もかからず死ぬ人もいる。これが不思議なのだ。
その人がどういう人だったその生前のことなど関係ない、簡単に死ぬ人は死ぬのである。でも死なない人はなかなか死なない、寝たきりで十年とか死なないのである。この差は大きいのである。


渡部氏が財政赤字で公務員をリストラするというのもこれも地方では影響が大きいだろう。地方で金を使うのは公務員である。理髪店に来るのは公務員が多いというのもわかる。公務員がお得意さんになっているところは飲み屋とかでもかなりあるだろう。地方では公務員がいないと余裕のある家庭はなくなる。そしたら消費も落ちるしみんなが困ることになる。公務員はいらないと言っているのは都会の人である。それは地方交付税など都会 で税金を使っているから常にそういうのだろう。こうした問題も地方から考えると違ったものになる。それでも600億円の借金をどうするのか、国で支払ってくれるわけではない、夕張のようになる危険性もある。だから図書館に金を使ったのは無駄だった。地方が自力でやれという時代に無駄はできないのである。
posted by 天華 at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層
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